雲海
確か、3月の下旬のことだ。随分前の話になる。その頃から、JALの格安チケットキャンペーンが打ち出されて。殺到して取れはしないだろうと言いながら、家内と、それにチャレンジすることにした。
沖縄や北海道などは、さらに人気が殺到するだろうということで、席が何とか確保できそうなところを模索すると、長女が鹿児島がいいという。
そして、スマホやパッド、パソコンなどできる限りの手段それぞれでキャンペーンのホームページにアクセスし。待機部屋で待ち、0:00となった。
すると。なんと、私のパソコンだけがすぐにエントリーでき。鹿児島の往復を、仕事のシフトで行けない長男を除いて、家内と、長女と私の3人分、確保することができたのである。
こうして、我が家の鹿児島旅行が、実現することになった。
ここの中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
奇跡だな。
宝くじなど抽選に当たることのほぼ無い我が家としては、確かに、奇跡だ。
そして当日。飲み会の翌日でありながら3時に起床し。小志朗で出かけ、羽田から早朝の便で鹿児島に向かう。
席は、満席のはずだった。だが、なぜだか、私の左の二席が、空席で。
なんと、窓側の席に移り、雲海を眺めることができたのである。
久方振りの、空の景色。眠いのも忘れ、魅入った。
鹿児島空港に降り立ち。写真を見せると、家内も長女も飛行機の中では寝ていたと言い。
ふーん、良かったね、で、この奇跡については、あっさりと終わったのだった。
今夜から、4月末の、この鹿児島旅行のことを、少し続けて記事にしていこうと思う。
あの時は、冷たかったねなんて、そんなこんなの思い出話を家内に語ろうとして後ろを振り返ると、家内が、脚を指さして、にっこりと笑っていた。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。