へぇ~
家内のこだわりポイントは、ポイ活とクーポンと節約である。
これに反することをしようものなら、烈火のごとく叱られる。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
コジ、還暦過ぎたよなぁ、それでも叱られるのね。成長しないね。悪ガキのまんま。
特に言われるのが、電気の消し忘れ。それと、ふとした気の緩みからのお金の無駄遣い。
ごくごくたまにコッソリと個人的な趣味のものを購入したりすると、とことん詰められる。
心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
まあ、大抵、コジがこっそり買うのは不要なものだし。さっちゃん(注1)は、正しい。
だが、少し悲しいのは。
私のこだわりポイントなど、全く興味を示さない。家内のこだわりポイントに引っかからないことなら、全く無視である。
私の最近の拘りは、部屋干しの時のハンガーの使い方である。
私には私なりの効率を考えたハンガーのもともとの位置決め。使い方があるのである。
それを説明すると、家内は、言う。
「へぇ〜。考えている割には、効率、悪いように見えるねぇ」
……。
なんのはなしですか。
そんなこんなを家内に語ろうとしてソファーをみると、家内が脚を指さして笑って言った。
コジくん、まあ、マッサージしてくれたら、一緒に考えてあげても良いよ。
マッサージをすると、家内は上機嫌である。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて平和である。
だから。
これで、いいのだ。
(注1)さっちゃんとは、家内のことである。我が家の実質の最高権力者なので、別名、女王陛下という呼び名もある。