鍼灸師が知っておきたい、家族志向のケア〜家族図を書いてみよう〜
在宅鍼灸師のためのマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。「プライマリ・ケア」を担当しています、てつこと長岡哲輝と申します。
これまで私の記事では、プライマリ・ケアをテーマに「患者中心の医療」「レッドフラッグ」「医療連携」「社会的処方」について紹介してきました。
どれも学校であまり学ぶことのない言葉ですが、プライマリ・ケアを学べば学ぶほど、「あれ、これって鍼灸師にも関係あるよな?」と気づくことばかりです。
今回は、鍼灸師なら必ず知っておきたい「家族志向のケア」について書いてみようと思います。
この記事を読んで「あ、これは自分にも関係あるかも!」と思ってもらえたら嬉しいです。
どうして家族をみるの?
家族志向のケアとは「家族という枠組のなかで患者さんをケアしよう」という意味です。
では、なぜ「家族という枠組み」でみる必要があるのでしょうか?
下の表は、アメリカ ワシントン大学のHolmesらが1968年に開発した、「ストレスのランキング」といわれる評価尺度です。
ライフイベント(人生のできごと)のストレス値を0から100で、ランキングにしたものです。トップ10のほとんどが、家族に関するエピソードです。
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