ネット
ディスポーザーが既に動かないという話を、以前、記事でしている。そしてそういう事態の中で、私が家事をすることになった。
ディスポーザーは、動かないわけだから、ゴミが入ると、当然、詰まる。水が、捌けない。
割り箸を使い、強引に手で回しながら、詰まっているゴミを掻き出して掃除をしながら使っていた。
長女が、何度も、ゴミが入り込まないように、ネットを購入したら?
そう、アドバイスをくれたのだが、初の体験で、どういうものを購入して良いかも分からず、思案に暮れるまま、行動せず、しばらくの間、無策で時が過ぎた。
長女から何度も指摘を受け、自分自身でも、これではいけないと感じ、思い切って百均ショップに買いに出かけた。
そして、購入したのが、これだ。
排水口のキャップに、かけるだけである。簡単だ。
ところが、使っている内に、不都合が発生してきた。
洗い物は、洗剤をつけて行うが、その泡が、纏わり付いて、キャップを時に、浮かしてしまうのである。すると、当然、隙間からゴミが入ってしまう。
そうなると、ネットをしないのに等しいことになってしまう。
考えて、対策を捻り出すと、以下のようになる。
①泡が纏わり付かないように、水は、ネットの上に、シャワーでかける。
→これをすると、あまり、キャップが浮かない。
②そもそも、こまめに、排水口の中を、予め、掃除しておく
→これは、基本だ。
③洗い物をまとめてする前に、ネットを新しいものに換えておく。
→たとえ、キャップが浮いても、前回の作業でネットにかかったゴミまで含めての詰まりは、起こりようがない。
④こまめに水を止めて、水が引くまで待ってから、食器を水洗いする。
→これは、かなり面倒だ。せっかちな私には、不向きな所作である。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
コジ、すっかり、家事オジさんだな。
既に家内にはノウハウになっているようなことから、ひとつひとつ経験していって、追いついていくのだ。
家内は、あるプロジェクトに参画していて。仕事が忙しくて、事務所の側のホテルに寝泊まりしている。日曜日の深夜に戻り、月曜日の昼過ぎにはまた、ホテルに泊まりに行って、そこで仕事をしているのである。
マッサージは、とんと、しなくなった。そのかわりに、家内の健康のことを心配をしている。これならば、マッサージをしているほうが、よほど良かった。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
さっちゃん(注1)は、こういう経験を、もう、30年、やってきてくれていたんだね。
さっちゃん、有難いね。
家事は、ほんとうに、奥が深いね。
やりとりからすると、さっちゃん(注1)は、元気なようである。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、リキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。