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#運動会

 運動会の練習から始まる子供たちの高揚感には、まぶしくて中てられてしまう。帰ってくるなり、大きな声で応援歌の練習、庭を何度もダッシュし少しでもかけっこの順位を上げようと余念がない。長男は6年生になり、兄妹3人で参加できるのも、最後の運動会である。今年しかないんだと感慨深く自主練習風景を眺めてしまう。

さて3人のチームは如何に?

6年生長男 白組、3年生長女 赤組 2年生次女 赤組。

各々頑張れ。母は皆の勇姿を撮ることを頑張ります。

6年生は最高学年ということで、運動会では5年生以下をまとめるお役目もあるのだと。それに伴ってなのか、1年生が砂で遊んじゃうとか、2年生は声が出てないとか、全体が目に入るようです。全校50人の我が小学校では、目がよく行き届いちゃうんだな・・・。次女もしっかり叱られている。

また、長男は旗手を仰せつかり、行進で学校旗を持って登場するという。旗を支えるためのベルトを着けてみたところややせっぽちの彼の腰からゆるゆると落ちてしまい、お直しが必要となった。

「校旗を持つのは、○○さんです。堂々の行進です。」とのアナウンスとともに妹たちが真似している。応援合戦の歌も、替え歌も、途中のネタも全力でやってるな。

今年も、事前に決められた区画からの見学、1家庭2人までの参加とのお手紙をいただき、夫と私で参加することにしました。おじいちゃんおばあちゃんもコロナ前は一緒に行ってお弁当を持って行って食べていた。見たいだろうなとも思うが、正直なところお弁当がなくなり気が楽になったのは確かだ。

去年と違うことは、競技で綱引きが加わったことと、6年生だけにある親子競技に参加することだ。

綱引きは密にならないように?なのか持つ場所もきっかり決まっていて、初めての子もいるからなのか軍手を使用するらしい。綱引きの後、手を嗅いで臭っとなっていたのはいつまでだろうか。時代とともに移り行く運動会あるある。

忙しい夫を気遣ってか、私に親子競技の内容を説明してきた。

仲良くボールのところまで行き、2人で棒2本を持ちサッカーボールを挟んで進みながらポールを3個周り、元のところにボールと棒を戻して、最後に2人で風船を手を使わずに割って次の人に代わる。赤白チーム別の戦いで、6年生は11人、白組が1人少ないから、2回やることになっているという。1走目とアンカー?。少し不安になった。風船は、割れるだろうか・・・。

過去に風船が割れずに泣いた運動会があったことを思い出していた。小学2年の運動会だった。みんなと同じことがちゃんとできないことや、できないところを眺められている恥ずかしさや焦りや、そんな涙だった。

今回は長男と一緒か、しかも2回か・・・いやいやあれから何年たっている。もう大人だから泣きはしないが、恥ずかしさは否めない。

前日に風船を膨らまし、風船割る練習を始めていた。お腹とお腹で挟んで、ハグしながら・・・いくらやせっぽちを抱えても割れてくれない。背中と背中で・・・、背中とお腹で・・・、風船は反発してくる。

最終的に正座した私の膝の上に風船を置き、長男がお尻で踏んで割るという方法に到達した。よし、これで何とかなると眠りにつくことができた。

当日、親子競技出走、1走目は、ハグですぐに割れた。なんだ、大丈夫ではないか。安堵していた最終走、なぜか風船が1個足りず急遽先生が膨らましている。膨らませたての風船君を2人でハグで攻めるが割れてくれない。最終兵器、正座した私の膝の上の風船めがけて、長男のお尻アタック。2回目で風船を割ることができました。よかったぁ。

練習は、しておいたほうが良い。子供たちは運動会で格好よく振舞いたいから練習してたんだなと、勉強になりました。

運動会は、きびきびとした応援合戦や楽しそうに笑いながら走ってくる子供たち、頑張っている姿に涙がでてきた。かけっこが早くても遅くても、落しちゃっても、列が少し乱れちゃっても、みんなが輝いていていました。その時しかない瞬間を見られたこと、一緒に居られたことに感謝でした。

自宅で運動会動画を確認。撮影練習しようと、来年への決意をあらたにする母なのでした。



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