アドベントカレンダー

12月になるとnoteの世界には、このアドベントカレンダーの話題に事欠かない。色んな人の記事に出てきて、賑やかになる。

クリスマス、大晦日、正月、成人式。

師走、睦月はあっという間に過ぎていく。

この、アドベントカレンダー。私も、やってみようかと思ったりしたことはあるのだが、季節ものは私は苦手で。いつも、実現はしなかった。

ところが、今年。

なぜか、家内が12月の初めに持って帰ってきた。なんでも、人から譲り受けたらしい。

ある人から良いものをもらったが、紅茶が苦手で飲めないからと言われて譲ってもらったらしい。

調べてみると、相当高価なものらしく。我が家には似つかわしくないものが突然やって来た。

そして、家内が言うのである。

「私は、カフェインダメだから、コジくん飲んでくれる？」

心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟つぶやいた。

え？いいの？

「そのかわり、マッサー(注1)倍ね」

なんのはなしですか。

返礼は、マッサーね……

まあ、美味しい紅茶が飲めるなら。

ただ、時間があまり無くて、いや、それよりも、紅茶を飲む習慣がなくて。未だに、あまり飲めていない。

たったこれっぽっちしか飲んでいない……

そんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。

コジくん、明日クリスマスだよ。それまでに全部開けられる？

……。

マッサージをすると、家内は上機嫌である。


家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。





だから。





これで、いいのだ。

フードロスハンターならぬアドベントカレンダーハンター

(注1)マッサーとは、マッサージのことである。家内がそうやって、略して言うのである。家内のマッサーは私の日課である。

紅茶は頑張って年末までに飲もうって、話