Xプレミアム
次女のH(注1)は、あるマイナースポーツを地方の実業団チームに所属して細々と続けている。
大学もそのスポーツ選手としていわゆるセレクションで入学し。スポーツしかやっていなかったので、卒論・口頭試問については苦労を重ね。泣きながらやって、何とかかんとか、卒業は、した。
そのチームが時々Xで動画などを投稿していて。それのダウンロードデータが欲しくて、とうとうXプレミアムとやらにサブスクライブ課金をした。
X。旧Twitter。
これ、私にとってはかなり厄介である。
今は時間が作れないので、毎日定型の富士山にまつわる投稿をしているが。
時々、Xから、アカウントを凍結すると脅しが入る。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
コジの投稿は、あまりにも定型過ぎて、ロボットと勘違いされているんだろうね。
そして時々、Mのチームの投稿がされると、そこにアクセスし、写真や動画をダウンロードしていたのだが、TwitterからXになり、制約がかなりついて、それが出来なくなった。
私のような超ライトなユーザーには、年間1万円以上するサブスクなど本来必要ない。
だが、そこは、宇宙一過保護な親として。次女の、ほぼ見られることの無いような僅かな勇姿や思い出は、形に残したいのである。
ところが。最近、いろいろな人の話を聞いていると。私が支払ったのは、アプリ経由で高く。ブラウザー経由だと少し安い。年間だと、かなりの差になると、判明したのだ。
なんのはなしですか。
そんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくん、とことん、貧乏になるように生きてるね。ダメだね。
……。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)Hとは、次女のことである。マイナースポーツのアスリートを、地方の実業団チームで続けている。私にはかなりキツいが。根は、優しい子である。