再会
随分前に、レッドキウイのことを記事にしたが、たまたま、家内が休みの日に、スーパーで、わざわざ買ってきてくれた。
このレッドキウイ、スーパーでは、ほとんど販売していない。特別に、ゼスプリが、売り出している時にしか、手に入れられない。
知っての通り、グリーンキウイは、酸っぱい。その点、ゴールドキウイは酸味が少なくて甘い。だが、この、レッドキウイは、甘味がかなり強い。酸味は、ほぼ、無い。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
でも、かなり高くて、我が家のような庶民には手が届かないけれどね。
それでも、買ってきてくれたのである。
我が家の子供たちは、キウイをほぼ、食べない。みんな、酸っぱいのが苦手なのである。
ご丁寧なことに、家内も、酸っぱいのが苦手で。キウイを、あまり、食べない。子供たちには、健康に良いのだと、時々むりやりのように食べさせようとするのだが。
このレッドキウイ、甘いぞと、長女、次女には、吹き込んでおいた。
だが、人間というのは、面白い生き物である。
見た目がちょっと、派手だということも手伝い、やはりキウイは酸っぱい印象が深いのであろう。手をつけなかった。
そして。
ほとんど我が家ではあり得ないことが起こった。
独り占めだ。
甘い、レアなキウイを食べながら、ひとり、幸福感を味わった。
家内は、あるプロジェクトに参画していて。仕事が忙しくて、事務所の側のホテルに寝泊まりしている。日曜日の深夜に戻り、月曜日の昼過ぎにはまた、ホテルに泊まりに行って、そこで仕事をしているのである。
マッサージは、とんと、しなくなった。そのかわりに、家内の健康のことを心配をしている。これならば、マッサージをしているほうが、よほど良かった。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
さっちゃん(注1)は、でも、どうしてレッドキウイ、買ってきてくれたんだろう?
やりとりからすると、さっちゃん(注1)は、元気なようである。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、リキとの関係で、そもそもの飼い主が長男であることから、私は、おじいちゃんだが、家内に対して「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。
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