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FinTechアプリの一人目マーケターに聞く、事業フェーズに応じたマーケティング活動、初期スタートアップのゼネラリスト型キャリアの面白さなど
■ これは何
Repro稲田(@HirotoInada)とRepro/銭湯ぐらし伊藤(@n_11o)がやっているポッドキャスト「Mobile Update」の#38~#40、ネストエッグの富宇賀さん(@zuru_yasumiii)をゲストにお呼びした回のサマリです
■ Mobile Update // モバイルアップデートとは
国内外のモバイルアプリマーケティングの最新トレンド情報やアプリマーケターをお呼びした雑談を展開するポッドキャストです。ハッシュタグは「#モバアプ」です🐤
Who is 富宇賀さん
早稲田大学第二文学部卒業後、WEB制作会社に入社し企業サイトのリニューアルやECサイトの立ち上げを経験。その後コンサルティング会社にマーケティングコンサルタントとして入社。企業のデジタルマーケティング戦略支援に携わる。そして2017年にネストエッグに参画し、現在マーケティング部にてマーケティングとグロースを担当。
Podcast内でも話していますが、WEBディレクター時代のご経験や学生時代に映画監督をやられていたご経験がネストエッグでのご活躍にめちゃくちゃ活きていてすごいな…と思いました。
貯金アプリ「finbee」についてはこちらをご覧ください。
そして今回の収録はこちらのnoteに沿った内容になっておりますので、ぜひ事前に読んでから聴いてみてください👐
■ Podcastの各回とnoteの関係
#38…note内の「はじめに」~「フェーズ1:土台作り&テストマーケ期」まで
#39…note内の「フェーズ2:体制整備期」~「フェーズ4:グロース期」まで
#40…note内の「まとめ」~「おわりに」まで。キャリアの話がメイン
#38 FinTechアプリの一人目マーケターに聞く、PMF時のテストマーケ方法、映画監督の経験から学んだパートナーとの付き合い方など
■ 再生はこちらから🔽
SpotifyやAppleポッドキャストでも聴けます。
■ ここが聴きどころ📻
・創業フェーズのスタートアップにジョインしてすぐのキャッチアップ方法
・ダンスコンテストに協賛するなど、オフラインだからこそできるペルソナ検証の話
・LTVの逆算ができないフェーズでのCPAの決め方
・「何とかする力」が身についた学生時代の映画監督の経験
・プロダクトのコア価値を変える「おためし貯金機能」を追加した話
・ReproのASO支援ぶっちゃけどうでしたか
・社内の色々な立場の方に納得してもらうための資料づくりの考え方
・200万再生を叩き出したプロモーションムービー制作の裏側
最初は連携できる銀行が少なくてダウンロードはしても貯金開始までしてくれないというフェータルな課題に対し、「おためし貯金」という新機能で解決するアプローチ。
アプリのコア体験にもかかわってくる機能追加なので社内でも議論はあったそうですが、成功しサービスの利用開始率は大幅に上昇したそうです。
あと、ペルソナの発掘をするために大学生の集まる場に協賛するなど初期段階でFBやUACなど運用型広告だけにせずオフラインのチャネルでもテストマーケをしているのが面白いなと思いました。
このコピーダンスコンテストに協賛し、大学生にどういった貯金のニーズがあるかを探りに行ったそうです。
運用型だとCPAやクリエイティブの訴求軸などは検証できても尖った特定の層に刺すのはターゲティング設定してもなかなか難しかったりするので、狙いたい層やその層に確かめたいissueが明確ならオフラインコミュニティへのアプローチも有効だよな~と。
あとあと、当社が支援していたASOについても初期フェーズのマーケでやって良かったこととしてご紹介いただきました!(言わせたわけではないです🤫)
サービスの成長を間近で支援できて個人的にも思い出深い案件だったので、すごく嬉しいです👏
映画監督時代の繋がりと経験を生かして作ったブランドムービーは今や250万回再生。
エンドユーザーや連携パートナーである銀行さんからの認知だけではなく、サービスのコア価値やユーザーの理想の姿などを改めて社内で認識合わせする機会にもなったそうです。
#39 B2Cのアプリでオウンドメディアを立ち上げた意思決定の背景, マーケター起点で全社のミッション・ビジョン・バリューが変わった話など
■ 再生はこちらから🔽
■ ここが聴きどころ📻
・B2Cのアプリでオウンドメディアを立ち上げた意思決定の背景
・「3年かけてやる」短期的なROIが見えにくいマーケ施策をやる際の社内の期待値調整のコツについて
・縦割りにならないために初期からクロスファンクショナルなチーム編成にした話
・サービスが拡大してきた際のリリース初期に想定していたペルソナと違ってきた問題
・ペルソナの見直しで見えてきた、「お金のリテラシー低いほうが貯金ニーズある」という気づき
・MVVのリニューアルとその効果。マーケター起点で全社のミッション・ビジョン・バリューが変わった話
・緊急度は低いが重要度が高いissueをネグらずに推進するコツ
中編の聴きどころは何と言ってもオウンドメディアの立ち上げ。
「現状は広告のCPA好調だけど、そのうちサチってくるだろうな」とは誰でも何となくはわかると思いますが、わかっていても「3年かけて短期的なROIは期待できないオウンドメディアをやる」という意思決定はなかなかできないですしかっこよすぎるなと思いました。
しかもメディアは1日1本のペースで記事を出しているそうです。フツーにWEBメディア運営者としてもすごい。
また、サービスが拡大するにつれて当初のペルソナの見直しが必要になり、結果的にサービスと会社のMVVのリニューアルをやり切ったというところもすごい大仕事だなと思いました。
富宇賀さんのお話を伺っていて、全体最適思考がかなり強いのと、短期的には効果が出なかったり緊急度は高くないけど超重要な仕事を社長含めた周りを巻き込んで推進していくスキルがめちゃくちゃ高いなと感じました😮
#40 「ゼネラリストという名のスペシャリスト」を目指すキャリアの作り方, 全体最適思考が磨かれるスタートアップ人材の価値など
■ 再生はこちらから🔽
■ ここが聴きどころ📻
・メガベンチャーのマーケ職よりスタートアップの一人目マーケターを選んだ理由
・スタートアップ転職は究極「全てがアンラーニング」
・趣味の革靴づくりから学ぶマネジメント
・全体最適思考が身につくと調整スキルも上がる
・人数が増えてきても経営層の考えていることをシームレスに伝えるために意識していること
・複数職種、複数領域やってからでないと一人目マーケターは大変そう。30歳前後の転職がベストなのでは
・朝令暮改にストレスを感じる人はスタートアップに向いていなそう。求められるのは柔軟性
・30代後半から大企業のDX推進リードはアリ?大企業とスタートアップの人材の流動性の話
・メガベンチャーのマーケ責任者というキャリアは今更選べないけどすげえ
最後となる#40は富宇賀さんのnoteの最後の章、キャリアの話について深掘り。
自分自身もスタートアップのマーケ一人目なので基本的には2,000%同意しつつ、「調整力が上がる」というところだけ僕はまだ苦手意識があるのでそのあたりの真意を伺いました👐
アプリではなくSaaSですが、自分もマーケ一人目だったので2000%同意のところばかりでした
— Naoki Ito(Repro Inc/㈱銭湯ぐらし) (@n_11o) December 13, 2020
本稿のような事業面でのトライアンドエラーに加えて組織面でのハードシングスも多々くぐり抜けるので、ゼネラリスト型の修羅になれる #アプリマーケアドベント https://t.co/fVoxLItzt1 pic.twitter.com/BD2BAOPyZZ
また、スタートアップ一人目マーケターが今後歩むキャリアとして「大企業のDX推進リード」というのはまさに別の収録で元C CHANNELの齋藤さんが少し前に某超大手の小売企業にご転職され「楽しい!」と仰っていたので、選択肢として増えてきているんだなーと実感しました。人材の流動性どんどん高まってますね。
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