鞍替え
今年は2019年以来、「外でのGW」を過ごした。友達と一つ屋根の下、朝まで笑って過ごしたり、広い公園でBBQを楽しんだり、オンラインゲームのオフラインイベントに行ったり、この2年間ではできなかった時間を過ごした。過去の匂いを感じながらこの日々を過ごした。
「過去の匂い」と表現するのは、そろそろ自分をアップデートしていきたいのだ。朝まで笑って過ごした友達も、広い公園でBBQを楽しんだ友達も、オフイベに行った友達も、変化を感じる。見た目が変わったり、中身が変わったり、立場が変わっている人だっているのだ。
ほとんどの人は私の中で変わった部分に気づく人はいないだろう。そういう部分は私は外側に出て来ない。でも徐々に正直な思いを外に出すようになってきているのだ。喋りたくないときは喋りたくないし、何かに対して理由を聞かれたときに取り繕った答えをするときもあったが、そういうことはなくしていくようにしている。どんなにだらしない答えでも包み隠さず言うようになったのだ。
大学時代の私を知る人は「おしゃべりで明るい」という印象があるだろう。でもそれは違う。どちらかというと話しかけてもらいたい側だし、自分から話題を見つけたり振ったりするのは苦手だ。そう振る舞っていたときは誰かの真似をしてやり過ごしてきた。私はアクションするよりリアクションするほうが得意で、それは生きてきてずっと変わらないことなのだ。
とはいえ、人見知りはしないし、埒が明かないときは自ら話しかけたりできてしまうので誤解をされてしまう。コミュニケーション能力が高いというのは、別に自ら話しかけることが得意ということではないだろうと、腹立たしく感じることもある。だからやり直したいと思うこともある。
大学時代にもっと素直に過ごしていたらどうなっていたのだろう。きっと今ある繋がりも全然変わっていたかもしれないし、変わっていないかもしれない。でも誤解をされてしまっている印象は、今よりはマシになっていただろう。あえて私を一言で表現するならば「根が暗いピエロ」だろう。
根が暗いのは変わらないからピエロの部分は辞めていこうとしている。楽しいときは「楽しい」って言うし、楽しくないときは「楽しい」とは言わないようになっている。喋りたいと思ったら喋るし、「これは喋らないといけないかな」と思っても喋りたくないと思ったら喋らないようになっている。
誰かに嫌われないように気にして過ごす日々は辞めて、素直に過ごして、関わりの残してくれる人たちを愛していこうと、心に刻んだのは、GW前だったりする。
素直に過ごしたGW、楽しいGWだったなぁ。この先も楽しい日々が続きますように。読んでいるあなたにも、幸せが続いていきますように。
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