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黒餃子

もう、先月になってしまったが、7月のある日、家内が、近所のスーバーで、こんなものを、買ってくれた。

黒餃子だ。

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私は、餃子が、好物中の好物だ。それを思って、珍しいからと、買ってくれた。

本当は、いくつか種類があったのだという。でも、その中でも、珍しい、この、黒餃子を買ってくれたのだった。


帰宅して、記念撮影。

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そして、食する。

うまい。ほんとうに、うまい。

スーパーの餃子にしては、かなり、ランクが上だ。

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家内も、半分、食べた。

感想は、ただ、おいしい!だった。


家族みんなが、餃子好きだ。そして、よく、幸楽苑や、バーミヤンや、王将に、行く。そして、かなり、食べる。


だが、長女が、接客の仕事をしている。お客様との距離が、近いのである。

長女は、学生時代、コーヒー店でアルバイトをしていた。ある夜、夜通し、駅前のカラオケで遊んできたことがあった。オープン担当であるにも関わらず。

そして、早朝出勤の私と、洗面所で会った。その時に、私に、聞いてきた。


匂う?ニンニク。


私は、花粉症で、鼻がきかなかったので、匂わないと思うよと言ったが、長女は、オープンで、入っていたバイトを、初めて、キャンセルした。

それ以来、出勤日の前の日は、絶対に、餃子を食べない。

長女は、徹底している。


二、三日して、いくつか、このあいだ、買えなかった餃子が、出てきた。

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私の配給は、たったこれだけだったが、

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これも、美味しかった。


心の中の、リトルkojuroが、笑って、つぶやいた。

配給が、あまりにも少なすぎないか.....。

好きな食べ物の中でも、ダントツで、ベスト3に、入るのに.....。

家族みんな、餃子好き。

今度は、家族で、餃子の食べ歩きでも、してみようか?


こればかりは、長女が、許さないだろう。

大好きな餃子だが、だいたい、翌日は、仕事だ。


フラペチーノの旅のような、家族の、小旅行は、恐らく、企画は、出来ないだろう。


でも、家内は、餃子を頬張りながら、上機嫌だった。



だから、

今のところ、



これで、いいのだ。

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