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同僚

さて。ウォーキング以外のトレーニングを軽く始めだした私だが。私の今の頼りは、リングフィットアドベンチャーである。

だがこのゲームの負荷では、筋肉をつけて行くには少し足りないようで。どうしても食事制限をしていかねばならないようなのだ。


しかし、それを守れないのが、私の悪いところである。


今回は、クラフトビールの話である。

実はこの春、仲良くしていた同僚が、早期退職をした。

私は今年で定年退職したが、彼はまだまだ若い。しかも人望もある素晴らしい人物だった。

確かに、上司にらよく異を唱えていた。しかしそれは、自分たちの未来や事業を真剣に考えた末の極めて建設的な意見ばかりだった。


そんな、彼が、ある夕方、私を飲みに誘ってきたのだ。

「ちょっとコジさん、話があるんですよ。特別な」



心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟つぶやいた。

最後の、「特別な」という言葉が、めちゃくちゃ気になるな。



そして、飲みに行くと、酔う前に、しらふの時に言いますねと前置きをされて聞いた言葉が、これだ。

「実は、会社を辞めます。ビールを、作りたいんです」


なんのはなしですか。

顎が外れて、この決めゼリフ、言えなかった  笑


私は、椅子からズリ落ちるかと思うほど、驚いた。


いろいろと話を聞くと、真剣な話だった。そして、彼の決意は固く。もう、会社には辞表を出したのだという。


もう彼が退社してかれこれ半年になる。

7月のある夜、彼からLINEが入った。

前途多難な状況だが、今、修行中の会社でクラフトビールを造っていて。それ自体は、春にはサンプルが出来上がるという。

彼の目標は、更地から工場を建て、そこでゼロから自分のビールを作ることである。



無謀で、成功確率が極めて低く、だが実に壮大な夢だ。



私も相当な無鉄砲と自負しているが、彼にはとうてい敵わない。

心底、彼が、羨ましい。人として。


Home Tapを飲むたび、彼のことを思い出し、ついつい深酒をしてつまみも進み、ダイエットのことなど、どこ吹く風になる。笑



そんなこんなを家内と語らおうとしてソファーを振り返ると、家内が笑いながら言った。


コジくんは、今まで散々家族に迷惑して無茶ばかりしてきたんだから、これからは、ダメよ。


……。


今宵も、ミッションの発動である。


マッサージをすると、家内は上機嫌になる。

家内が上機嫌だと、我が家は平和である。





だから。





これで、いいのだ。


働くって、大変だ


■今週の体重

なんだかほんとに、高止まりだ

■今日の体重

うーむ


■ゆるRAくらぶ(リングフィットアドベンチャー)

今週も、せず。



彼の可能性は無限だと信じている


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