【中検4級】第103回解説①〜鉄は熱いうちに打て!〜復習して100点満点に仕上げよう♡
2021年6月末、第103回中国語検定が実施されましたね
日頃の学習成果を発揮しようと、懸命に試験問題に取り組まれたみなさま、お疲れさまでした。まずは自分を褒めてあげてくださいね。合格の如何に関わらず、この時間はご自身にとって、とても貴重なものになったはずです。
制限時間内、試験空間という特殊環境に置かれ、いつもより何倍も集中して問題を解いたのではないでしょうか。おそらく、試験に出た問題、特に迷ったり、わからなかった問題は、現時点だと「あ、この問題出たな。」と分かるほど、明確に記憶しているのではないでしょうか。
そう、今は「またとないチャンス」なのです!この「くやしさ」が残っている時期に、しっかりと復習したことはその後も忘れません。私の経験からお話しすると、定着率が通常の数倍は高いと実感しています。
それでは発音問題から見ていきましょう
【日本中国語検定ホームページより、一部抜粋】
それぞれ単語のピンインがわからないと、お手上げです。ここは全部丸ごと覚えるしかありません。グルーピング暗記法を使って、見ていきましょう!
(例文は暗記のために作った文なので、かなり「こじつけ」です😅あしからず)
(1)①邮局 yóujú ②常常chángcháng ③回国huíguó ④迟到chídào
➡️2声+2声の組み合わせグループ
【例】“邮局”常常回国。(「郵便局さん」はいつも帰国する。)
※2声は下から上へ一気にあげる音です。
コツは、「2声は首をしゃくりながら!」⤴️
上がり切ったところまで「気を抜かずに」強く発音するとバッチリです。
(2)①欢迎huānyíng②出发chūfā③西南xīnán④工人gōngrén
➡️1声+2声の組み合わせグループ ※”中国 zhōngguó”
【例】中国西南欢迎工人。(中国の西南部では労働者を歓迎する。)
※2声の最後は、1声の高さまで到達すること!
”欢迎” ̄/を逆さにして、“迎欢”/ ̄で練習してみてください。
出来たら何回も続けて言います。⏩“欢迎”が自然に言えるように!
(3)①医院yīyuàn②以外yǐwài③可是kěshì④马上mǎshàng
➡️3声+4声の組み合わせグループ ※北部běibù 写信xiěxìn
【例】我在北部以外的地方,可是马上写信。
(私は北部以外の場所にいますが、すぐに手紙を書きます。)
※3声+◯声のパターンについて:
3声 ǎ「あ〜ぁ」では、最後に音が少し上がるイメージがあります。
ですが、「3声+◯声」の3声は上がりません。「低い音のまま」です。
(4)①老家lǎojiā②打开dǎkāi③感谢gǎnxiè④手机shǒujī
➡️3声+1声の組み合わせグループ
【例】老家打开手机了。(「老家」(おいけ)さんは携帯の電源を入れた。)
※(3)と同じです。3声は「低い音のまま」でした。
“老家” _ ̄は、3声は1声に比べて、短い音です。
【音楽】ドレミ〜♬の音を使って表すと、「ド、ソー」です。
(5)①日语rìyǔ②去年qùnián③练习liànxí④大学dàxué
➡️4声+2声の組み合わせグループ ※”作文 zuòwén“
【例】我练习去年的大学作文。(私は去年の大学の作文を練習する。)
※4声は下がる音、カラスの「カァ」です。↘️
1声や2声に比べると、4声も短めの音になります。
“去qù”や“大dà”は⬇️ぐらいのイメージかもしれません。
「エピソード記憶」という言葉、聞いたことありますか?
何かを記憶するとき、「そのとき見たもの」とか「そのとき感じた思い」など経験や感情をセットにすると忘れません。こういった自分の経験に基づく長期的な記憶のことを「エピソード記憶」といいます。誰もがみな、日常的に体験している記憶の一つです。
私が小学校の頃、先生がある植物の名前を質問しました。よく祖父と畑作業をしていたので、私はクラスで一人だけ答えがわかりました。得意げに「はい、先生!」と手を挙げたつもりだったのですが…。その時、私の口から出た言葉は、無意識の「はい、お母さん!」でした。
その後しばらく、男子に「はい、お母さん!」と、からかわれました。本当に穴があったらダッシュで入りたいくらい、恥ずかしい出来事でした。今でも会話の口火を切るのは、何だか緊張します。自分が変なことを口走ってしまわないか…、ドキドキするからです。「エピソード記憶」おそるべし、です。
このような「エピソード記憶」の仕組みをうまく利用して、記憶するときに工夫をしてみると、後で楽々と思い出せるようになります。例えば、上記のグルーピング暗記法のための例文、かなり強引でツッコミどころ満載です。ぜひ、感情を込めてつっこんでみてください。記憶に引っ掛かりやすくなると思います。
悔しい思いは誰にでもある、抜け出す決意を持とう!
「実力の証明ができる」以外に、検定試験で自分の弱点を発見することも、試験を受けるメリットになります。もし試験で間違えたところをそのままにしておくと、中国人との実践会話でも悔しい思いを繰り返します。それくらい中検4級、3級で問われる問題は基礎中の基礎です。
悔しい思いは、もう今回だけにしませんか?こんなことを言っている私も、初期の頃は悔しい思いだらけでした。結局どこかで一念発起して、基礎工事をする時期が必要なのです。一旦、中国語の基礎づくりを始めれば、必ず変化を感じられるようになります。そうなれば、しめたものです。学びが楽しくなってくるからです。
「中検4級、中検3級レベルが満点です♡」となるように、じっくりと基礎固めをしていきましょう。「鉄は熱いうちに打て!」ここをきっちり乗り越えたら、必ず良いことが待っていますよ。
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