SAMURAI BLUE
我が家は、長男の計らいで、ちょっと贅沢なものを持っている。それは、キリンのHomeTapだ。
これは、直送で、毎週、専用の特別ボトルが送られてくる。そしてそれは、時々、通常と違う銘柄を頼んでくれるのだが、ちょっと高価になるので、よほどのことがない限り、それをしてくれることは、あり得ない。
11月の中旬、新たなボトルがまた、我が家に届いた。そしてそれを何の気なしに開封し。予備として冷蔵庫に入れておいたのだ。いつもの銘柄だと思って。
ワールドカップのクロアチア戦の前日のことだ。家内が、私に、すごい剣幕で言ってきた。
コジくん、これを飲まなきゃ。今夜は!
最初、何のことだか、さっぱりわからなかったが、ボトルを見て、中身は通常通りだが、ラベルが特別なラベルだということがわかった。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
不覚だったな。
その夜は、サッカー観戦をしながら、床についた。前半で、そのボトルのビールを、美味しく頂いた。
もちろん、ソファーでは、家内が満面の笑みで脚を指さしながら、こう、言った。
コジくんは、うっかりものだから。私がいなくちゃ、こういうこと、味わえなかったでしょ。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌になると、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。