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【ようこの看護用語♡】グリーフケア(悲嘆へのケア)|「病院の言葉」をわかりやすくする活動

「グリーフケア(悲嘆へのケア)」とは

いつも楽しみに拝見している五術研究家Aiさん。Aiさんの「日めくり五術」をお読みすると、とてもおだやかな気持ちで一日を始めることができるんです。そんなAiさんの記事の中に、「グリーフケア」という言葉を見つけました。

「グリーフケア」って、医療従事者にとっては聞き慣れている言葉ですが、一般的にはあまり知られていないように思います。私は社会人を経て、看護学生となったのですが、この「グリーフケア」には看護学校の時に初めて(!)出会いました。

「グリーフケア」とは:
 私たちは死別を経験すると、亡くなった人を思う気持ちで心が押しつぶされそうになることがあります。また一方ではそれに対して、「なんとかしなきゃ…」という立ち直りへの思いも感じます。

この二つの心の間で葛藤し、心身ともに不安定な状態であることを「グリーフ」と言います。グリーフの時期には、「自分とは何か」「死とは…」「死者とは…」など、人生の本質に向き合うような行動も起こります。

このような状態にある人に対し、さりげなく寄り添い、援助することを「グリーフケア」と言います。
   【日本グリーフケア協会ホームページ 参照】

私にとって、この「グリーフケア」は、とてもむずかしいケアです。助産師をしていて、いつも「これでいいんだろうか」と悩んでばかりです。正直なところ、いまだに自分の中で正解が見つかっていません。これから時間をかけて、答えを見つけていかなければならないテーマだと思っています。

そんな、私にとって奥の深い「グリーフケア」なのですが、五術研究家Aiさんが「Gift of Love~世界中の人にグリーフケアを」というテーマで、対話形式の動画を作成されています。心にスッと届くメッセージとなっています♡

とてもすばらしいと思ったので、シェアさせて頂きます。

⬇️Aiさんのnote記事はこちらから。

産科における「グリーフケア」

私が助産師を目指したのは、看護学生の実習の時に、産科が「生命誕生」の場で、幸せに満ちた空間だと感じたからです。看護学生なので、実習では「お産の見学ができるかどうか」に焦点が当たっていました。助産師となってから、産科は単純に「おめでとう!」だけの世界ではないということを実感しました。

一般に、「人が亡くなる」というと、ある程度年齢の高い方の死を思い浮かべるのではないでしょうか。多くの人が、「死は年老いた者から順に…」という先入観を持っています。実際、私自身もそうでした。でも、産科にいると、往々にしてそうではないことが起こります。

「出産」というのは、ママにとっても、赤ちゃんにとっても、「いつ何が起こるかわからない、大きな賭け」のようなものです。残念なことに、必ず勝てる賭けではありません。助産師はママたちの前では涼しい笑顔ですが、その笑顔の下で必死です。「ギリギリのところで無事産まれてくれた…」全身でホッとすることも、度々ありました。

一方で、周産期(出産の前後)には、母親や赤ちゃんとの別れが訪れることがあります。家族は突然にして、その現実に向き合わされます。ほとんどの人にとって、それは予想外の死です。ちょっと前までは元気だった人が亡くなるので、残された家族は心の準備をする暇などなく、無防備です。

助産師はそういった家族に対して、「グリーフケア」を行います。自分はこのケアをするにあたり、かなり不安があったので、研修に行ったり、本や資料を読んだりしました。その結果、自信を持てるようになったかと言うと、そうではありませんでした。「うわべだけのケアになってしまうのではないか」という葛藤がいつもありました。

考え事 これで良いのだろうか

時間をかけて答えを見つけていこうと思う

こういった経緯があったので、Aiさんの動画を見てハッとさせられたのです。時間をかけて見つけていこうと決心したはずが、日々の忙しさにかまけて、そのことを忘れていました。もしかしたら、重いテーマゆえに、無意識のうちに「忘れたい」と思っていたのかもしれません…。

Aiさんの動画は、そういった抵抗感を和らげてくれて、すんなりと頭に入ってくる内容になっています。Aiさんは、ライターとして在宅医療をする家族への冊子を編集したり、ドクターと共に家族のお宅を訪問したりという経験がおありです。そのときの経験から、ご自分の意見もきちんと持っていらっしゃいます。

現在、動画は第1話が見られます。マインドフルスペース創設者で妊娠喪失コーチのVarnessaさんと対話をする形式の動画になっています。今後、第22話まで順次見られるということですので、私もじっくりと考えてみたいと思っています。

そして、私だけでなく、みなさんにも「自分なりの『生きること』と『死ぬこと』についての答え」について、考えてみることをお勧めしたいです。現代人はとかく忙しいですから、目の前の問題に比べると、優先順位は低くなるかもしれません。ですが、意識しないと考えないままに、その時を迎えることになると思います。

この機会に、ぜひ自分との対話を深めて、答えを探してみませんか。

お茶

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