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『人類学とは何か』を読む@オンライン

(2022.12.16のブログ記事を転載したものです)

このたび、『人類学とは何か』を読むオンライン読書会を2023年1月21日(土)に企画しました。

心理学の目的の一つとして、「他者の理解」があります。実験、調査といういわゆる心理学研究法にとどまるだけでは他者を理解することはできず、「他者の理解」のためには、幅広い観点から「他者」について考える必要があります。

本書『人類学とは何か』は、「他者」について人類学の視角から考えるきっかけを与えてくれます。心理学を超えた、様々な分野の文献に触れることで、心理学の限界/境界を突破/拡張できるとともに、「心」についていっそう豊かなアイデアが育まれることと思います。

今回の読書会では、本書をリソースとして、「他者」や「心」について考える時間を作りたいと考えています。読書会の詳細は以下です。参加をご希望の方は、下記より参加登録をお願いいたします。

『人類学とは何か』読書会の詳細

日時

2023年1月21日(土)14時〜16時

当日の進め方

当日は対話をメインに会を進めていきます。『人類学とは何か』を事前に読んでいただき、読書後の感想をはじめとした、疑問点、不明点、批判点などを共有して対話していけたらと思っています。

ここしばらくは研究会や勉強会など、「発表を聞く」というスタイルの会が多かったので、新年1回目はスタイルを変えて、参加者全員で対話しながら進めていく、というかたちにしたいと思います。

『人類学とは何か』を読んでいなくても参加していただいて構いません。雑談も交えながら、研究会に参加したメンバーとの交流(知的なものをメインに)を深める機会にしたいと考えています。

関心のある方はぜひご参加ください。

なお、当日『人類学とは何か』を読んで、話題提供(考えたこと、疑問点、感想など)をしてもOKという方は、仲嶺(abcdigroom[at]gmail.com)まで事前にご連絡いただけますとありがたいです(もちろん、連絡なしで当日話題提供していただくのも歓迎しています)。

場所

Zoom
|参加のご登録はこちら
|事前に参加の心得のご確認をお願いいたします

主催

DigRoom:「心」「人間」「心理学」について考える研究会です。
|本会は,日本心理学会の研究集会等への助成による助成を受けています。
|お問い合わせは 仲嶺 真 abcdigroom[at]gmail.com まで([at]は@に変換をお願いします)

本書概要 From 亜紀書房

他者と“ともに”学ぶこと——

他者と向き合い、ともに生きるとは、どういうことか。
人類学は、未来を切り拓くことができるのか。

現代思想、アートをはじめ、ジャンルを超えた影響と挑発をあたえつづけるティム・インゴルド。
世界の知をリードする巨人が語る、人類学と人類の未来。

世界が直面する未曾有の危機にどう立ち向かうべきか。

インゴルドの思想の核心にして最良の人類学入門。

【目次】
第1章 他者を真剣に受け取ること
第2章 類似と差異
第3章 ある分断された学
第4章 社会的なるものを再考する
第5章 未来に向けた人類学
解説
原注
読書案内


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仲嶺真
ただそばにいることがサポートなのかなと思っています。また見に来てください。気が向いたときにご支援お願いします。