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kohrogi
うんこの人【ショートショートnote_69/創作】
家内が私を追及するので、仕方なく、日曜日の夜に投稿するための、ショートショートの創作活動を、細々としている。
ショートショートノートカードゲームを使い、お題を家族に出してもらう。それをテーマに410字以内で、書く。
今回は、家内に、予めスマホのスロットアプリで選択していた以下の5枚から、お題を設定してもらった。
![](https://assets.st-note.com/img/1669561408298-9v9dzj3AmL.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1669561429949-ZLM1i1uf1G.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1669561450128-gjAuVRdPuS.jpg)
それでは、本編にまいりましょう。
家内のお題から。
本編、「うんこの人」、約410字を、どうぞ。
☆ ☆ ☆
鼓は、聡明な子だった。家が極端に貧乏で。家事すべてと幼い妹の子守をやりながら、休まず、勉学に励んだ。
だが。子どもというのは、残酷なもので。どうしてか、虐めやすい対象をいつも探している。
鼓などは格好の標的になり。
鼓は姓を運といい、あだ名を「うんこ」とつけられ囃し立てられた。
だが。
村長の息子の潔は、悪ガキではあったが、筋の通らない虐めを嫌い、何かにつけて鼓を庇った。
運動万能の正義漢ではあったが、成績はいまひとつで。鼓に勉強を教えてもらうようになり、遂に東京の有名大学を卒業して起業家になった。
ある日、潔は故郷に戻り。鼓の務める小学校を訪れて再会し、なんと、その場で求婚した。
鼓は、突然のことに面くらいはしたが、こう、こたえた。
私、うんこの人ですが。
潔は大いに笑い、こう、こたえた。
妻になってくれれば、あなたは、あらゆる人を鼓舞する、太鼓になる。
潔の姓は太だった。
2人は支え合い、世界の繁栄を実現する、伝説の大企業家になった。
☆ ☆ ☆
■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。