季節もの

我が家が、マクドナルドをよく利用するということは、何度か、記事で書いた。そして同時に、家内が、季節限定や、コラボなどに興味があることも、同時に、書いた。

3月に入り、春の季節限定の食べ物が、出た。そして、まとめて購入してきた。それ専用の袋まで、丁寧に、入手してきた。

明日と明後日の分が手に入ったと単純に喜んだが、私に与えられたのは、これだけだった。

心の中の、リトルkojuroが、笑いながら呟いた。

世の中、なおもてうまくいかず。いわんや、我が家をや。

(世の中、うまくいくいかないものだ。まして、我が家がそんなにうまくいくわけがあるだろうか。いや、ない。)

私は、深く頷きながら、食べようとした。

すると、家内が、声をかけてきた。

ひとくち。ひとくち。

これは、家内の口癖の、あるいは、行動としての癖なのである。

ご存知のように、家内は、いろいろと、癖が強い。

私は、食いしん坊なので、一度食べ始めたら、きっちり食べ切るまで、口の動きは、止まらない。

だから、先に、家内に食べてもらうことにしている。

家内も、よく、それを、心得ている。

家内が、ひとくち食べ終わってから、言った。

やっぱり、美味しいね。季節限定だしね。

私の住んでいる地域は、今朝、ほぼ八分咲きくらいになっていたはずだ。それが、午後からの春の嵐で、桜は、だいぶ、散ってしまった。

いつもとは違う、2年目の春の桜の見頃は、一瞬で走り去っていった。

心の中の、リトルkojuroが、笑いながら呟いた。

珍し物好きにつきあうのも、なかなか、きついな。

食べる前に、きっちり歯形がついているからな。

家内のこだわりポイントは、ポイ活と、クーポンと、節約である。

そして、すきなことのひとつは、季節限定ものと、人のものであっても、一口、味見をすることである。

我が家は、家内が上機嫌ならば、平和である。

家内は、味見ができて、ご満悦である。

万事、うまくいっている。

これで、いいのだ。