うんこ時計【ショートショートnote_78/創作】
家内が私を追及するので、仕方なく、日曜日の夜に投稿するための、ショートショートの創作活動を、細々としている。
ショートショートノートカードゲームを使い、お題を家族に出してもらう。それをテーマに410字以内で、書く。
今回は、家内に、予めスマホのスロットアプリで選択していた以下の5枚から、お題を設定してもらった。
それでは、本編にまいりましょう。
家内のお題から。
本編、「うんこ時計」、約410字を、どうぞ。
☆ ☆ ☆
青の教室には、どう調整しても5分進んでしまう時計があった。級友達は、役に立たないという意味で、「うんこ時計」と名付けていた。
青は、今朝、悪夢にうなされて起きた。
昼休みが終わる13時に、校舎が爆発するのだ。級友達が、多く死傷する。
ただの夢だ。だが、やけにリアルだった。
ふと、何の気無しに見上げた時計が、12時55分をさしていた。
どこかから声が聞こえた。確かに、ハッキリと。
警報器を鳴らせ!
青は、衝動的に走り出した。そして、廊下に出て、ボタンを押した。
そして、大きな声で、叫んだ。
火事だ!校庭に逃げろ!
呆気にとられた級友達だったが、青が大声を出しながら廊下を走り回ったので、みんなが教室を出た。
さらに先生も騒ぎ出して、急いで校庭に出て、校舎から離れた場所に集まった。
そして、13時。
大音響と共に爆発し。でも、みんな、無事だった。
翌日、テロリストが逮捕された。
青の予知夢と、声。
あの時計は、きっと、神様の、奇跡の時計だった。
☆ ☆ ☆
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。