てつ@鍼灸師×プライマリ・ケア

92年生/はり師・きゅう師/修士(臨床鍼灸学)【東洋医学とプライマリ・ケア】がテーマの社会人8年目。社会的処方/患者中心の医療/家族志向のケア/臨床推論/心理学などに興味があります✍️おうちギタリスト🎸https://www.instagram.com/n_tetsu11/

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結局、患者が求めているのは「超シンプル」だった。現役鍼灸師が語る、失敗しない鍼灸院の選びかた。

先日、在宅鍼灸しゃべり場という、オンライン座談会でこんな話題になりました。 「かかりやすい鍼灸院」って、なんだろうね? もし、あなたが「鍼灸院に行こうかな〜」と思ったら、なにを基準に治療院を選びますか? 料金? 場所が近い? 雰囲気がいい?  とにかく、ちょっとハードルの高い「鍼灸院」という場所。 「あそこなら行ってみよう!」と思ってもらえる要素ってなんだろう? そこで今回は、「失敗しない鍼灸院の選びかた」を現役鍼灸師の視点でまとめてみました! 鍼灸院、コンビニ

    • 鍼灸師が知っておきたい、家族志向のケア〜鍼灸師は家族にどこまで関われるか?〜

      在宅鍼灸師のためのマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。「プライマリ・ケア」を担当しています、てつこと長岡哲輝と申します。 患者さんを「家族という枠組み」でケアすることを家族志向のケアといいます。 患者さんに接していれば、子供の話、両親の話、孫の話などなど・・・ どこかで、家族の話が出てくる機会があるはずです。 もし、患者さんの健康問題に、家族関係が大きく影響しているとしたら、そこに気づくことはできるでしょうか? 家族関係に問題があるとして、鍼灸師はどこまで介

      • 鍼灸師が知っておきたい、家族志向のケア〜家族図を書いてみよう〜

        在宅鍼灸師のためのマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。「プライマリ・ケア」を担当しています、てつこと長岡哲輝と申します。 これまでプライマリ・ケアをテーマに「患者中心の医療」「レッドフラッグ」「医療連携」「社会的処方」について紹介してきました。 どれも学校で学ぶことのない言葉ですが、プライマリ・ケアを学べば学ぶほど、「あれ、これって鍼灸師にも関係あるよな?」と気づくことばかりです。 今回は、鍼灸師なら必ず知っておきたい「家族志向のケア」について書いてみようと思

        • 鍼灸師が「社会的処方」を知っておきべき、ただひとつの理由

          在宅鍼灸師のためのマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。 「プライマリ・ケア」を担当しています、てつこと長岡哲輝と申します。 今回は、「社会的処方」って鍼灸師にも絶対必要じゃね?というお話をしたいと思います。 結論から言うと、社会的処方を実践できれば、患者さんの「幸せ」や「健康」に直結する可能性があるからです。 では、なぜ「鍼灸師」がしっておきべきなのか?そもそも「社会的処方」とはなにか?ゆる〜く解説します。 社会的処方とは?ひとことでいうと、こころやからだの

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          お医者さんと連携できる鍼灸師になりたい!〜伝わる紹介状の書きかた〜

           在宅鍼灸師のためのマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。 「プライマリ・ケア」を担当しています、てつこと長岡哲輝と申します。 鍼灸外来では、ごくまれに「すぐに対応しないと"ヤバい”患者さん」に出会うことがあります。 前回の記事では、その見極めかたを勉強しました。 しかし、仮に「すぐに対応しないとヤバい患者さん」を発見したとしても・・・ そう、「その後の対応」が分からなければ、臨床では戦えないんですね〜 「その後の対応=医療機関へ適切なタイミングで紹介する」

          お医者さんと連携できる鍼灸師になりたい!〜伝わる紹介状の書きかた〜

          すぐに対応しないと"ヤバい"患者の見極めかた〜膝関節痛Ver〜

          在宅鍼灸師のためのマガジンをご覧いただき、ありがとうございます。 このマガジンの「プライマリ・ケア」を担当しています、てつこと長岡哲輝と申します。 今回は、私たちがよく遭遇する「膝関節痛」の症例をもとに、 「すぐに対応しないとヤバい患者の見極めかた」を勉強していきます。 在宅では訪問した際、患者の容態が変化していたり、いつもと違う症状を家族から相談されることがあります。 そんなとき、「これはすぐに対応したほうがいいのか?」「ちょっと様子みてもいいのか?」と悩むことが多々

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          はじめての患者中心の医療〜コンテキストを理解しよう〜

          HAMTライブラリーをご覧いただき、ありがとうございます。「プライマリ・ケア」を担当しています、てつこと長岡哲輝と申します。  前回は、「患者中心の医療」における「疾患、病い、健康観」についてお話しました。 今回は、「患者中心の医療」のネクストステップ、「コンテキスト」についてのお話。 患者さんの病気をより「立体的」に「深く」そして「本質的」に理解するには欠かせません。個人的に大好きなセクションです。一緒に学んでいきましょう。 コンテキスト(コンテクスト)とは? さて

          はじめての患者中心の医療〜コンテキストを理解しよう〜

          4/20 在宅鍼灸しゃべり場「老いるってなんだろう?」 を開催します!!

          こんにちは! 在宅鍼灸しゃべり場ファシリテーターのてつこと長岡哲輝です。 在宅に関心のある鍼灸師・鍼灸学生さん向けの 「学びと繋がりの場〜HAMTプロジェクト〜」を運営しています。 HAMTプロジェクトとは? 「Home-visit Acupuncture & Moxibustion Therapist」のこと 「在宅鍼灸師のプロフェッショナル」を人材育成をとおして、「鍼灸が当たり前にうけられる社会」をめざしています! 在宅鍼灸しゃべり場とは? HAMTプロジェクト

          4/20 在宅鍼灸しゃべり場「老いるってなんだろう?」 を開催します!!

          はじめての患者中心の医療〜疾患、病い、健康観を探ろう!〜

          HAMTライブラリーをご覧いただき、ありがとうございます。「プライマリ・ケア」を担当しています、てつこと長岡哲輝と申します。  前回の記事では、プライマリ・ケアについてざっくりと解説しました。  今回は、プライマリ・ケアの核となる「患者中心の医療」にフォーカスしてみます。 患者中心の医療とは? 「患者中心の医療」と聞いてどう思いますか? 患者さんの要望を一方的に受け入れるサービスでしょうか?また患者さんの訴えに真摯に耳を傾けて優しく対応する接遇のありかたでしょうか

          はじめての患者中心の医療〜疾患、病い、健康観を探ろう!〜

          3/16 はり師・きゅう師国家試験お疲れさま会!!〜From在宅鍼灸しゃべり場〜

          こんにちは! 在宅鍼灸しゃべり場ファシリテーターのてつこと長岡哲輝です。 在宅に関心のある鍼灸師・鍼灸学生さん向けの 「学びと繋がりの場〜HAMTプロジェクト〜」を運営しています。 HAMTプロジェクトとは? 「Home-visit Acupuncture & Moxibustion Therapist」のこと 「在宅鍼灸師のプロフェッショナル」を人材育成をとおして、「鍼灸が当たり前にうけられる社会」をめざしています! 参加者の声HAMTプロジェクトでは、毎月1回「

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          「鍼灸師の学校」参加レポ Day2~スピリチュアルから救急まで、家庭医ってステキやん~

          今回も「鍼灸師の学校」講義受講しました! わたしが選択しているのは「鍼灸臨床力が上がる基礎医学講座」 医はき師てらぽん先生から家庭医療のノウハウを教えてもらってます! 前回てらぽんへの愛と、家庭医療がおもろいって話をnote書いたら、 Twitterでこんな反応が(笑) 推しからのリプうれしいですね〜(笑) 今回は「スピリチュアルペイン」「危険な患者の見極め方」について教えてもらったので、まとめと感想をちょっとだけ。 スピリチュアルペインをちゃんと拾い上げる 人間

          「鍼灸師の学校」参加レポ Day2~スピリチュアルから救急まで、家庭医ってステキやん~

          「鍼灸の学校」参加レポ 〜てらぽん愛、家庭医療すげぇの巻〜

          みなさんはご存知でしょうか? いま業界を賑わしている(?)「鍼灸師の学校」というコミュニティについて。 「鍼灸師の自己変革を応援する」というヴィジョンで、各分野の著名な先生方がオンライン授業してくれるというやつです。 最初、これが流れてきたときは「おー豪華なメンバーだなぁ。」ぐらいでしたが、 そのなかにてらぽん先生の「医はき師から学ぶ家庭医療学」っていう授業があって、「これは絶対聞きたい!」と思ったんですよね。 (てらぽん先生は、医師+鍼灸師の免許をもっていて、「医

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          在宅鍼灸の魅力とは?~初体験から気づいた自分のルーツ~

          先日、在宅鍼灸師のてっちゃんとTwitterのスペースで「在宅鍼灸の魅力は?」というテーマでおしゃべりしてました。 あらためて、在宅の魅力ってなんですか? そう聞かれて、色々頭に浮かびましたが、やっぱり大学院で経験した「数々の初体験」がじぶんのルーツかもしれないと気づきました。 看取り、術後のケア、慢性疾患のマネジメント、多職種連携、 上げだしたらキリがないほどの初体験をしたんですね。 そのひとつが在宅医療だったわけです。 「在宅医療」への扉を開いてくれたのは、わ

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          プライマリ・ケア鍼灸師への道〜もし、具合が悪くなったとき誰に相談しますか?〜

          この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

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          高齢者を”まるごと”理解するための、ポイント教えちゃいます。

          こんにちは!「プライマリ・ケア」を担当しています、てつこと長岡哲輝です。 購読者のみなさま、いつも記事をご覧いただきありがとうございます。 今後も、皆さんの臨床能力がよりいっそうアップする、「明日から使える」実践的な記事を投稿していきたいです! 今年もHAMTマガジンをよろしくお願い致します! 高齢者=虚弱ではない!突然ですが、サザエさんの波平さんって、何歳ぐらいだと思いますか?笑 なんと、54歳だそうです。(!?) サザエんが放送開始になったのは、昭和44年。

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          ぼくの一生、忘れがたい経験 〜鍼灸師の卵、はじめて患者を看取る〜

          こんにちは!「プライマリ・ケア」を担当しています、てつこと長岡哲輝です。 気づけばもう12月! 秋から冬ってなんでこんなに時が流れるのが早いんでしょうね。 なんとなく秋ってエモい気持ちになりませんか?笑 ってことで今回は、ぼくの生涯忘れがたい、エモい経験をみなさんとシェアしたいとおもいます。 わたしの「プライマリ・ケア×鍼灸」という考え方の出発点になった症例です。 図やイラストは使わず、テキストのみでお送りします。 Iさんとの出会い、葛藤。鍼灸師の資格をとってま

          ぼくの一生、忘れがたい経験 〜鍼灸師の卵、はじめて患者を看取る〜