ほたる
我がマンションで、6月のある日曜日、粋なイベントがあった。
それは、蛍を、共同のキッズルーム内で鑑賞しようというイベントである。
そこに、長女と、家内と私との3人で参加してみた。
キッズルームを真っ暗にして、蚊帳を張り、その中にホタルを放す。
人の目をならすためにも、キッズルームの隣の暗い準備ルームに入り、しばらく待ち。
人数制限をしつつ、順番に静かにキッズルームの蚊帳の中に入る。
手でホタルを掴まない。静かに見る。観察する。いろいろなルールを徹底して、本当に静かにホタルを観賞した。
もちろん、5分間という時間制限もあり。あっという間に時間が過ぎた。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
それでも、なんだか、堪能できたね。
そんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくん、ホタルを見て気分が良くなったでしょ。倍、出来るんじゃない?
なんのはなしです蚊。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。