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60歳定年後の再雇用希望有無の選択申請
私は、50歳代後半の年齢ですが、会社の人事部から、60歳の定年後に再雇用希望有無の選択申請の案内が来ました。
これに関しては、ずっと悩んでいました。
現在の勤めている部署は、極めて職務内容が厳しいところで、耐えきれず退職する人や、体調を崩す人、休職に追い込まれる人などが続出しているんですね。
私も、このままの職務内容ならば、60歳以降も同様の仕事は続けられないかもしれないと、しばしば考えるようになっていました。
職場環境は、最悪とまでは言いませんが、私のいる部署全体から見ると、助け合う風潮はかなり低下しており、そういったことも退職者などを続出させている要因なんだろうなと感じていました。
幸い、私が直接、所属するグループ(課)については、青壮がうまく混じり合っており(つまり、おじさん軍団と若年層が半分ずつになっている。)、おじさん軍団が若手を育成しようという気持ちがあるので、同じ部の中の他のグループに比べて、かなり良好な雰囲気があるのです。
おじさん軍団は、幸い、教えることに関して全然ケチではなく、若手やおじさん同士でもタダで教え合っています(笑)。
自分の周りの環境をぐるっと見渡すと、こういう部署は激減しているようです。
みんな、自分のことで精一杯で、周りを支援する余力がないのかもしれません。
また、会社全体としても、保険業界全般に言えることですが、この感染症禍以後、実績が振るわず、いろいろなことに目配りや配慮ができにくくなっているのにも、気付いていました。
このような職場環境なんですが、果たして、残るべきか否か、ずいぶん悩みました。
そのヒントとすべく、「定年本」と呼ばれる定年後にどう生きるか、に関する書籍を大方20~30冊くらいは読みました。
それにより、一つわかったのですが、変なプライド(年下に指示されるのを嫌がるなど)さえ持たなければ、定年後の職責はずいぶん軽くなり、それにともない、給料もガクンと減ります。
この前提さえ受け入れることができるのなら、軽い責任になる分、それなりに結構、楽しいかもしれない、という考え方が存在するということでした。
それを踏まえて、改めて、周りをぐるっと見渡してみました。
職場には、60歳定年後、再雇用を選択している先輩が何人かいます。
いずれも知識・スキルに優れた御仁ばかりですが、正直、充分に余力を残して、つまり、大幅に減った給料の額に応じて、働いているように見えるのです。
※ある先輩にインタビューしたら、給料に応じた働きをする旨の発言をされましたから、実際に私の感覚は当たっているのでしょう。
幸い、現状、再雇用希望ありと申請した場合、(健康状態等に問題がない限り、)再雇用となりますが、定年の直前で、「やっぱり止めた」はできるようなのです。
逆に、再雇用希望なしと申請した場合、再雇用は認められないのです。
とすれば、再雇用希望ありと出して、もう少し様子を見てみようと思い直しました。
再雇用時は、給料は下がりますが、社会保険の加入は継続されますので、国保などの自己加入による保険料の自己負担は必要ありませんから、その点は相当なメリットです。
また、もう少し、若手の育成のお手伝いをしたいという気持ちもあるのですよ(^^)/。
そういうことで、人事には、再雇用希望ありで申請をいたしました。人それぞれですが。