別々
以前、こんな記事を書いた。トマトジュースが好きで、無塩のストレートトマトジュースをホットにして、飲む。そして、家内に制されて、なかなかトマトジュースが買えないのだと。
そうこうしているうちに、見切り品の「甘酒トマト」なるものを少し家内が購入し、それを嗜んでいる、と。
あれから、3ヶ月以上が経ち、とうとう、私は、トマトジュースを大量に購入することが、できるようになった。先月、近所のスーパーで、広告が出たのだ。それを、家内が、見つけてくれた。
家内に頼み込んで、一箱、購入することができた。
そして今、これを、毎日、ほぼ、好きな時に、レンジで温めて自由に飲めるようになった。
たいていは、緑茶かコーヒーを飲んでいたので、それの一部が、ホットトマトジュースに代わった感じである。
幸いにして、トマトジュースファンは、我が家で1人しかいない。競合相手が、皆無なのだ。これは、嬉しい独占状態である。
それとほぼ時を同じくして、近所の朝イチで、甘酒も手に入れた。試飲してみると、これが、なんとも美味である。
柔らかいご飯のつぶつぶが、ほどよく残っているのが、また、良い。
これを、長女の置き土産の、マグカップに入れて、温めて飲んだ。
美味だ。実に、美味だ。
家内に、先ほど、言ったのだ。
飲みたかったら、少し、飲んでも良いよ。
すると、
いや、私は、いらないわ。
甘酒、嫌い?
うん。嫌い。
.......。
そして、思い出した。以前記事にした、「甘酒トマト」が、美味しかったことを。
すると、心の中の、リトルkojuroが、ボソッと呟いた。
混ぜたら、美味しかったかもね。
......。
私は、一瞬、絶句した。
家内に言ってみた。
しまった。混ぜて、飲めばよかった。
すると家内が言った。
甘酒トマトは、ちゃんと、作ってあるものだから、バランスを考えているでしょ。曲がりなりにも。
別々のものを、混ぜて飲むなんて。
気色悪い。
あなたの味覚は、やっぱり理解できないわ。
こころの中の、リトルkojuroが、小さな声で、呟いた。
ここまで正面切ってディスられるのは、爽快ですら、あるな.....。
昼の、暖かい太陽が、平和な我が家のベランダを照らしていた。