何かを新しく始めるって、ちょっと怖い。「未知の世界を自分の世界にする」ために知っておきたいこと。
「新しく始める」って、ちょっと怖い
私が住んでいる場所は住宅街ですが、住んでいる人の8〜9割が高齢者。空き家や更地も点在し、たまにクマやカモシカが出る自然豊かな地域です。近所に子どもが少ないこともあって、うちの子どもたちは年少さんから、週一で体育教室に行っています。
この教室で、4月になるとよく見かけるのが、新しく入って来た子どもの泣き顔です。よく、「子どもって、あっという間に友達を作って遊ぶよね。」と聞きますが、やはり子どもでも、自分だけがなじみのない場所に一人で入っていくのはハードルが高いようです。
ただ、先生が手をつないだり、そっと背中を押したりすることで、他の子どもとの距離が次第に縮まっていきます。後半、ちょっとゲーム性が高いアクティビティになったりすると、いつの間にか、新入生の子も周りの子と一緒になって、笑顔を見せるようになっています。この光景を見ると、私はいつも「物事を始める時の良いお手本だなぁ。」と思います。
「新しいことを始める」とは
大人になってから「新しいことを始める」としたら?
そのときの自分は何を考えるでしょうか?
大人になると、良くも悪くも自分の生活スタイルが決まってきます。慣れ親しんだ環境は自分にとって安心安全な場所です。多少つまらなさは感じるかもしれませんが、その環境にいれば危険を感じることはありません。
「新しいことを始める」というのは、未知の世界に足を踏み入れることです。未知の世界では、何が安全なのか危険なのか、判断することがとても難しいです。安全を捨てて、リスクをとる大人は少数派です。
頭では新しいことを始めたいと思っても、なぜか行動に移せないという理由はここにあるのだと思います。だとしたら、大人が「新しいことを始める」ことは不可能なのでしょうか?
「新しいことを始める」方法はこれです!
新しいことを始めたいと思ったら、誰かに手をつないでもらったり、そっと背中を押してもらったりして、自分一人で前に進めるようになるまで、そばに付き添ってもらうのです。「一人で頑張ってやる」というのも一つの手ですが、「誰かに寄り添ってもらう」という方法があることも知ってほしいのです。
「始めよければ終わりよし」や「始めが肝心」という言葉があるように、物事の始めがきっちり決まると、その後は順調に進むと言われます。それだけ始めの部分が重要だということです。最初にいきなりヤマ場が来るから、多くの人にとって新しいことが難しいのだと思います。
裏を返せば、このヤマ場を乗り越えられたら、その後は純粋に楽しみを見いだせるようになります。なぜなら、新しい世界が自分の世界になり、自分の好きなように前に進めるようになるからです。
おわりに
来週もきっと、あの子は体育教室に来るでしょう。怖いという気持ちを乗り越え、自ら前に進んでいく楽しさを知ることができたから。毎年、こんなドラマが見られる子どもの習い事。毎週の送り迎えは正直めんどうですが、いろいろと学びになるので私も続けられています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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