仕事動物園【ショートショートnote_90/創作】
家内が私を追及するので、仕方なく、日曜日の夜に投稿するための、ショートショートの創作活動を、細々としている。
ショートショートノートカードゲームを使い、お題を家族に出してもらう。それをテーマに410字以内で、書く。
今回は、次女に、予めスマホのスロットアプリで選択していた以下の5枚から、お題を設定してもらった。
それでは、本編にまいりましょう。
次女のお題から。本編、「仕事動物園」、約410字を、どうぞ。
☆ ☆ ☆
匠は、疲れ果てていた。
万全の準備でプレゼンに挑んだが敗れ。寂れた田舎の動物園に飛ばされてきた。
定時を過ぎたので園内を廻ると、シマウマの厩舎で職員を見かけた。
あ、園長、先に帰ってください。
花子が産気づき。今日は徹夜だという。やむを得ず付き合うことにした。
陽射しが、朝もやを滑らかに照らして新たな命を愛でている。
匠は、何もできず。言いようのない敗北感に打ちひしがれた。
だが、決意した。
3人で、ここを1年以内に立て直す。自らの開発したAIシステムの力をベースに。
1年後、経営を立て直した匠に、本社異動の辞令が出たが、蹴った。
2人の職員は、知恵を絞り抜いて企画を連打し、集客を上げ続けた。
5年後。匠達は世界中の、動物園、水族館、植物園を連携させた。
各々が、各々のポジションでアイデアを捻り、有機的に進化していき、生物との共栄の新たな概念を作り上げた。
匠は、働かされるビジネスマンから、動物と未来を切り開く、アイデアマンになった。
☆ ☆ ☆
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。