8年こえられなかった壁をこえました。
●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役
●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役
●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役
●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役
●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役
●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役
●真心が届く「チェユンヒョク」役
等のボイスを担当しております。
宜しくお願いいたします!
*この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。
*動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。
*あるいはテロップがわりとしてどうぞ。
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どうも、佐原です。
【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます!
ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら
「声優佐原誠、8年こえられなかった壁をこえました」
何のお話かというとですね……
とある方と「雑談」をすることに成功しました、というお話です。
「はぁ?」
そう思って動画を止めようと(読むのをやめようと)した方、待って待ってちょっとわたくしの話を聞いてくださいよ、と。
これね、佐原さん以外の方には一切関係の無い話なんですけど、佐原さん的にはひじょー---に大きな出来事だったんですー---。
「8年間もできなかった事ができた」んですから、その喜びに舞い上がってしまってもしょうがない。どうしてもこの喜びを話したかった!!!今回はそんな回でございます。
で、そのとある方というのは、声優業界では知らない人がいない超大物。ある種、ひとつの伝説です。生ける伝説。そういう方。
が、一応名前は伏せておきます。何故伏せるかというと、この話を何かしらの手違いでご本人に聞かれた場合、佐原さんが超絶恥ずかしい思いをするからです。
「あ、こやつこんな事考えて話しかけてきたんだ」って気づかれちゃう。
なので自分が恥ずかしい思いをしないために、名前は伏せて話させていただきますよと。自己保身に余念がない佐原です。
で、佐原さん、かれこれその方に8年間くらいお世話になっているんですね。
8年間!ずいぶん長い!!
それだけお世話になっているわけですから、佐原さんが声優を続けていられるのはその方のおかげ、と言っても過言ではない。
「でも佐原さん、年数よりも会った回数や頻度の方が大事じゃない?」
そう思われた方。全くその通り。
じゃあどのくらいの回数会っているかと言うと、毎年数十回。頻度に関しては、多いと週に数回会うこともある。
はい、もう間違いなくお世話になりまくっております。どれだけお世話になっているか、わかっていただけたと思います。
で、それほど顔を合わせるにも関わらず!今まで…仕事内容以外の会話をした事が、なかったんですね。
いや勿論、挨拶はちゃんとしてますよ!?
お会いした時は「おはようございます、本日もよろしくお願いいたします」
帰るときには「お疲れ様でした、本日もありがとうございました。失礼いたします」
一応社会人らしく。
しかしながら、雑談はしたことなかった。
何故雑談をした事なかったか。それは「佐原さんがビビっていた」から!!
「話しかけるタイミングが難しい」
「そもそも何話せばいいのかわからない」
「邪魔になったらどうしよう」
とかまぁ言い訳は色々あるんですけど、ようはビビって近づけなかったんですね。
だって佐原さんコミュ障だもの。そもそも人付き合い苦手なのよ。対等な立場の人だけでなくて後輩さんとかですら苦手なのよ。超大物相手はなおさらビビるわけですよ。
ねー。お笑い芸人さんみたく、面白おかしい話を振ったり、相手の話に対して面白く返したりできたらちっとは違ったかもしれない。
だが残念ながら、佐原さんは話が面白くないし、気の利いた返しもできない、そんなヤツなんですね。
ですからコミュニケーションに関してはまったく自信がないがゆえに(他の事も自信はないけど)「もういっそ他人と話さない方が事故が起こらないだけまだましなんじゃないか」そんな風にさえ思えてきて、結果ますます内にこもっていくわけです。
「そんなコミュ障っぷりでよく業界で仕事続けてられるね」そう思われた方。
何故ならばそれは、「基本的に佐原さん以外の声優さんは皆、話が上手」だから。
つまり佐原さんがどんなにつまらなくても、皆さん持ち前のコミュニケーション能力を発揮して、「佐原さんの能力に依存しないコミュニケーションの取り方をしてくれる」のでコミュニケーションが成立する、とそういうわけです。
そんな皆様の「献身的コミュニケーション」のおかげで、何だかんだ佐原さんはまだ声優ができている、そういうお話なんです。
しかしながら、もちろんそれだけでは上手くいかない事も多いわけです。
今回の「8年間お喋りできませんでした事件」は、まさにその例。
「自分から話しかけない事には決して交わらない人間関係」もあるわけでして。
佐原さん、コミュ障でありながらも一応「気にしい」ではありますから、実はそれをずっと「課題」と考えてはいたんですね。
ただどうすればいいかわからなかった。あるいはどうすればいいかわかるっちゃわかるが、行動を起こす勇気がわかなかった。
そんなわけで、気が付けば8年間も「熟成」させてしまっていた、そういう事なわけです。
しかしながらですね、その壁をこのたび、とうとう超えられたんですね。
つまり「佐原さんが8年間の壁を越えて能動的にその方に話しかけられた」そういう事です。
何故8年間もできなかった事が今突然できたのかというと、今思い返してみると、5つの条件が重なった事がその理由だったんだな、とわかりました。
まずひとつ。
「その日の芝居は佐原さん的に非常に良い出来だったと思えたため、ちょっと気持ちがポジティブになっていた」
ふたつめ。
「その方は日頃から上機嫌な方なのだが、その時はいつもよりさらに上機嫌そうだったから」
みっつめ。
「その方がその日たまたま、話題にできそうな物を持っていたから」
よっつめ。
「あとはわたくし帰るだけ、そしてその方は休憩のタイミングだったので、別れの挨拶がてら多少なら雑談しても大丈夫そうな感じがしたから」
いつつめ。
「今その方と会話してる人、ないし会話しようとしてる人の気配がなかったから」
これら条件を満たしたことで、いつもなら躊躇するところでアクセルを踏めたんだなーと。
そして挨拶がてら雑談する時間「およそ15秒。」
みじか!!!!!?????
「8年越しの雑談、15秒かよ」そう思われた方。いやいやいや、これ凄い事よ!?
だって今までは「0秒」だったんだもの。0に何を掛けても0だからね!?
それを今回は一気に「15」にしたわけですから、これはもう、大事件でしょう!!!
というかなんなら、15秒という時間はもはや問題じゃない。「今までできなかった事をした」この事実が大事なんだ。「壁を越えた」そこが重要なんですね。
はたから見たら「そんな程度の話かよ」と思える事でも、わたくしにとっては大事な一歩だったんです。
いやー、ほんとよく話しかけたな自分…。自分をほめてあげたい。
って、ごめんなさいね、こんな超個人的な話をして。(いつも個人的な話だけど)
でも今回は輪をかけて個人的な話でしたからね。
おまけに「その方」って名前を伏せてるわけで、聴いてる側からしたらイメージわきづらい。いつもより一層、話の内容がわけわかんなかったと思います。
でも佐原さんにとっては超重要な壁破壊だったんです。
この調子で、今まで気後れして話しかけられなかった他の方にも、少しずつ話しかけていきたいな、と思いました。
今回も、こんな話を最後まできいてくださってありがとうございます、ほんと。
佐原さん、これからも少しずつ成長してまいります。
宜しくお願いいたします。
それでは、またね!
【了】
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