界霧島
ちょっと遅くなったが。今回の鹿児島旅行、宿は、星野リゾートグループの、界霧島に宿泊した。
星野リゾートは、星のやが有名だが、界も、かなり満足度満点の施設である。
残念ながら星のやには、行ったことが無いのだが、界は、ほんとうに、至れり尽くせりで。なおかつ、立地が絶好の場所にあり、非日常を味わうには、うってつけなのである。
私は、界は、去年の正月、結婚記念日で、子供たちが用意してくれた界遠州に続き、2カ所目の利用になる。
星のやグループの宿泊施設は、なかなかに高価なので、私のような立場の人間は、そうそう利用できない。だが。ひとたび行くと、満足度は、満点なのである。
界と言えば、温泉だ。ここ、霧島の、宿泊した部屋は、とても眺めがよくて。眼前に拡がる景色は、日常のモヤモヤを一瞬にして、消散してしまう。
晴れてはいたが、霞がかかっていて。残念ながら、部屋からの桜島は、薄く霞んでいた。
その、温泉は、なんと、ゴンドラに乗り、少し下まで降り、少し歩いたところにある。
これぞ、俗世と隔絶した、秘湯の感がある。素晴らしい。
また、食事が、素晴らしいのだ。夕食も、堪能した。ボリュームも、多くも無く、少なくもなく。文句のつけようがない。
界は、いろいろなイベントがある。私と家内は、だいたいのものに参加するのだが、今回は、温泉の入り方レクチャー。夕食後の、舞。朝の体操。
すべて、従業員の、自作自演となっていて。それぞれが、素晴らしい。
だがそれだけに、従業員さんは、大変だろうと、ここの中で、思ってしまう。それほど、完成度が高い。
特に、夕食後のアトラクションの舞は、踊りも太鼓も凄かった。古の桜島の噴煙の凄さを、思い起こすことができた。
朝、体操のあと。界からすぐ近くの霧島神社に参詣した。
厳かな神の領域は、訪れるだけでも、心が洗われる。ちょっとしたお守りを手にして。また、来ようと密かに誓った。
このお守り。九面と言って、九種類ある。集めてみよう。そう、悪ガキのごとく、思った次第で。そう思いつつ、神社を後にした。
宿に帰り、朝食。これまた、素晴らしい。でも、我が家は、朝からきちんと朝食をとるほうで。長女に言わせると、お櫃に入ったご飯の量が少なくて、おかわりがしにくかったとのことで。
だが、それにしても、声をかけたら、すぐに飛んできて、存分に追加してくれたのである。
なぐなぐさんは、なぐツーに行かれるのだが。食事のついていない素泊まりを基本とし。町に出てその土地の美味しいものを食べる。それが、なぐツー、なぐなぐの一味の流儀なのであるが。
今回の私の旅は、宿に泊まって、宿でゆっくりし。温泉につかり。食事もアトラクションも、ホテルで堪能する。そういう旅だった。
そういう意味で、「逆なぐツー」と称していたのだが、鹿児島に行こうと思ったのは、なぐなぐさんの記事によるところが大きい。「逆なぐツー」ではあったが、界霧島。なかなかに、良い宿であった。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
界、そして、星のや。もっともっと、行ってみたいものだ。
そんなこんなの思い出話を家内に語ろうとして。後ろを振り返ると、家内が、にっこりと笑っていた。
マッサージをすると、家内は、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。