ハンター【毎週ショートショート_5・裏】
今日は火曜日。ショートショートの日では無い。だが、なんとなく、たらはかにさんの、毎週ショートショートの裏のお題を、期日までに出したくなった。
それも、荒技で。
もちろん、小牧幸助さんの、シロクマ文芸部にも参加する。
わけのわからない、でも、ショートショートnoteカードゲームのカードを題材にしたショートショートを書いている。
誰が読んで、楽しんでくれるのか、否かは、謎だが。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
書きたいことを、書きたいときに、書きたいだけ書く。これが、悪ガキkojuroの我が儘コンセプトだもんな。
そんなこんなを語ろうとして後ろを向くと。ソファーには、笑顔の家内が、脚を指さして笑っていた。
俺って、悪ガキ?そう聞くと。こう返ってきた。
悪ガキのまんまだね。でも、もう、ガキじゃなくて、ジジイだけど。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
それでは、まいりましょう。毎週ショートショートの裏のお題、そしてシロクマ文芸部参加の、「ハンター」約410字。
☆ ☆ ☆
私の日だ。今日は。
コジは、少し笑みながら、独り言ちた。
獲物を狩る。山でも、海でも。彼は、自らをハンターと名乗り。クライアントの欲するものを、キッカリ時間通り、新鮮なまま、食卓に運び込む。
無闇な殺生はしない。そして、理由に納得した仕事にだけ、命がけで取り組む。
狩りに出る前には、山には山の。海には海の神に祈りを捧げ。太陽に感謝し、月に祈る。
今日の狙いは、沖合いの海で釣る、幻の甲イカだ。
竿は3度しか垂らさない。そこで必ずヒットさせる。プロハンターとしての流儀だ。
1度目の竿はノドグロを釣り上げ。2度目の竿は、手応え十分だったが、巨大な真イカだった。
3度目の正直で幻の甲イカを仕留め。クライアントの家に運んだ。
ミッションコンプリート。
だが、少しだけ足が出た。
ひとりの晩餐は静かだ。食卓には、ノドグロと真イカの刺身を並べる。
そして、イカの端切れを、留守番猫のリキの皿に、そっと置く。
今宵の月は、鮮やかに、ハンターの盃に映えた。
☆ ☆ ☆
■お知らせ■
宣伝会議賞ファイナリストの、私からすると雲上人のアークンのスタエフのライブ配信番組にお邪魔します。
予告については、この記事の紹介コーナーから。
もしもお時間があれば、ライブでお聴きください。聞き逃しても、アーカイブもしてくれると思うので、翌日、URLを貼り付けます。2倍速で、昼寝のお供に。笑
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。
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