見出し画像

ビッグラップ【ショートショートnote_72/創作】

家内が私を追及するので、仕方なく、日曜日の夜に投稿するための、ショートショートの創作活動を、細々としている。

ショートショートノートカードゲームを使い、お題を家族に出してもらう。それをテーマに410字以内で、書く。

今回は、長男に、予めスマホのスロットアプリで選択していた以下の5枚から、お題を設定してもらった。


うんこは、しばらく、やめてね


難題だが、オッケー!

それでは、本編にまいりましょう。

長男のお題から。

本編、「ビッグラップ」、約410字を、どうぞ。


☆    ☆    ☆

王は決闘によって、4年ごとに決められる。

ブルゴンは魔法系。レッドンは格闘系の勇者だった。2人とも、タイプは違うが人望の厚い人格者で。決勝戦は、やはり、この2人だった。

ヌンと、2人は幼馴染みで。ヌンは、絶世の美女でありながら、気立ての優しい乙女だった。

ブルゴンはヌンの本心を密かに知り。どうするかは心に決めていた。

決勝戦の火蓋が切られた。だが双方手も足も出さない。

だが、突然、ブルゴンが呪文を呟いたと同時に、道場のマットシートが巻き上がり、一瞬でレッドンを簀巻すまきにした。

だが、ブルゴンが「参った」をして決着がついた。

レッドンのビッグラップにはリボンがついていて。ヌンの前に、吹き飛ばされた。

その光景は国の新たな王と王妃の誕生を祝うには少し滑稽でもあったが、万雷の拍手で迎えられた。

ブルゴンの姿は、既に消え失せていて。再び帰還することはなかった。

国はその後、かつてないほど繁栄を極め。その勢いはとどまるところを知らなかった。

☆    ☆    ☆

■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?