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摂食障がいの克服313【数%の現状の希望】

 お仕事から帰りました。
 帰宅後シャワーして、洗濯やちょっと片づけていたら、もう23時半になってしまった…。

 私はこれまで働くとはイコール9時からであると思っていたので、それ以外の仕事を経験したことがありません。(ひとつめの仕事だけはホテルだったので、シフト制で夜勤などもあったけれど)

 朝は体調が悪かったりするという、そういう悩みを出産以来というよりは、出産後に働く、つまり出勤することになって以来ずっと抱えてきた感じです。以前書かせて頂いたように臨月までが辛かったこともあり、出産したら一気に10キロ減ったので(1週間で6キロ、その後も1ヶ月に2キロ、これは最終的にはもっと減りました)、その頃からどうしようもない不調を抱えていた感じです。しかし、子育てや家事は待ってくれないので、不調を抱えつつも一般的な暮らしをしていたのです。

 一般的なことが、ずっと多少の不調で続くのであればよかった。
 追い詰められて、いつもとなり合わせでよくないことを考えつつ、隣にいる子供には決して不幸の文字を見せなかった。子供は従ってずっと笑っていたように記憶をしていて。

 今思い出しても涙が出そうになるほどに辛かったころに、突然手を繋いできた息子がその腕を持ち上げて、『よくがんばったもんねー!』と言って私はびっくりしたんです。
 びっくりしたのに、それが何度も何度も繰り返されて、私最後には爆笑して。辛かった。でもがんばって育ててよかった。それはもうずっと思っています。けっこう大きくなってから喧嘩もしてすごい大変ではあったけれど、概ねいい子だと私は思う。

 話は戻り朝から働くということに、この数年非常に苦痛を感じていたのです。単なる睡眠不足もそうだけれど(前職では睡眠はよくて5時間…わりと肉体的にもきつい営業、つまり顧客の元に足を運んでばかりいるのでこれはきつかったです。また、週7働いているといっても過言ではなかった)、朝からということがきつかった。

 今の仕事も事前準備をもしも仕事と考えるときついけれど、自宅にいるという意味において。午後からの出勤はそれなりに利点もあります。(帰宅が遅いので拘束時間が長いなど悪い面もありますが)

 時給で働いているので、午後出勤や、祝日休みに喜んでいる場合でもなく。また、勤めている企業は独自の休日があるので、概ね生活は苦しいです。

 今日クライエントのおひとり、いえもう少しに、『なぜこの仕事を?』と聞かれて。過去の経歴などを休憩時間に話したりもする機会があって。貿易の世界にいたと話すと、『なぜ、そちらの世界を辞めたの?』と。

 仕事に、上下はないし、すべての仕事に価値がある。
 けれど、なぜ、この仕事?貿易でよかったのでは?そういわれると、私ももう歴史を語る必要があるというほどに。私が望むことだけではなく、企業や、その状況や、また。運や不運もあると思うので。それは単に上司・部下、そういう意味合いにおいても。

 なので、今私はこの時給の仕事で働いていて。
 事前準備もしているけど、あたかも何でもないようにはクライエントには伝える、それが求められる職種でしょうし(この業界のプロとして)、それでも、私の過去から今すべての条件下において、今、たどり着いた仕事であると思ってこれまで努力を5ヶ月してきたということになります。

 全然関係ないと思うのですが、私はシングルマザーだったので、やはり行政の方と話をしたことがあるのです(以前も書いたことがあるのですが、何より仕事をするに責任上の重きを置いたので、金銭面でのサポートは受けるのが難しい)。

 その時に、『細く、長く。頼ったらいいのよ』って言われたことがあって。つまり、両親にというアドバイス。

 もしも、これが私にできていたら、今の私もちょっと違うかもしれない。

 つまり、ちょっとだけ頼って息子と一緒にいる時間を確保したらよかった、今はそう思う。何よりも体調が悪いし、でも金銭面での責任を果たさないと。そう思って働いてばかりいて、体調がどんどん悪くなって、息子との思い出がどんどん、両親より少なくなって。

 今みたいに、体調が悪いなら、バイトという選択肢もあったと思うし、働き方なんていくらでもあったと思うし、行政や周りに助けてもらいつつ、コアな部分を守れたかもしれない。

 でも、時間は戻らない。
 
 息子はもう大きくなってしまった。
 今も、”あのな、お母さん、もうねこの年やから関わってこんといてや。”とか言われて平和といえば、平和。でも寂しいと言えば寂しい。

 あの時に、行政の人がアドバイスしてくださった言葉を思い出すんです。

 『細く長くよ』

 この時のアドバイスを、今の自分に置き換えてみたりします。

 ついつい、自分に身近な人がいると、全部わかってほしいってなることってあると思っていて。

 私は多々あるんですよねー。一昨日かなあ、息子から、”おかあさん、今は無理やわ”ってなったら、”おっけー”ってすぐいうのに、違う相手から『今は無理』ってなったら、”なんで?”って思うこともあるなあって思った。

 何が言いたいかというと、人と人の関わりって、数%なんだなって思って。

 毎日人は忙しいし。ノートで繋がっていても忙しいし。
 私は孤独とかこの年で書いてるのも恥ずかしいとは思うけれど、ふと仲良くしてくださる方が本当にそんな、素敵な数%…ではなくて、もう一瞬、割いてくださり、繋がっていることに感謝をして書かせて頂いています。

 また、私が自分で思っていることですが、仲のいい人に、理解を100%求めると絶対に潰れるから、ほぼほぼ。この世界はだいたい、数%で成り立っているのでは、と。その、数%に頼って、すがって、また希望を見出しているのではと思っているんです。ノートの世界ではなくて、言わばリアルの世界に。

 ちょうど0時になりました。おやすみなさい。

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