佐原誠 / 声優
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たまたまやらなかった時に限って恐れていた事態に巻き込まれる私~AGAIN~
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「どうしてそんな時に限って!?AGAIN」 以前「どうしてそんな時に限って!?」というテーマでお話をさせていただきました。 どんな内容かざっくりと話すと… 「日頃めっちゃ気を付けているのに、何かしら理由(わけ)あって気を付けるの怠った時に限っていつもやらないミスをしてしまう」 という話だったのですが…つい先日、またその状況に陥りました。 その日は朝イチと夕方にお仕事があったのですが、その2つのお仕事は、5時間ほど時間があいていたんですね。さすがにこれだけ時間が空いているならば、佐原さんは基本的に、一度家に帰ります。 何故ならば「お家が大好き」だからです。佐原さんはとても優秀な引きこもりなんですね。 その時も、「行き返りに使う時間を余裕をもって3時間と見積もっても、2時間は家でくつろげるぞ」などと考えまして。もちろんくつろぐだけでなく、次の仕事の台本の確認をするもよし。というかむしろこれが本命。 というわけで、1つ目のお仕事を終わらせた後、一度自宅に帰ろうとしたんですね。 そうしたら、電車に乗って駅を出発した直後……事故で電車が停車したんです。 しかも事故った駅は、佐原家の最寄り駅の隣の駅のよう。なんてこったい。これでこの電車は最寄り駅まで行かない事確定。 15分ほどたってようやく動き出したと思ったら、今度は「この電車はとある駅まで行ったら引き返すよ」というアナウンスが流れました。その「とある駅」から自宅まで歩いて帰れない事はない。だがおよそ50分くらいかかる。 電車の運転再開は、事故が起こってからだいたい1時間から1時間半後。色々考えた結果、このまま待つより、その「とある駅」から歩いて帰った方が良いな、と判断し歩いて帰る事にしました。 「いやそれならばもういっそ引き返して、次のお仕事の時間までお店とかで時間潰した方が良くない?」 そう思われた方。まったくもってその通りなんですけど、今回だけはそうはいかなかったんですね。 何故ならば、「次の現場で使う台本を自宅に置いてきていたから!!」 これね、日頃しないんですよ。日頃は、その日のお仕事で使う台本や原稿はすべて、どんなに仕事と仕事の時間が空いていてもとりあえず全部かばんに詰めて持っていくんですね。 何故ならば、出先(でさき)で何がどうなるかわからないから。 スケジュール上は家に帰って映画一本みるくらいの時間はあったとしても、突然「早くスタジオ入りして」という連絡があるかもしれないし、「台本や原稿を回収する用事」ができるかもしれない。ほんとに何が起こるかその日が終わるまでわからないのがこの業界ですから、基本的に「何が起きても大丈夫なように」準備をしているんですね。 しかしそんな私がなぜその日はそうしなかったかというと、「次のお仕事の台本が、量が多すぎて重かった」から!!! 「この重量をもって出かけるのはさすがにしんどいなぁ。邪魔になるし。うん、仕事と仕事の時間にも凄い余裕あるし、今回は家においておこう!」 そう思った時に限って何故、事故で電車が止まるのか!! そんな事考えて台本を家に置いてきた事なんて、本格的に声優やらせてもらってからのこの8年の間に、はじめてなんですけど!? 何故こんな時に限って!? しょっちゅう事故で電車が止まる東京において、佐原さん、実は仕事時に事故に巻き込まれた事、片手で数えられるほどしかありません。「仕事が終わって帰るときに事故で電車が止まりました」はそこそこ経験あるんですが、「仕事に行く時」に事故で停車はほぼないんですね。 そういった意味では、今回も「帰り」ではあるわけですが、ただこの後お仕事が控えておりますから、今回はいつもと事情が違う。 もし仮に電車の再開を待った場合、再開が1時間ではなくて2時間くらいかかったとしたら、最悪次のお仕事の入り時間に影響を与える可能性がある。(たまにあるんですよ、運転再開に凄い時間がかかる時が…。いつも駅員の皆様お疲れ様です…。) で、そうなった場合多くの方にご迷惑をおかけしてしまうので、しんどいけど確実に次の仕事に間に合う「歩いて家まで帰る」を選択したわけです。 そんなこんなで結局、思っていたよりけっこう時間がかかって家に到着しました。そして次のお仕事の台本を回収して、一息だけついて、次の現場に向かいましたとさ…。 次のお仕事には余裕をもって到着できたのはよかったですが、それも結果論ですね。もうちょっと事態が深刻だったら、とんでもない事になってました……いやぁーよかった! しかしながら、こんな事なら、今回もいつものように、台本を全部持ち運べばよかった…!!だがそれは後の祭り…!!! どうして、いつもと違う事やった日に限ってアクシデントがおこるのか…!!! 今回のサハラジオも、そんなお話でした…。 やっぱりなるべく「いつも通り」がいいんですね。 今後はあまりおかしなことしないようにしよう、そう思いました…。 そんなわけで、今回も最後まで聴いて下さって、本当にありがとうございます。 それでは、またね!! 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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この2月と3月は異常。~例年とは明確に違う~
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「この2月と3月は異常。」 何の話かと言うとですね…テレビゲームの話なんです。 佐原さんはですね、テレビゲームが大好きなんですね。 一生ものの趣味にしたいと思っているくらいのゲーム好き。 そんな佐原さん、今嬉しい悲鳴をあげております。 というのもですね、この2022年2月から、個人的に「これは絶対に押さえておきたいと思うゲーム」がたくさん発売するからなんですね。 それは何かといいますと。 ●THE KING OF FIGHTERS XV ●Horizon Forbidden West(ホライゾン フォビドゥンウェスト) ●ELDEN RING(エルデンリング) ●BABYLON'S FALL(バビロンズフォール) ●グランツーリスモ7 ●STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN(ストレンジャー オブ パラダイス ファイナルファンタジー オリジン) ●Relayer(リレイヤー) ●ワンダーランズ ~タイニー・ティナと魔法の世界 この8作品ですね。 どうですか、この中に気になっているタイトル、ありましたか? んで、この8作品。 人気シリーズ最新作的なものもあれば、完全新作もあるわけですが、しかしこれだけのAAAタイトルが、たった「1か月半の間に発売する」んですよ!?すごくないですか!?どういうこと!? 正直遊ぶ時間が全く足りないので、もうちょっと発売日散らしてほしかった!!……なんて贅沢な悲鳴をあげる佐原氏。 これだけの大作が集中する事って、ざっと調べてみても過去類を見ない感じなので、きっと世のゲーマーの皆様も嬉しい悲鳴をあげているんじゃないでしょうか。 コロナ禍になってからは、その影響でゲームの開発が遅れたりしてるみたいですし、そのせいか、新作が発売しない時期もコロナ禍以降は結構ありました。 印象的なのは、2021年のクリスマス商戦。クリスマスなのにほぼ新作ゲームでませんでしたからね。ある意味一番の売り時のクリスマスがそれというのは、ゲーマー的に結構衝撃でした。 そういうのも影響してるのか、まさかのこの2月3月のAAA新作ラッシュ。はっきり言って、この数は異常。これだけの作品があれば半年は困りません。 「おいおい佐原さん遊んでばかりいないで仕事しなさいよ」そう思われた方。 ははは、甘いですねぇ。 昨今のテレビゲームにおいて、声優さんが絡まない作品の方が少ない現状があります。つまり、ゲームをするという事は、ダイレクトに芝居の勉強になるわけです。 しかもゲームってバックログ機能ついてるものも多いですから、気になったセリフ回しがあったら何度も再生してマネしてみたりしたりしてね。佐原さん日頃ゲームしながらそんなことしてたりします。それはいいや。 他にも利点があって、それは「ゲームをする=自分がゲームの仕事をする時イメージがわきやすくなる。」ということ。 「ゲームがどんなものか」わからずに、ゲームの収録はできません。いやまぁ「できませんってことはない」ですけど、やりづらいことは間違いありません。 昨今どんな芝居やキャラクター感が求められているのかわからずに、声優のお仕事は正直しづらい。「ゲームをすることも仕事の一環」そういう話なわけです。 嘘ですごめんなさい調子に乗りました、ただ私がゲームをしたいだけです…( まぁ実際のところは冗談ではなくて、けっこうマジな話なんですけどもね( 「自分が今なにをやっているのかわからずに作業をする」というのは、とてもストレスフルな事です。 「何が正解なのかわからない」「なぜ今のがOKテイクなのかわからない」「逆に今のがなぜリテイクなのかわからない」といったように、自分がその仕事のイメージを持っていないがゆえに、何が何だかわからない状態になる。これがとてもストレスだと。 こと海外ゲームの収録になると、マジで、資料や台本からは自分が今なにをしてるのかわからない事が多いんです。 なんなら機密情報として、作品の資料が自分と関係する部分しかないことがあります。場合によっては、自分のキャラの事もよくわからず「見た目すらわからない」なんてことすらある。 そんな中で、手元にある原稿からキャラや状況や世界観を察して収録していく、なんてこともあるわけですが…そこで大いに役立つのが、ゲームの知識ですね。 それがあるのと無いのとでは、収録時の気持ちのハードルが全く違います。 日常生活ではまったく使わないが、ゲームの世界では当たり前に出てくるワードなんてのも非常に多くあります。そういう専門用語?やら横文字やらも、こっちはゲーマーですから、なんの障壁も無くすんなり喋れたりする。 自分がゲーマーな事で救われた事、今までいっぱいありました。 これがアニメのアフレコや映画の吹き替えならば、基本的に「絵」がありますからまだ何とかなるのですが…ゲームに関しては秘密の情報が多すぎて…。 というのも音声収録時はゲームも開発途中なわけですから「そもそも出せる絵」がないというか、きっとそういう事なのでしょう。 そういう時に、自分のゲームの知識が非常に役立つ。自分を助けてくれるんですね。 そんな言い訳をして、佐原さんは今日もゲームをぽちります。 何だかんだ理屈をほざきましたが、佐原さんはシンプルに、ゲーマーでございます( というわけで、「この2月と3月は異常。」いかがでしたでしょうか。 今回も最後まで聴いて下さって、ありがとうございました。 佐原さんはちょっくらゲームしてきますんで、今回はこの辺で( それでは、またね! 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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8年こえられなかった壁をこえました。
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「声優佐原誠、8年こえられなかった壁をこえました」 何のお話かというとですね…… とある方と「雑談」をすることに成功しました、というお話です。 「はぁ?」 そう思って動画を止めようと(読むのをやめようと)した方、待って待ってちょっとわたくしの話を聞いてくださいよ、と。 これね、佐原さん以外の方には一切関係の無い話なんですけど、佐原さん的にはひじょー---に大きな出来事だったんですー---。 「8年間もできなかった事ができた」んですから、その喜びに舞い上がってしまってもしょうがない。どうしてもこの喜びを話したかった!!!今回はそんな回でございます。 で、そのとある方というのは、声優業界では知らない人がいない超大物。ある種、ひとつの伝説です。生ける伝説。そういう方。 が、一応名前は伏せておきます。何故伏せるかというと、この話を何かしらの手違いでご本人に聞かれた場合、佐原さんが超絶恥ずかしい思いをするからです。 「あ、こやつこんな事考えて話しかけてきたんだ」って気づかれちゃう。 なので自分が恥ずかしい思いをしないために、名前は伏せて話させていただきますよと。自己保身に余念がない佐原です。 で、佐原さん、かれこれその方に8年間くらいお世話になっているんですね。 8年間!ずいぶん長い!! それだけお世話になっているわけですから、佐原さんが声優を続けていられるのはその方のおかげ、と言っても過言ではない。 「でも佐原さん、年数よりも会った回数や頻度の方が大事じゃない?」 そう思われた方。全くその通り。 じゃあどのくらいの回数会っているかと言うと、毎年数十回。頻度に関しては、多いと週に数回会うこともある。 はい、もう間違いなくお世話になりまくっております。どれだけお世話になっているか、わかっていただけたと思います。 で、それほど顔を合わせるにも関わらず!今まで…仕事内容以外の会話をした事が、なかったんですね。 いや勿論、挨拶はちゃんとしてますよ!? お会いした時は「おはようございます、本日もよろしくお願いいたします」 帰るときには「お疲れ様でした、本日もありがとうございました。失礼いたします」 一応社会人らしく。 しかしながら、雑談はしたことなかった。 何故雑談をした事なかったか。それは「佐原さんがビビっていた」から!! 「話しかけるタイミングが難しい」 「そもそも何話せばいいのかわからない」 「邪魔になったらどうしよう」 とかまぁ言い訳は色々あるんですけど、ようはビビって近づけなかったんですね。 だって佐原さんコミュ障だもの。そもそも人付き合い苦手なのよ。対等な立場の人だけでなくて後輩さんとかですら苦手なのよ。超大物相手はなおさらビビるわけですよ。 ねー。お笑い芸人さんみたく、面白おかしい話を振ったり、相手の話に対して面白く返したりできたらちっとは違ったかもしれない。 だが残念ながら、佐原さんは話が面白くないし、気の利いた返しもできない、そんなヤツなんですね。 ですからコミュニケーションに関してはまったく自信がないがゆえに(他の事も自信はないけど)「もういっそ他人と話さない方が事故が起こらないだけまだましなんじゃないか」そんな風にさえ思えてきて、結果ますます内にこもっていくわけです。 「そんなコミュ障っぷりでよく業界で仕事続けてられるね」そう思われた方。 何故ならばそれは、「基本的に佐原さん以外の声優さんは皆、話が上手」だから。 つまり佐原さんがどんなにつまらなくても、皆さん持ち前のコミュニケーション能力を発揮して、「佐原さんの能力に依存しないコミュニケーションの取り方をしてくれる」のでコミュニケーションが成立する、とそういうわけです。 そんな皆様の「献身的コミュニケーション」のおかげで、何だかんだ佐原さんはまだ声優ができている、そういうお話なんです。 しかしながら、もちろんそれだけでは上手くいかない事も多いわけです。 今回の「8年間お喋りできませんでした事件」は、まさにその例。 「自分から話しかけない事には決して交わらない人間関係」もあるわけでして。 佐原さん、コミュ障でありながらも一応「気にしい」ではありますから、実はそれをずっと「課題」と考えてはいたんですね。 ただどうすればいいかわからなかった。あるいはどうすればいいかわかるっちゃわかるが、行動を起こす勇気がわかなかった。 そんなわけで、気が付けば8年間も「熟成」させてしまっていた、そういう事なわけです。 しかしながらですね、その壁をこのたび、とうとう超えられたんですね。 つまり「佐原さんが8年間の壁を越えて能動的にその方に話しかけられた」そういう事です。 何故8年間もできなかった事が今突然できたのかというと、今思い返してみると、5つの条件が重なった事がその理由だったんだな、とわかりました。 まずひとつ。 「その日の芝居は佐原さん的に非常に良い出来だったと思えたため、ちょっと気持ちがポジティブになっていた」 ふたつめ。 「その方は日頃から上機嫌な方なのだが、その時はいつもよりさらに上機嫌そうだったから」 みっつめ。 「その方がその日たまたま、話題にできそうな物を持っていたから」 よっつめ。 「あとはわたくし帰るだけ、そしてその方は休憩のタイミングだったので、別れの挨拶がてら多少なら雑談しても大丈夫そうな感じがしたから」 いつつめ。 「今その方と会話してる人、ないし会話しようとしてる人の気配がなかったから」 これら条件を満たしたことで、いつもなら躊躇するところでアクセルを踏めたんだなーと。 そして挨拶がてら雑談する時間「およそ15秒。」 みじか!!!!!????? 「8年越しの雑談、15秒かよ」そう思われた方。いやいやいや、これ凄い事よ!? だって今までは「0秒」だったんだもの。0に何を掛けても0だからね!? それを今回は一気に「15」にしたわけですから、これはもう、大事件でしょう!!! というかなんなら、15秒という時間はもはや問題じゃない。「今までできなかった事をした」この事実が大事なんだ。「壁を越えた」そこが重要なんですね。 はたから見たら「そんな程度の話かよ」と思える事でも、わたくしにとっては大事な一歩だったんです。 いやー、ほんとよく話しかけたな自分…。自分をほめてあげたい。 って、ごめんなさいね、こんな超個人的な話をして。(いつも個人的な話だけど) でも今回は輪をかけて個人的な話でしたからね。 おまけに「その方」って名前を伏せてるわけで、聴いてる側からしたらイメージわきづらい。いつもより一層、話の内容がわけわかんなかったと思います。 でも佐原さんにとっては超重要な壁破壊だったんです。 この調子で、今まで気後れして話しかけられなかった他の方にも、少しずつ話しかけていきたいな、と思いました。 今回も、こんな話を最後まできいてくださってありがとうございます、ほんと。 佐原さん、これからも少しずつ成長してまいります。 宜しくお願いいたします。 それでは、またね! 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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新宿歩いてたらテレビ関係者からインタビューされました。
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「歩いてたらインタビューされました」 先日、仕事帰りに新宿駅の近くを歩いていたんです。新宿駅の近くってだけじゃさっぱりわからんと思うので具体的にどこを歩いてたかというと「バスタ新宿」前ですね。 ご存じですか「バスタ新宿」。新宿駅南口にある巨大バスターミナルです。佐原さんは普段ここ通らないのですが、その日はたまたまこの「バスタ新宿」前を通ったんです。 そしたらですね。 とつぜんビデオカメラらしきものをもったお兄さんに声をかけられたんです。 「●●テレビの者なんですけども、いまインタビューよろしいですか?」 佐原さんはその時脳内で「相対性理論について考える」というお楽しみの最中だったものですから完全に不意打ちをくらう形になりました。 その上佐原さんコミュ障ですから、頭の切り替えができていない事と、知らない人に話しかけられた事でパニックを引き起こし、 「あ、う、お、ん、むりぃ」 とだけ言って、「脱兎のごとく」逃げ出しました。 嘘です。 ビビりゆえに、俊敏に逃げると「怒って追いかけてきたらどうしよう」とか「傷つけたらどうしよう」とか色々考えて、その結果「ぬるぅっ」と距離を取ってフェードアウトしました。 今このサハラジオを聴いて下さっている方はこう思ったはず。 「結局インタビュー受けてないやないかい。タイトル詐欺か」と。 そうなんです、結局わたくし、インタビュー受けてないんですね。何故ならば、ぬるぅっと逃げたから。 佐原さんが東京に出てきたのは中学卒業した「卒業式のその日」だったわけなんですけど、それからというもの、東京の街中で色々な人に声をかけられました。 「アンケートのご協力をお願いしまーす」とかいってる新宿西口のおばちゃんとか、警察官とか、キャッチのお兄さんとか、警察官とか、警察官とか、警察官とか。 ちなみに佐原さん、警察官に職務質問された回数、わからないくらい多いです。 社会人になってからはまったくないのですが、学生だった当時はめちゃくちゃ職務質問されました。さすがに高校の学生服を着ているときは職務質問されたことはありませんが、私服で繁華街を出歩いた時はそこそこの頻度で職務質問をされました。 特にひどかったのが専門学生だった時。 「30回をこえたあたりからもう数えていない」。 そのくらい職務質問された回数が多いんですね。 新宿と池袋と渋谷の警察官は「全員僕の顔知ってるんじゃね?」くらい多くの警察官に呼び止められました。そんだけ声をかけられておいて、ダブったのたった1回だけなんですよ。1回だけ、「あ、君は先日会ったね」と即見逃されました。 とにかくそんくらい職務質問されまくった当時の佐原さん。 そのせいで専門学校遅刻したとかありました。 しかもその様をクラスメイトにみられていた上で、その時僕が警官にいった「そんなに僕、やばそうにみえますか?」と質問していた事も聞かれていた、何て事もありました。あまりにも連日、なんなら学校の行き返りに1回ずつとか職務質問されるもんだから、嫌気がさして思わずそう聞いちゃったんでしょうね、当時の佐原さん。 ちなみにその時警察官には「あー…そうですね、その顔立ちと雰囲気は…そうですね」と言われました。 「そうですね」じゃないんだよ! 360度どっからみても人畜無害だろ!!何と勘違いしてんだ!!! というかそもそも、それってどんな顔立ち?あと雰囲気て。ニュアンス重視で職質するのやめてくれませんか( あぁ、職務質問といえば、ひとつ面白エピソードが。 警察官は2人一組で行動しているんですけど、職務質問する時は、だいたい片方が質問を浴びせかけてきて、もう片方がしれっと人の荷物を漁ってくるんですね。 あるとき、佐原さんのカバンの中に筆箱があったんです。何故ならば学生だから。 その筆箱の中に、カッターナイフが入っていたんですね。何故ならば学生だから。 そのカッターナイフを見つけた警官の方がそれを持って、意味深な顔で僕にこう言いました。 「これ、普通に使うんですよね?」 待って。 むしろ「カッターナイフの異常な使い方ってなに!?」 なにそれむしろそれに興味ある!! というか何、佐原さんがカッターナイフひとつで銀行強盗でもしそうな人に見えたの!? するかぁ!!何見てそう思ったんだ!!! うん、僕を見てそう思ったんですよね、知ってます。 まぁとにかく、そんな事もありました。 いやでもね、こうして何故か警察官の方々から「やばいヤツ」認定を「ニュアンスで」受けて職務質問されるのは、確かに迷惑ではある。しかしながら、こうして警官が目を光らせて街中を練り歩いて下さるからこそ、街の治安は守られているわけですね。日本は世界でトップクラスに治安がいいのはそういう理由があるんだな、と思いました。 ちなみに世界1治安がいい国は、たしか「モナコ公国」だったかな? 国の面積が小さい上にセレブしか住めず、その上確か町中に監視カメラがあって、また警察官の数が凄い多いんですよね、あの国。 まぁとにかくですね、そうして警察官の方々が日々奮闘してくださってるおかげでそれなりに安心な生活が営めるわけですからありがたい話です。佐原さんビビりなんで、絶対警察官とかなれない…。自分にできない事をしてくれる人はありがたい、そういう話でございます。 あ、キャッチと言えば。 昔、夜に友達と池袋で落ち合ってその友達の家に遊びに行った時。池袋を通過しようとしたら、キャッチのお兄さんに声をかけられたんですね。 その声のかけ方がめちゃくちゃ斬新でした。 「よ、今帰り?なんつって」 そう言って突然お兄さんが話しかけてきたんですね。そのあとなんかめっちゃ色々喋りかけてきたんですけど、最初の「よっ、今帰り?なんつって」があまりにもインパクトでかすぎて他は何も覚えていない。 その時佐原さんは「東京には不思議な人がたくさんいるんだなぁ」そう思いました。 まぁとにもかくにも、東京に出てきたからというもの、街中で色々な人に声をかけられました。まぁその99.9%は警察官ですけども。 そんな中の今回。 人生初「テレビ局のインタビューアーに街中で声をかけられる」を体験したわけですね。そして即逃げた、と。 人生初だったんだからもうちょっとこう、噛みしめておけばよかった…。 実はですね、ビビりな佐原さんですから、このように「もしインタビューで声をかけられたらどうするか」というのはもうすでに事前にシミュレーション済みだったんですね。 昔の人は言いました。「備えあれば憂いなし」と。 そんなわけで、インタビューも「事前にどう答えるか決めておけば冷静に対処できるだろう」そう考えたんですね。 ちなみにどう決めていたかというと 「すみません、僕芸能事務所に所属してまして。ですから事務所通さないインタビューは受けられないんです。ごめんなさいね」 というものでした。 めっちゃかっこよくないですか!? やんわり断りながらも、さりげに「自分は芸能人なんだぞ」というアピールも忘れない。完璧だ。 そう、サハラジオを聴いて下さってる方。忘れちゃってるかもしれませんが、佐原さんは一応芸能人なんですね。「声優」さんなんです。 2021年の声優名鑑にその名が載っている…………かどうかは確認してないんですけどもね。 どなたか声優名鑑持ってる方がいらっしゃいましたら、「佐原誠」という名前が載っているか調べて教えてください!!けっこう本気で知りたいので!! 調べたけど載ってなくて「あ…」となっても教えてください!!そのくらい知りたい!! とにかく佐原さんは実は声優さんなわけですよ。 「サハラジオとかいう珍妙なタイトルで一人語りしているボッチ」と思っているあなた!! その認識は正直そんな間違ってはいないんですけど、そこに「声優(仮)」と足しておいてくださいね、一応!! まぁとにかくですね。 そんなわけで「もしワシがインタビューを受けたとしたら」というシミュレーションは事前にしておいた「典型的な仕事できるヤツ、佐原さん」。 実際にインタビューを受けたら、そんな事前に準備したセリフは微塵もでず、ただただてんぱって逃げたっていうね。やっぱあれですね。イメージトレーニングだけじゃだめですね。実戦も経験しないとまるでダメなんだなって思いました。 ですのでこれから、次街中でインタビューされても冷静に対処できるように、原宿や渋谷の街を意味もなくうろついてインタビューされ慣れてこようと思います。 嘘ですけど。 そんなわけで、「歩いてたらインタビューされました」いかがでしたでしょうか。 これを聴いて下さってるあなた。 街中でインタビュー受けたことありますか?そしてその時はちゃんと対応できましたか?( いつもサハラジオを聴いてくださっている方。本当にありがとうございます。 それでは今回はこの辺で。 またね! 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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ネットで見つけた「相対性理論の解説」が面白わかりやすかったので喋らせてください!
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「相対性理論がとっても面白いので喋らせてください」 というわけで今回は相対性理論についてです。 相対性理論…聞いたことはあるけど、それが何なのかはわからない。そういう方、いらっしゃると思います。何を隠そうわたしのことです。 飲み会の席とかで、したり顔で「相対性理論というのはねぇ…」と講釈垂れてマウント取りたいな、という願望を前から持っていたものの…佐原さん頭が悪すぎてそれがいったい何なのか、ずっとわからずじまいだったんですね。 それが先日、ネットで相対性理論について解説しているサイトをハシゴしていたら、ものすごーくわかりやすく解説してくれているサイトをみつけまして。それがあまりに相対性理論をイメージしやすかったので、今回はそのお話をしたいなーと思ったわけです。 そんなわけですから、今回話す相対性理論は「ざっくりした話」で、「物理学ガチ勢」からすると「そんなんちゃうわー!」と思われるかもしれません。が、そこは許してね( 学(がく)がない木っ端声優のたわごとだと聞き流してくれると嬉しいです。そしてついでに佐原でもわかる解説を希望( これはすべてにおいてそうですが、物を理解するというのはまず大枠から順番に絞っていくと理解しやすいものです。まず相対性理論についてざっくり把握する。そして、それを理解した上で興味を持ったならば、各自そこから細かく詰めていく。そして今回はその「ざっくり話」をしますよ。そういう事です。 そんなわけで、相対性理論の話をしていきますよ!! 相対性理論というのはですね、2種類あるんです。1905年に発表された「特殊相対性理論」と、1915年頃に発表された「一般相対性理論」の2つです。 この理論を提唱したのは、かの有名な物理学者「アルベルト・アインシュタイン」さんですね。「カメラにむかってベーッってしてる写真の人」です。 そのアインシュタインさんが、ご自身が26歳頃にまず発表したのが「特殊相対性理論」。その10年後の36歳前後に発表したのが「一般相対性理論」となります。 …若くないですか…?こんな世紀の大発明をしたのが、26歳くらいて。ずっとアインシュタインさんが50歳とか60歳頃の話かと思ってましたよ…。26歳の佐原さんなんて……話す事は何もないくらい虚無の人生を送ってました( で、この特殊相対性理論と一般相対性理論は違う物なんですけど、今回はこれをわりとごちゃまぜにして説明しようと思います。何故ならば、そうするとわかりやすかったからです。 怒らないで!!物理学ガチ勢、怒らないで!!!わかりやすさ重視でいかせてお願い!!! というわけでですね、まず、この2つの相対性理論がしめす現象は、解説がのっていたサイトによると以下の6つだそう。 ●(特殊)光の速度よりも早く動けるものはない。 ●(特殊)光の速度に近い速さで動くものは、縮んで見える。 ●(特殊)光の速度に近い速さで動くものは、時間が遅く流れる。 ●(特殊)重さとエネルギーは同じ。 ●(一般)重い物のまわりでは、時間は遅く流れる。 ●(一般)重い物のまわりでは、空間がゆがむ。 1つ目~4つ目は特殊相対性理論。 5つ目と6つ目は一般相対性理論です。 すごくないですか。 物は動くとき、その速度が光の速度に近づけば近づくほど、その方向に対して「縮む」んですって。 その速度が光の速度に近づけば近づくほど、その物体に流れる時間は「遅くなる」んですって。 これはつまり。理論上は、普通に暮らしている時に、歩いたり電車に乗ったりして移動すると、その間(かん)人間は進行方向上に「縮んでる」って事です。移動中は「時間の流れが遅くなってる」という事です。 「いやいやいやそんなわけないでしょう。」そう思われた方。 何故それに我々が気が付かないかと言うと、歩いたり電車で移動したりするくらいの速度だと、変化が少なすぎて気が付かないとそういうことだそうです。何故なら、比較対象としてあげられている光の速さってとんでもなく速いからです。どのくらい速いかと言うと「1秒間で地球を7周半する速度」なんです。その速さとくらべると、歩いたり電車乗ったりしての移動速度なんて、無に等しい。だからほぼ変化が見られない。だから認識できない、そういう事です。しかし理論上は、ほんの0.0000001mmでも、確実に縮んだりしているそうです。 それと同じで、一般相対性理論の「重い物のまわりでは空間がゆがむ」にある「重い物」は、ブラックホールクラスじゃないと空間のゆがみは認識できないのだそう。だから、「ビルって超重いけど、近くにゆがみ発生してないじゃん」と言われると、それはそうよって話なんですね。比較対象はブラックホールだから( 「じゃあ、我々が普段生活してる中で、相対性理論って関係ないんじゃない?だって認識できないものは無いと一緒じゃん!」そう思われた方。 実は、我々が普段使っているものの中に、この2つの相対性理論が関わっているものがあるんですって。 それは何かというと「GPS」です。 グローバル・ポジショニング・システム。和訳すると「全地球測位システム」の事です。システムは英語ですね?まぁいいか( 佐原さんはこのGPSには日頃大変お世話になっております。「初めて行くスタジオ」とか、「ずいぶん久しぶりに行くから行き方忘れたスタジオ」とか、仕事柄毎週のようにいくわけです。なので、駅からスタジオまで行く時は、常時このGPSをON。道に迷って遅刻しないよう毎日のようにGPSを使っているわけですね。ビビりな佐原さんとGPSさんはとても相性がいい。ほんと助かってます。いつもありがとね、GPS。 で、このGPSがどう相対性理論と関わっているかと言うと、これがまた面白い。 GPSの仕組みを説明すると、Wikipediaいわく。 「アメリカ合衆国が軍事用に打ち上げた約30個のGPS衛星のうち、上空にある数個の衛星からの信号をGPS受信機で受け取り、受信者が自身の現在位置を知るシステム」 とのことです。 ざっくり言えば「人工衛星とスマホ等を通信させて現在地を知らせてくれるシステム」なわけですが、相対性理論は、この「人工衛星に使われている」そうなんですね。 人工衛星というのは、地球の周りをぐるぐるまわっている人工物。どのくらいの速度で地球の周りをぐるりぐるりしているかというと、およそ時速28000km。1日あたり16周地球の周りをまわっているそうです。まわりすぎ。 佐原さんは学生当時、お金がありませんでしたから、ゲーム1本買うのも大金。 店先で「買うか買わないか」で悩んで、ゲームコーナーのまわりをぐるぐる回ってました。たぶん僕もその時コーナーを16周くらいはしていたと思います。その様は完全に不審者。人工衛星が1日16周、地球の周りをまわってると聞いて当時の自分を思い出しました。つまり佐原さんは人工衛星みたいなもの、そういう話です。…まったく違いますね。そしてどうでもいいですね、すみません。 でですね、人工衛星は時速28000kmも速度がでてるわけですから、速度が速すぎるあまり、特殊相対性理論の「時間が遅く流れる」が発動するそうなんですね。つまり、全く同じ性能の時計を2つ用意して、ひとつは地球で、もうひとつはこの人工衛星に搭載して時間をはかると、人工衛星の方の時計は地球の時計に比べて、「針が進むのが遅くなる」という事です。 にわかに信じられませんが、理論上はそうなんです。 これに加えて人工衛星にはですね、一般相対性理論の「重い物のまわりでは、時間は遅く流れる。」が適応されます。この場合の重い物とは「地球」の事。人工衛星は地上から、高さおよそ400㎞くらいの超高度に存在してます。ですからこの場合は先ほどの理論が反転して「時間の流れが速くなる」んですね。 「重い物のまわりでは時間は遅く流れるという事は、重い物から離れれば離れるほど時間の流れは速くなる」そういう事でございます。 まとめると、人工衛星は… 時速28000kmで移動しているので特殊相対性理論の「速く動くと時間の流れが遅くなる」と、地球から400㎞も離れているので一般相対性理論の「重い物から遠ざかると時間の流れが速くなる」 この両方の現象が起きているわけですね。 そしてこれらを計算すると…「時間が速く進む」現象の方が優位性があるそうなんです。なので、「地上と人工衛星では流れる時間の速度が違う」。「人工衛星の方が時が速く進んでいる」。そういう事なのだそうです。 それだと、地上と人工衛星が通信するときにラグが生じてしまい、不具合がでると。ここらへんの理論は佐原さんにはよくわからなかったのですが、具体的にはどのくらい差がでるかというと…この「地球と衛星間で生じる時差」をそのままにすると、「1日10km以上のずれが生じてしまい、GPSは使い物にならなくなる」のだそうです。 で、この「時差」をうめるために、人工衛星には「時間のずれ」を「自動で補正する機能」が付いているそうなんですね。そういうお話。 とうわけで、どうですか。 面白くないですか、相対性理論!! この説明をとあるサイトでみたとき、思わず興奮してしまいました。「すげー-!!すげー--!!」って。ボキャブラリーなくてすみません( 先ほどちらっと述べましたが、特殊相対性理論で語られている「光の速度」ってどのくらいの速度かというと、1秒で地球を7周半する速度。はやすぎ。 それに比べたら人工衛星の「1日で地球を16周するよ」というのはずいぶん控え目な数字のように思えちゃいますが、それでもこのように、人工衛星では相対性理論を実感できる「差」が確認できるんですねぇ。 人工衛星の他にも特殊相対性理論を確認できるものがあって、例えば宇宙ロケットがそうです。宇宙ロケットは最大時速40000km(およそマッハ3以上)でるのだそう。はやすぎ。 光といい人工衛星といいロケットといい、なんかもう数字のケタが大きすぎてよくわりませんね( そんなわけで「相対性理論がとっても面白いので喋らせてください」いかがでしたでしょうか。 このサイト以外の解説をみても、難しすぎて佐原さんの頭では理解できなかったんですよね。でもこの解説をみたら「なるほどなぁー--」と妙に理解できたような気になれたので、今回お話してみました。 正直、相対性理論の現象を羅列しただけではぴんとこなかったのですが、人工衛星を例えに出されたら「なるほどなー!」ってなったんです。この感動をお伝えしたくてね( …てんで的外れな事を言っていないといいんだけれど…。 とりあえず今回、ざっくりと2つの相対性理論を理解できたとして、ここを起点に調べればちゃんと相対性理論について理解できるかな!?と思って、Wikipediaとか色々みてみたのですけど…やっぱりむりでした( 佐原さんの頭ではここが限界なのか…!? もし「このサイト、すごくわかりやすいよ!」とかご存じの方いらっしゃいましたら、教えてください!! そんなわけで、今回も最後まで聴いて下さってありがとうございました! それでは、またね!! 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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こんなに気を付けているのにミスをなくせない…。
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「どうしてそんな時に限って!?」 先日ですね……物を紛失したんです。 他人から袋で物を受け取り、その袋ごとカバンに入れて持ち帰ったんです。 そして家で、袋の中味を確認したら…入っているはずのものが入っていない事に気が付いたんですね。 「あれ、受け取ってすぐカバンに入れたはずなのに何故入ってないの!?」 となって、しこたま焦ったわけですが、結論から言うと。 その「入っているはずのもの」は袋を受け取った場所に落ちていたらしく、最終的には無事手元に届きました。 つまりどうも、袋をカバンに入れる際に中身がぽろりと飛び出して下に落ちた、という事のようなんですね。そしてそれに気づかないまま佐原さんはその場を後にしてしまった、とそういう事なわけです。 拾って下さった方、心から感謝いたします……。 また、何年も前の話なんですけど… 他人との約束の時間を1時間間違えて、待ち合わせに大幅に遅刻する、という事がありました。厳密には25分の遅刻をいたしました。 何故時間を勘違いしたかというと、待ち合わせの時間が決まった段階で、頭の中で謎の勘違いが起こって、1時間ずれて記憶してしまったからなんですね。 この、「落とし物事件」と「時間を間違えた事件」。本当に重大な事件なんですよ。何故ならば、そのような事件を起こさないために、自分なりに常日頃から徹底して気を付けているからです。勿論、気を付けるという精神論だけじゃなくて、そうならないような環境づくりや仕組み作りもしています。 佐原さんは超絶ビビりですから、仕事の時はもちろん、近くのスーパーに行く時でさえ、家の鍵とか、お財布とか、必要な持ち物を何度もチェックするんですね。 ポケットの中やカバンの中を、家を出る前に数回、家を出た直後に1回。買い物する前には所持金やポイントカード、クーポンのチェック。仕事に行くときは最寄り駅の改札に入る前に一回、持ち物をチェックします。 買い物にでかけた際は、お店に入った段階でスマホのポイントカードアプリを起動。そして、レジに並ぶ前に今一度所持金の確認をします。「所持金くらい覚えておけよ」という話なんですけど、不安になるんだから仕方ない。だって佐原さん記憶力やばいんだもの。3歩歩いたら忘れるんだもの。 さらには、電車などで移動して降車する時などは、さっきまで自分が立っていた場所、あるいは座っていた場所に物を落としてないかチェックします。他人から物をいただいた時も同様です。カバンに入れた後その場を立ち去るとき、物を落としていないかその場を確認してから移動します。 というかそもそも。 物が落ちた事、あるいは物がない事にすぐ気が付くように、日頃から持ち歩くものは厳選し、無駄なものを持ち歩かないようにしているんですね。何故ならば、無駄なものを持っていなければ、異変に気が付きやすいからです。 時間も同様です。 スケジュールが決まった段階で、お仕事のスケジュールはまぁ当然としても、友人との待ち合わせについても、即スケジュール帳に書き込みます。次の日のスケジュールが確定した段階で、起きる時間と、それに気づかず寝過ごしてしまった時ようの時間と(寝過ごしたことは過去一度もないですけど)、外出する時間の30分前と5分前にはアラームがなるようにセットします。 「その時間にきちんと到着できるか」のシミュレーションも数回やるし、検索した移動時間はもちろんスクショし、何度もチェックします。その上で、出発する時間が近づくとそわそわしだすので、結局予定より早く家を出ます。その結果まぁ、だいたい待ち合わせ時間の30分くらい前には到着します。 佐原さんは、そんなヤツなんですね。 何故ここまでやるかっていうと。 「自分の事を信じていない」から。 佐原さんロースペックすぎて、我ながら信じるに値しないんですね。 佐原さん、「5S」というものを日頃大切にしています。何を隠そう、5Sは座右の銘のひとつでございます。これについては以前別のところでお話させていただきましたが、今一度簡単にご説明いたしますと… 5Sとは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」の頭文字のSを取って、5Sと。 整理は「必要ものと必要ないものをわけて、必要ないものを捨てる事」。 整頓は「必要なものを使いやすいように場所や状態を整えておくこと」。 清掃清潔はそのまんま「掃除してきれいにしておくこと」。 躾は「それらを徹底して守る事」。 これは工場などでよく使われるスローガンで、そういう場所で働いた経験のある方は耳にした事がある言葉かもしれません。 この5Sというのは、働く環境や、自分の家やら部屋やらはもちろんなのですが、当然引き出しの中や、スマホの中、カバンの中にも適応されます。ですから佐原さんの身の回りは基本的には常に整っているわけですね。 で、なんでそんな事しているかというと、その方が家事も仕事も勉強もトレーニングも趣味も、すべて効率的にできるからなのですが…それ以外に。忘れ物や落とし物、時間の勘違いなどをしないようにするためなんですね。 何せ非常にびびりな性格ですからね、そこまで日頃から徹底しておかないと、安心して生活が送れないんです。なるべくストレスは抱えて生きたくないじゃないですか。そのためにできる事は色々としておこう、とそういう事なんです。 実際佐原さんは、その手の間違いや失敗をすることは、ほぼありません。 ほぼありませんが……それでも「ほぼ」なんですね。 数年に1回、ミスります。 今回の落とし物もその「数年に1回」なわけですね。 ちなみにこの前の落とし物は、およそ10年くらい前。ガラケーのストラップをなくした事でした。大切にしていたストラップだったんですが、ふいに電車の殺人的ラッシュに巻き込まれた時、引っ張られてちぎれてそれっきりでした。あの時も超絶ショックでしたね…。 そんな佐原さんが、今回はなぜ落とし物に気が付かなかったかというと。「他の人も一緒にいたから」でした。人のせい(にする)っていうね( 一人だと幾重(いくえ)にもチェックするところを、他の人と一緒にいる場合は端折りがち。 なぜかというとですね… 「日頃自分がビビりすぎてる自覚はある」ものですから、人様をそれにつき合わせるのも申し訳ないし、とか、挙動不審に思われても恥ずかしいし、とか、なんか色々ごちゃごちゃ自己保身的な事を考えちゃってその結果いつもと違う動きをしてしまう。 今回はまさにそれでした。 いつもと同じ動きをしていれば絶対落とし物に気が付いたのに、しなかったその時に、よりにもよって落とし物をしたという。いつもと違う動きをしたときに限って、日頃まずしない落とし物をするなんて、どんだけだと。 時間の勘違いに至っては、その「数年前の勘違い」以前だとずいぶん前……あれ……いや……ちょっと思い出せないですね。記憶にない……ないかも。時間の勘違いをした事はその1回だけかもしれません。 じゃあなんでその時は時間を勘違いしたかというと、よく覚えていますよ。めったにないことだから。 その理由は、猛烈に疲れていたからでした。 その頃はまだアルバイトもしていましたから、昼も夜も深夜もずっと働きづめで、基本的にいつだって疲れてはいたのですが、仕事が重なったかなんかして、その時は特別疲れていたんですよね。たぶん2徹とかそんな感じだった。 その時、いつもなら多重チェックするはずの待ち合わせ時間を、疲れのあまりその気すら起きず、放置していたのが原因でした。 心の中で「時間間違いなんていつもしないんだから、今日も大丈夫だろう」そう思った事をはっきり覚えております。そうやっていつもと違う動きをした時に限って、時間勘違いしてるっていうね!!! ほんと「どうしてそんな時に限って!?」 今回はそんなお話でした…いかがでしたでしょうか…。 これって共感されるのかしら…? もうめっちゃくちゃショック。 落とし物も時間の勘違いも。 これだけ気を付けてるのに!!! これだけ気を付けてるのに、それでもするの、そのミス!? もうほんと自分が信じられない。 あまりにショックすぎて、トークテーマにしてしまいました。 あ、時間といえばですね。 今現在もコロナの影響で、基本的に収録スタジオにはオンタイムで行くようにと通達がきているんですね。他の共演者の方と濃厚接触しないこと、3密を作り出さない事、等々がその理由なのですが…コロナ前は、収録開始の30分前に現場に到着するというのが、普通でした。こと自分のような木っ端底辺声優は。 でもこの道40年の大先輩ですらも、30分前にスタジオにきて集中力を高めてから仕事にのぞむ、なんて方もいらっしゃいましたから、それがかっこよすぎて佐原さんもそれを真似していたんですね。 しかしながら今は「オンタイムにきてね」という状態になっているので…なるべく早くスタジオについて安心したい佐原さんにはとても辛い。 だって東京って毎日のようにどこかの電車が止まるから。 そんな「万が一」を考えるととてもじゃないけどオンタイム前提の移動なんてできないので、苦肉の策としてスタジオ近くのパーキングエリアとかでぼーっと突っ立って時間調整するなんてことしております( パーキングエリアにずっといるって「車かよ」と。「一応人間」がなにしてんだ。駐車じゃなくて駐人(ちゅうじん)か?と。佐原のために用意されたスペースじゃないんだぞと。 まぁとにかく、佐原さんはそういうやつですよというお話です。 しかしながらですね、人間というのは多様性を持って生まれてくるようにできている生き物ですから、自然と僕のようなビビり以外の性格の人もたくさん生まれるわけですね。生まれるわけですねというか、実際いらっしゃいますよね( いらっしゃるというか、僕以外は全員僕みたいな性格じゃないですよね。 日頃良くしていただいている知人友人もそうです。 例えば、待ち合わせ時間に必ず30分~1時間は遅刻してくる人とか。そもそも日ニチをしょっちゅう勘違いする人とか。また、頻繁に泥酔しては、気が付いたらゴミ捨て場とか、駐車場で目が覚め、仕事道具やお財布が入ったカバンをよく紛失する人とか。 どれも佐原さん的にはやったことない事ばかりなんですけど、こういう人と佐原さん、相性悪そうな感じするじゃないですか。時間とか厳守人間と、時間とかルーズ人間。水と油な感じしかしない。 でも意外とそうでもないんですね。 むしろ逆に、そのおおらかさを「いいなぁ」なんて思うんです。そういうゆるい人と一緒にいると、気が楽でいい。万が一自分が遅刻したとしても、日頃遅刻してる人はきっと怒らないだろう、そう思えるのが良い。 それにそういう人相手の攻略法もなくもない。 待ち合わせ日時をよく間違える人には、前日と当日に1回ずつ連絡しておけば済む話です。そもそも自分は遅刻されても、本を読んだり調べものしたりと、待ち合わせ場所で有意義な時間を過ごせる奴なので問題ありません。泥酔して記憶と所持品をなくす人も、自分が一緒にいる時はいくらでも対処できますから、さほど問題でもありません。 社会というのは色々な性格の人達が混在して形成しているものです。その性格もそれぞれメリットデメリットがあるわけで、そういう人たちが互いの長所を出し合って、あるいは短所を埋めあってできているこの社会。色々な人がいていいじゃないか、と佐原さんは思うわけです。 ただ、やはり「隣の芝は青い」ってな事はありましてね…、おおらかな性格に生まれたかったなぁなんてたまーにビビりな自分をみて思ったりもしてしまいます( しっかし本当に…日頃これだけ持ち物と時間に気を付けているのに、それでも「完璧」にならないんですよ。 いや完璧な人間なんて一人もいませんからミスして当たり前なんですけど、でもミスはしない方が良いに決まっているわけで。 なので、できるだけミスしないように「できる努力はしておこう」と思って日頃あぁだこうだと取り組んでいるにも関わらず…やはりミスるんですよね。 まぁ、このミスは佐原さんがスペック低いからかもしれませんけどね( スペック低いからこそ、工夫でそれを補おうとしてるんじゃねー--かあああああああ。 そう思ってる今日この頃です。 ……世の皆様方はどうしてるのかしら? これを聴いて下さってるあなたはどうですか? 佐原さんはほんと、今回の落とし物は「とほほ」でしたわ…。 今回はそんなお話でした…! そんなわけで、最後まで聴いて下さってありがとうございました! それでは、またね! 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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老化を逆手に取る。
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよというわけで今回のテーマはこちら 「木っ端声優佐原誠、老化を逆手に取る。」 何の話かっていうとですね……佐原さん、頭悪いんですね。 どのくらい頭が悪いかというと。学生当時、数学の試験の時、答案用紙に「こんくらいの角度」とかてきとーに矢印書いて提出するくらいには頭が悪い。 で、もともと地頭(じあたま)が悪い事に加えて、歳をとったせいか、最近輪をかけて物覚えが悪くなってきたんです。 最近だと「アルギニンバソプレッシン」という単語ひとつ覚えるのにまる2日かかりました。 アルギニンバソプレッシンって何?という方のために軽く説明いたしますと…脳下垂体…鼻の奥あたりにある小さな器官(の後葉)から分泌されるホルモンですね。 「なんでそんなもの覚えようとしたんだよ佐原さんは?」って不思議に思ったかもしれませんが、その話はし始めると長くなるので今回は割愛します。 きっといつか別の機会に話します。こいつがとてもとても興味深いんですよ…( で、そんな単語ひとつ覚えるのにまる2日かかる。 10代の頃は、ニュース番組を流し見してても固有名詞とか全部一発で覚えられたんですけどもね…。最近は、歳をとるにつれて、覚えたくても覚えられない何てことが多くなってまいりました。 これって、人として成長する上では正直良くない事。 成長って基本的に積み上げていくものですから、覚えられないという事はシンプルに積みあがっていかないってことなわけでして。 脳科学者の中野信子氏は、IQが140以上ある上に、20歳頃まで「フォトグラフィックメモリー」が使えたそうです。 この「フォトグラフィックメモリー」というのはですね、日本語にすると「映像記憶」でして、どんなものかというと。 「本の内容等を、そのまままるごと一枚の絵のように脳に記憶する事」をいいます。 僕の知り合いの「ダブル東大卒芸人あかもん」の片方「おべん」さんも、このフォトグラフィックメモリーが使えるそう。 で、中野信子氏もそのフォトグラフィックメモリーが使えたため、試験の時などは、事前に頭の中にまるまる入れておいた教科書や参考書を脳内で検索して、「あったあったこれだこれだ」と、それをそのまま答案用紙に記入したりしていたそうなんですね。 ある意味カンニングをしている状態ですよね。ただそのカンニングに使ってる本は自分の頭の中にあるんだけどねっていう。なにそれ? ちょっと意味の分からない能力、もはやチートですけども、世の中にはそういう不可思議な能力を持つ方々が、確かに存在するみたいなんです。 「転生者かよ。」ヲタクな佐原さんはそんな事を思ってしまう。 いやだって、その可能性ありません? 実は異世界で生活してたんだけど、何かしらの事情でチート能力授かってこっちの世界に転生してきた可能性、十分ある。 これは半分大真面目な話。 異世界が存在しているという証拠はないが、異世界が存在していないという事もまた、証明できないわけですからね!!なんて屁理屈こねてみる。 よくあるじゃないですか、いわゆる「転生もの」。 何かしらがあって命が尽きて(主にその原因はトラックか過労)、そして神様(主に女神)に別の世界(主にファンタジー)に転生してもらうやつ。 他にも、お姫様が「勇者召喚」とか言って主人公を魔法で召喚しちゃったりするパターンもある。召喚されちゃった系の主人公は、本当は勇者なのに「お前は勇者じゃない」とか「お荷物」とか「まがい物」とか言われてお城から追放されたり殺されそうになったりする。 そんな、事故ったり呼ばれたして異世界にやってきた転生者は、ほぼ確実に何かしらのチート能力を複数持って転生しますよね。 一番多いチート能力はアイテムボックス。「いくらでも物を収納できる」し、「入れた食べ物は腐らない」し、「モンスターも死骸なら入れられるよ」みたいなそういうやつ。 そしてだいたい、物語冒頭でそれとは知らずめっちゃやばくて強いモンスターを偶然討伐しちゃってアイテムボックスの中に入れて死骸を持ち帰り、冒険者ギルドでおもむろにそのモンスターの死骸を取り出して周りをビビらせた上で、ちゃっかりギルドランクを飛び級であげてもらうところまでがワンセット。 そしてそんだけ強いくせに、一番最初に仲間にするモンスターはなぜかスライム。その後一呼吸置いて狼族。転生者における、スライムと狼族を仲間にしてる率の高さは異常。 佐原さんは、スライムや狼族を仲間にする様をみるたびいつも思う。 「日本最古のビーストテイマーって、桃太郎なんじゃないか」と。 キビダンゴなる魔具を用いて、イヌ・サル・キジをテイムし鬼を討伐する、という話はみなさまご存じの通りだが、いまこうして改めて考えてみると、桃太郎も転生者だったのかもしれませんよね。だって、イヌ・サル・キジと意思疎通をはかるだけでも異常事態なのに、そんなの仲間にしただけで鬼を退治できるわけないじゃん。 だって、ファンタジーでいえば、鬼ってオークとかオーガでしょ? 喋れること以外スキルのないイヌ・サル・キジには荷が重いよ!! それでも勝てたのは、桃太郎がチート能力持ってるから。 絶対「スキル 剣技レベルMAX」とか持ってるはず。あと称号は「勇者」。 じゃあなんでイヌ・サル・キジを連れて行ったかって、それはシンプルに「囮に使う」ため。さしものチート持ち桃太郎氏といえど、鬼の集団を一度に相手にするのは骨が折れますからね。 基本1対1の構図に持っていくために、ターゲットを取るタンカーとして、イヌ・サル・キジをつれていったわけです。 賢い、もといこざかしいですね!!! でもこう考えていくと色々納得できるところであります。 いやでも、実際イヌサルキジをテイムするのに使っているキビダンゴは、お爺さんだかおばあさんだかが作ったものなわけだから、実はお爺さんかおばあさんが転生者で、チート能力を持っていたのは実はその二人だったかもしれないなんて可能性もある。 主役扱いされている桃太郎は、その実ただの「桃に入っていた一般人」で、彼が鬼退治という偉業をなしえたのも、イヌ・サル・キジと意思疎通が図れたのも、 一流のテイマーだったお爺さんおばあさんのスキルによって、能力がブーストされていたからこそ、だったかのかもしれません。その場合お爺さんかおばあさんは「スキル テイム強化」を持ってるはず。 つまりお爺さんおばあさんは、桃太郎の物語における、黒幕だったと。 黒幕ってなんだよって思われてかた、これが黒幕でなくてなんだというのか。 だって、もしお爺さんおばあさんがテイマースキル持ちの転生者だった場合、テイムした桃太郎だけ鬼退治に向かわせてるんだから、実はかなり性格が悪い。 自分たちは安全な場所にいて、なんか川から流れてきたよくわからん「桃人間」だけ戦地に送り込んでるわけですからね。 いやむしろ、「よくわからん桃人間」だからこそ、戦地に送り出したのかもしれません。「人間じゃないのだから、死んでもかまわんじゃろて…ふぉふぉ」みたいな事を口走りながら、畑仕事しながらほくそ笑むお爺さん。 いや、その畑だっていったい何を栽培してるんだ??そう考えると、ただの野菜じゃなさそうだぞ。キビダンゴなる洗脳効果を持つ魔具を量産し、国家転覆を狙っているかもしれない。 実は今回の桃太郎の鬼退治の一件は、自身のテイム能力とキビダンゴの効果の確認のためだった可能性も出てくる。 …なんて、このまま話を続けると収拾がつかなくなりそうなので話を戻します。楽しいけど( とにもかくにもですね、中野信子氏もダブル東大卒芸人あかもんのおべんさんも、「映像記憶というチート能力を持ってこの世界にやってきた異世界転生者の可能性がある」そういうお話でございます。 そんな異世界転生チート能力持ちの中野信子氏も、近年は「昔ほど覚えられなくなった」あるいは「物事を忘れるようになった」そう。 そこから考えるに、やはりどんなにチートな記憶能力を持っている方でも、加齢に伴い記憶力は悪くなるようなんですね。 いや「そりゃそうだろ」って話なんですけど( まぁとにかくですね、そんな感じで、佐原さんも年々記憶力が悪くなっているわけです。ただでさえ元から悪いのに、これ以上悪くなるのかよと。現状でももう最底辺にいると思っていたのに、まだ下があったとは…がっくり。 マンガ「終末のワルキューレ」で「史上最強の敗者・佐々木小次郎」が「大海の暴君・ポセイドン」と闘った時の小次郎氏の言葉。「ようやく底にたどり着いたと思ったら、まだ下があるのか…」。 そんな感じの、小次郎氏がポセイドンさんのあまりの強さに心が折れかけてポツリとそんな事を呟くシーンがありました。 セリフは色々違いますが、ニュアンスはまぁこんな感じ。 佐原さんの心理状態を表すと、だいたいこんな感じでございますよと。 「終末のワルキューレ」をご存じない方、急にわからん例え話をしてごめんなさい。 とまぁこんなノリで、佐原さんは「最近記憶力が低下してる感じするなーやばいなー」って思いながら生活していたのですが。ふとしたきっかけで、「記憶力が低下するのも悪い事ばかりじゃないな」なんて、そのことを少し前向きに考えるようになったんですね。 まぁ正確には「忘れると言うのも悪くない」なんですが。 今回はとにもかくにも、このお話をしたかった。 で、そのふとしたきっかけとは何か。 「ゲームをしている時」だったんです。 佐原さん、テレビゲームが趣味なんですね。 かれこれ15年くらいゲーマーをやっております。 ジャンルも幅広く、RPG、アクション、格闘ゲーム、シミュレーション、シューティング、レーシング、音ゲー、パズルゲームと色々。 テレビはゲーム用のレイテンシーが少ない物を持っておりますし、コンシューマーハードも複数所持、ゲーミングチェアとゲーミングヘッドセット、格闘ゲーム用のアーケードコントローラーと、ハンドルコントローラーも所持しております。 そんな「どこに出しても恥ずかしくない訓練されたゲーマー」なものですから新作には目が無くてですね、基本的には新しいゲームが発売するとそれを購入しプレイする、といった感じで、「過去購入したゲームをプレイする事は、一部例外はありますが、今まではあまりしなかった」んです。 それがですね。何を思ったか少し前に、一度完全にやりこんだゲームを、再びプレイしてみたんですね。完全に出来心で。 出来心はおかしいですね!悪い事はしてませんからね!!えー……ふと思いついて( それはバイオハザードRE2という作品なのですが、このゲームは数年前の発売日に購入し、そこから1か月くらいやりこんだゲームなんです。やりこみ切ってからはまったく見向きもしなくなり、気が付けば3年近く経っておりました。 で、このゲームをハードディスク内のライブラリーで見つけたとき、 「めっちゃ面白かったからまたいつかやろう」と決めていた事を思い出したものの、内容に関してはほぼ思い出せない事に気が付いたんです。 で、試しにインストールして頭からプレイしてみたら、まぁーイイ感じに忘れているわけですよ。 ストーリーの大枠は覚えているけども、細かいところは忘れているし、モンスターがどんな風に出てきてどんな風に倒すのかも忘れてる。その結果面白いようにゲームオーバーするわけですよ。当時あんなにやりこんだのに。 で、やられると「あぁーそうだそうだそうだった」となる部分もありながら「え、こんなシーンあったっけ??」と思い出せない部分もある。そんな、懐かしさと新鮮さの両方を感じながら、昔プレイしたはずのゲームをプレイする。 これがまた、純粋に楽しいんですね! 何故楽しいかというと、「記憶が風化している」から。 今回わたくしは凄い発見をしました。 それは「1度120%しゃぶりつくしたゲームも、忘れる事でもう一度楽しめるのだ」という事。「こんな楽しみ方があるのなら、忘れる事も悪い事ばかりではないなぁ。」そんな風に思ったわけです。 これが今回お話したかった事です。 「記憶力低下という老化現象を逆手に取って、過去体験したコンテンツを再び楽しむ」そういう事でございます。 そんなわけで、バイオハザードRE2に引き続き、ただいま絶賛「FF15」をプレイ中です。このゲームはその昔、プレイ時間にして200時間ほど遊んだゲームなんですけど、やりこんだ当時「いつかまたやろう」と決めていたゲームでした。実はそのため、いつでも2周目をスムーズに始められるよう、色々準備しておいて放置してたんですね。 まぁ実はFF15に限らず、そういう風に「いつかきたる2周目プレイのために、準備だけ整えて放置」というのは色々なゲームでやってるんですけどもね。 んで、それをプレイし始めたんですけど、なるほど、こちらもいい感じに忘れてる。まぁやはり大枠は覚えてるんですけどもね、細かいシーンや、シーンのつながりが頭から抜け落ちていて、結構新鮮に遊べます。 何よりこのゲーム、発売してから大型アップデートを何度も繰り返してて、中には僕の知らないコンテンツも追加されていたりして、思った以上に「はじめまして」がある。まぁこれは「老化現象」関係ないのですけどもね、楽しければなんでもいいんですよ( そんなわけで、当時FF15 をやりこんだ方も、いつか2周目してみる事をお勧めします!!きっと新しい発見や、新鮮な喜びが待っておりますのでね!! またですね、このように昔の作品を「内容を忘れかけた今プレイする」と、他にも面白い現象が自分の中におこるんですね。 それはなにかというと「当時抱いていたその作品の印象が、今プレイするとまったく変わる事がある」ということです。 具体的なタイトルを言う事は避けますが、正直、初回プレイ当時「よくわからないなぁ」とか「自分には合わないかもー」と思った作品が多数ありました。佐原さんのように訓練されたヲタクでも、すべての作品を肯定的に感じるわけではないですからね。正直( そんな作品が、例えばゲームの場合だと「HDリマスター」とかで再発売されたタイミングでプレイするとですね、あの時理解できなかった事を理解できるようになってたり、共感できなかったことが共感できたり、楽しくないと思っていた作品がめっちゃ楽しかったり、ほぼポジティブな方向にその作品の評価がかわるんですね。ほぼというか、今のところすべての過去作、好きになりました。これも意外な発見! それはその当時より自分の「知識や経験が増したことで、理解力や共感力が増した事」が原因かな、と予想してます。知識と経験と思考力や読解力が、加齢で強化された事で、「置いてきぼりにならない事が増えた」のかなと。 簡単に言えば、自分の経験値が増えたことで「わかるー」も増えたって感じでしょうか( そんなわけで「当時楽しいと感じた自分的名作」も「いまいちはまらなかったなぁーという自分的迷作」も、「どちらも今一度プレイしてみる価値がある」のだという事を学びました、というのが今回話したかった事です! いかがでしたでしょうか、「木っ端声優佐原誠 老化を逆手に取る。」。 スペックが低い佐原さんの事ですから、今後もまだまだ記憶力低下が進むんだろうなぁと思うと中々に恐ろしい。でもそれは悪い事ばかりでなくて、考え方をかえると、だからこそ楽しめる事がある、かもしれない。 今回は特に佐原さんのヲタク的な部分が色濃く出た回となりましたが、どうか引かないでください。僕は昔からずっとこんなやつです( あ、あとですね。 今回ファイナルファンタジー15のお話を少しさせていただきましたが。 実はわたくし、FF15のエピソードアーデンを題材にしたアニメに出演していたりします。 どの声が佐原さん?って話なのでわかりやすいものでいうと…YouTubeにて公開されている公式動画がよいかもしれません。 『FINAL FANTASY XV EPISODE ARDYN -PROLOGUE』ティザートレーラー 第2弾 ↑(これを検索欄にコピペすれば、同じタイトルのものが上位に出てくるはずでございます。) この冒頭の声がわたくしですね。「あなたが王に指名されました~」というくだり。よければみてみてくださいね!! ちゃっかり宣伝などしてしまいましたが、それはまぁいいとして。 ビビりな佐原さんとしては、色々なものが衰えていく老化は、正直シンプルに恐怖でしかない。ですが、中には「良い事」もあるんだなーと今回思いました。 あなたはどうですか?老化( そんなわけで、最後まで聴いて下さってありがとうございました! それでは、またね。 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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「大人って何だろう?」となったので誰か教えてください…
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「大人になるってなんだろう?」 急に「なんだろう?」とか聞かれても困りますよね。 シンプルに「知らんがな」っていう( 以前「新成人おめでとうー-!!」的なテーマでお話させていただきました。 その時ふと、「そもそも大人ってなに?」的な事を考えたんです。 つまり(その時)「大人というものの定義をわかっていない自分に気が付いた」そういう事でございます。 大人になる事を「成人する」と言いますが、この「成人」という言葉をネットで調べてみると… 「法的には、単独で法律行為が行えるようになる年齢のこと。一般社会においては、身体的、精神的に十分に成熟している年齢を指すことが多い。」 とのこと。 まず「法律行為」って何??? 佐原さん学(がく)がないものですからこれについても調べました。 すると「法的権限の行使として、法律効果を生ぜしむる目的でなされる、個人の意思表示である」のだそう。 うん、さっぱりわからん。佐原さん、学だけじゃなくて読解力も無いようです。 そもそも「生ぜしむる」って何??? まったくわからんので、今のは忘れましょう。 んで、佐原さんがわかる程度の内容で話を進めると… 大人になってできる事で、身近なものといえば「選挙とか結婚」でしょうか…? でも、佐原さんが成人した当時は選挙権は二十歳でしたけど、今は18歳ですもんね。結婚も、18歳になれば親の許可なく、本人たちの合意のみでできるはずなので、これも成人、つまり二十歳とは関係ない。 選挙も結婚も、自分の暮らしに直結する非常に重要なイベントだと思うのですが、それを自分の裁量で行えるって事はつまり「18歳の時点で大人として認められているって事じゃないのかい???」なんて佐原さん思ってしまう。 正直二十歳で解禁されて、我々の生活に直接関わってくるものって、お酒とたばこくらいじゃないの??と思ってしまう。 でもこれって、二十歳解禁の理由としては、一応「成長期の身体に特に有害なので禁止してますよ」っていう建付けで二十歳解禁になってるんですよね。 体の発育に関する事も非常に重要ですが、政治と結婚に関する判断も同じくらい非常に重要な気もするんですけどね( でもそれは18歳からOKで、嗜好品であるたばことお酒は二十歳までダメ、と…。 犯罪に関しても、18歳以上であれば死刑や無期刑は適応されるみたいです。うーん。 正直、現行のルールでは、シンプルに「身体の発育の話だけで、成人か否か決まってる」ような気がするなぁ……みたいな佐原さんの認識、絶対間違ってる自信がある。でも他に特に思いつかない( また「一般社会においては、身体的、精神的に十分成熟している年齢を指す」とありますが、それについてもどうなんだろう。 その昔、佐原さんがまだ声優の勉強をしている学生だった頃、先生方からよく言われていたのは「男性は、体の成長に時間がかかるので、30歳くらいまで内臓などが完成しないから、声も変化し続けるよ」という事。 その話を鵜呑みにするならば、少なくとも男性は、20歳だとまだ身体的に成熟しとらんって事になるやんけと。 精神的な話にしても、正直佐原さん、18歳頃から気持ちの面で変化というか成長がみられないんですよね。つまりあれからずっと、高校を卒業したあたりくらいの心持で今もいるんです。 ほんまに、佐原さんあの頃から精神的に大人になってない感じする。 知識と経験は確かに増えたでしょう。でも、それ等を得る事を「大人になる」とは言わない気がするんです。感覚的な話で恐縮ですが( まぁこれは、実は佐原さんだけが例外で、他の皆様はちゃんとある時を境に「あ、わし今大人になったわ」と強烈に実感するタイミングがあるのかもしれませんけどもね( ドラクエで、ダーマ神殿で転職した時のような明確な差がね。ちなみに佐原さん、ドラクエは特に3と6と11が好きです。 話が逸れました。 …何の話でしたっけ…………大人になったわ自分、と実感するタイミングが佐原さん以外の人にはあるのかもしれないねって話でしたね。 他にもね、就職して社会人をはじめた時とか、そういうタイミングで「大人」を実感したりもあるかもしれない。しかし佐原さんは、ぬるっと声優業をはじめてしまいましたから、そういうのもない。とにもかくにも、残念ながら僕はそんなものないんです。気持ちはずっと18歳のまま。 しかしながら、「それだとなんだかアレな感じ。僕もみんなのように大人になりたいぞい。」そんなモチベーションが僕の中にあったりもする。 ですから日頃、色々な本を読んだり、色々な事に考察を重ねたり、子供の頃自分が想像した「大人はこんなことしてるはず」的な事をして大人になろうとしていたりします。 自分の中にある、「大人(成人)になれていないという実感」を「想像上の大人の真似事をする事で払拭したい」な、と日々奮闘しているのです。 奮闘はしているものの、ひとつ困った事があります。 それは、「大人(成人)というものの具体的な全体像をイメージができていない」事です。 つまり現状の佐原さんは「目指すべき大人像」を持たないまま奮闘している、という事です。 先ほど述べた「大人はこんなことしてるはず」は、部分的な大人のイメージにすぎません。どんなイメージかって。 「なんかネクタイ締めてそう」とか「靴は基本革靴」とか、髪型はきれいに整えたオールバックで丸眼鏡をかけている。そして闘う時に使う武器は「トランプ」。 ってそれってまんま、格闘ゲーム「THE KING OF FIGHTERS」に出てくる「オズワルド」やないかい!!考えてて途中で気が付きました。 今の例えがわからなかった方は、是非「KOF オズワルド」と検索してみてください。「あぁ佐原さんの大人のイメージってこういう感じなんだ」というのが視覚的に理解できるかと思います。 ちなみにオズワルドといえば、ゲーム「アサシンクリードヴァルハラ」のメインストーリーに「オズワルド」という青年がでてくるのですが、その役の日本語ボイスをわたくしが担当させていただいております…。よろしくお願いいたします…。 で…なんでしたっけ…? そう、「佐原さんは大人という物の全体像をイメージできていない」ってお話でしたね。そして唯一持ってるそれっぽいイメージは「架空の人物であった」、と。 つまり、本来お手本にするべき「リアルな大人像」は、佐原さんの中に存在しないという事です。 全体像がないままに、イメージの中の「大人っぽいこと」をしている、過去と現在の佐原さん。 まぁさきほどいった「オズワルド」は、大人のイメージの代表例があれなだけで、服装とかオズワルドのマネをしているわけではないんですけどもね。さっきのたとえ話はなんだったんだよっていう( まぁとにかくですね、それっていわば、「目的地がどっちの方角なのかわからないまま全力疾走してる」みたいな状態。それって実は無駄な努力なんじゃない??そんな風にも思うのです。 ……そう、誤解を恐れずに言わせていただきますと。 ぶっちゃけわたくし、「こんな大人になりたいっていう具体的な指標にしている実在の人物」は、「おりません」。 いやね、周りの人がダメだって言っているんじゃないんです。素晴らしい方たくさんいます。こと声優業界なんて才能が集まってくる世界でございますから、それはもう素晴らしい方がわんさといる。 大先輩は言わずもがな、若手声優さんだってほんと皆様素晴らしい。 あ、ちなみに「言わずもがな」のイントネーションは「い ↑わずも ↓がな」です。最近巷でよく聞く「十把一絡げ」も「じ ↓っぱ ひ↑と ↓からげ」です。 どうでもいいですね、すみません( でですね… 行く先々で出会う若手さんは、皆お声も素晴らしい上に、お芝居も素晴らしい、おまけに見た目もオシャレで清潔感があって素晴らしい。その上でコミュニケーション力があり、読解力があり理解力があり、実現力がある。 それ等がないと、クライアントさんやディレクターさんと意思疎通をはかりながら作品作りできませんからね。それらをなんなくこなすスペックを、若手の皆さん持ち合わせている。すごすぎ。 きちんと調べたわけではない話で恐縮ですが、毎年数万人が目指すと言われている声優業界。その上で実際に事務所に所属できる人はごくわずかですし、現場に出るなんてその中でさらにごく少数。その狭き門を何度も突破して現場に立っている方々ですから、そりゃスペック高いわなとは思うのですが、それにしたって素晴らしい。 …あの…今。遠回しに自分をほめた感じになりましたけど、佐原さんの場合は「運」です。運で声優になりました。才能にあふれ、実力で声優になった他の方々とはルートが違いますので、悪しからず…。僕にはそんな能力ないです( でですね、そんなわけで、まわりには素晴らしい方々が大勢いるんですね。 それはそう。 「だったらその中の誰かを具体的な目標にすればいいじゃないですか」そう思われ方。 それもそう。 でもそうしないのは、僕の根本的なものの捉え方が関係しております。 僕は根底に「完璧な人間は存在しない」という考え方を持っているんですね。 さらに「物語と違って、実在する人物の言動に一貫性はない」という考えも持っております。その上で、僕は人間を「弱い生き物」だと考えているんです。いわゆる「性悪説」というやつです。 ここら辺の話をがっつりすると長くなるので割愛しますが、そんなわけで、何が言いたいかと言うと…どんなにすごい人も「必ずダメな一面がある」、そう考えているんだってことです。 「何そのうがった見方、佐原さん性格がアレー。」そう思われた方、まってまって僕の話を聞いておくれよ。 そういう言い方をすると、悲観的だったり、ひねくれた考え方のように感じるかもしれませんが、これに関しては、まったく悪くとらえていなくて、シンプルに「そういうもんだよねー!」と思っているんです( ただただ純粋に、どんなに偉い人も、どんな偉業を成し遂げた人も、必ず、他人から知られたら「えっなにそれ…」ってドン引きされる一面を持っている。 「いつ見たって完璧で、正解だけ出し続ける人なんて、この世の中に存在しない。」そう考えているんですっていう話です。悪意ゼロ( 「政策」というものがあります。政府や政党などが施政上の方針や方策を指すこと、なんですけど。これって、国の中でもトップクラスに優秀な人達が集まって、時間かけて会議して決めてますよね。 この政策という物は基本的に「ひとつの政策で、主に3つの大きな成果を得られるような建付けになっている」と言われています。そうなるように優秀な人達が徹底的に議論し、出したものが「政策」であるわけです。 しかしながら世界を見渡してみると、政策が失敗する事も多々あるじゃないですか。 その国の超優秀な人達が集まって一生懸命考えだしたものですら、失敗する事があるんです。一個人でいったらごく自然に、間違った判断をしたり間違った行動をしたりするものだよね、なんて僕は思うんです。 そこに先ほど述べた「性悪説」が加わるわけですから、どんな素晴らしい偉業を成し遂げた人も、その一面だけを見て「全面的に、120%あなたを全力で信頼しますー--」なんてテンションには、僕はなれないんですね。 そもそも、「僕はその人のいったい何を知っているというんだ」と思ってしまう。 1面だけをみて、その全体像を想像するというのは人間が持つとても重要な能力ではあるのですが、それゆえに、「1面しか見ていないのにすべてを見た気になる」という弊害も発生させているように思うのです。 ですから「見た気になる」のではなくて、「実際に見る」までは結論は出せない。「その人がどういう人かは、その人のすべてをみてみないとわからない」とそういう事なわけです。 だけども「その人のすべての面を見る」って、多分不可能ですよね。だって自分の事すら、全部わかってないんだもの( 佐原さんずいぶん長い時間この身体で生活してますけど、いまだに「自分、こういう一面があったんだ…!!」って驚く事ありますもの。良い面も悪い面も含めて。まぁ佐原さんが特別頭が悪くて勘が鈍いいだけかもしれませんけどもね( でも少なくとも僕は、いまだに僕の事がわからない。 ですから、人様の事なんてもっとわからない。 なので、その人の1面をみても、「きっと僕の知らない1面を、この人はまだまだもっているんだろうなぁ」と自然と思えるわけで、そう思うと、「全面的に、120%あなたを全力で信頼しますー--」という感じにはならないんですね。 その結果先ほどの「指標にしている実在の人物はおりません」につながるわけです。 というわけで、佐原さんはそんな風に「人って必ずダメな部分あるもんだよねぇ」と思ってはいるのですが、同時にリスペクトもあるんです。 こと声優業界で言えば、非常にたくさんの声優さんをリスペクトしております。 僕は、その人のウィークポイントを知って理解する事と、尊敬の念を抱くという事は、同居できると考えているんですね。「ダメな部分があったら尊敬できない何てことはない」ということです。「素晴らしい部分は素直に素晴らしいと思い、ダメな部分は素直にダメだと思う。それでいいんじゃないかなー」なんて佐原さんは思うんです。 まぁ……もちろんその「ダメ」も、程度によるとは思うんですけど…うふふ( でも佐原さん、大抵の「ダメ」はまったく気にしません。そういうもんだと思っているからです。 そんなわけで佐原さん。 「その人を120%、すべてにおいて全身全霊で尊敬しますー信頼しますー」という事はしないのですが、「この人のこの部分は素敵だよね、素晴らしいよね、参考になるよね」というものはいっぱい見つけるわけでして。 そうなるとどうなるかというと、佐原さん、パクり魔になります。 色々な人をみて、良い部分、参考になる部分を見つけたら、それを恥ずかしげもなくパクる、という事をします。 「この人のこの部分いいなぁ。よしパクろう」「あの人のやってる取り組みいいなぁ。よしパクろう」 そうやって色々な人から少しずついい部分をパクり散らかして、今の佐原さんが作られています。 そう、声優界の「フランケンシュタイン」とは僕の事です。今度から僕の事「フランケンさん」って呼んでください。 呼び捨てはできればご遠慮願いたい。親しき中にも礼儀あり、ですからね!!…この言葉の使い方あってます…?( しかもね、フランケンシュタインの画像を検索していただくとわかるんですけど、よくみたら顔も似てるんですよね…。僕は本当にフランケンシュタインかもしれない…あるいは子孫…なんかそんな気がしてきた( まぁとにかくですね。 どんな素晴らしく見える人も、きっと別の面がある。ものすごく成熟した側面を持つ反面、未成熟な側面も持っている。 なので、人ひとりを丸ごと「この人になりたい」と目標として掲げる事はない。だけど、良いなぁと思える部分は丸ごとパクる。 だがそんな「つまみ食い」をしている結果、それらすべてが組み合わさった「全体像」がイメージできない。 まぁそのイメージに一番近いのは、話の流れからすると「フランケンシュタイン」なんですけども( ただフランケンシュタインも、(KOFの)オズワルドと一緒で実在しませんからね。実在しないものになろうとは思いません。 そんなわけで、リアルな全体像がイメージできないので、「自分が何を目指しているのか、この道の先に何が待っているのか、正直わからない」。 それ等が転じて「大人ってなんだろう?よくわからん」となっている、そういうお話でございます。完全に話が飛躍したけど、まぁだいたいそんな感じ。 こんなような話、学生の頃から度々友達にしたりしてるんですけど、毎度「ちょっとなにいってるかわかんない」という反応をされます。 きっと僕は、どこかおかしいんだと思います( ただですね。 先ほど「未熟な側面を持たない人を見たことがない」と言いましたが、これはひとつ大きなポイントなのではないかとも思うのです。 ここから、「100%成熟、つまり完熟した人というのは実は存在しないのではないか。」という仮説がほんのり浮上してくるわけですが……そこから発展して「もしかして大人(成人)というのは、未熟な部分があったとしても、ひとつでも成熟した側面を持っていれば大人(成人)なのではないか」 そんな風にも思えてくるのです。 しかしながら「成熟した部分」ってなんだ?その基準は??と言われると、まったくわからない。 建造物のように、一目で「完成してますねぇ!」とわかるようなものなら判断は楽なのですが、人間の内面というのは形では見えにくいものですから、判断が難しい。 おまけにその理屈でいうと「天才子役」のように、子供ながらにして大人顔負けの成熟した技能を持ち合わせている人はどうなるんだって話にもなる。 そんなわけで色々と考えた結果、佐原さんとしては 「大人と言うのは、20歳以上の人の事である」 というしょーもない結論にたどり着きました。 一周回りましたね。完全に。 とにもかくにも、今現在の佐原さんの「大人ってなんだろう?」という疑問の答えは「20歳以上の人の事じゃないすかぁ?」となりましたよ、というのが今回のお話の結論です。 これを聴いて下さってるあなた。 もし答えを知っていたらコメントとかお手紙に書いて教えてください…。 僕にはわからない…何もわからない…。 というわけで、たらたらと話した挙句しょーもない結論にたどり着いてしまいましたが、今回に関しては結論ではなくて「佐原さんのどっかおかしい思考回路」を楽しんで戴けたらなーと思います。 大丈夫??楽しめたかしら?? ただただ「何言ってんだこいつ」とドン引かれたかもしれませんが、仕方ないよね、佐原さんってこういうヤツだもの( そんなわけで、今回も最後まで聴いて下さってありがとうございました! いつも感謝感謝です。 それでは、またね。 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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わたしが成人当時、成人式に参加しなかった理由。
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「新成人、おめでとうございます!!」 今回のテーマはずばり、成人式についてです! なんでも、2022年1月10日㈪は成人の日であったそう。 成人の日という事はつまり、成人式があったわけですね。 成人式って毎年1月中旬くらいにありますから、「もう年が始まって半月くらい経ったんだなぁ」なんて、(毎年)成人式のnewsをみるたび思います。 そんな佐原さんはですね、自分が成人した当時、成人式には出席しませんでした。何故かと言うと、行っても独りぼっちだから( 僕は岐阜県出身なのですが、中学を卒業したその日、卒業式から帰ってきたところを拉致されそのまま東京に輸送され、それからは今に至るまでずっと東京暮らしなんです。 なので、中卒から住民票が東京なものですから、成人式も、生まれ育った岐阜ではなくて東京の成人式に出席する事になるわけです。 つまり岐阜の友達と一緒に成人式に参加できないという事。ぼっち確定。 いやそれならば、東京でできた友達と一緒に成人式に参加すればいいじゃんって思われた方。然うは問屋が卸さない! まず大前提として、東京の成人式は「区ごと」に会場が違うんです。新宿区とか渋谷区とか港区、とかそういう区ごとにね。 何故ならば東京都は人口が多いから。日本全体の人口の10%強が東京に住んでるわけですからね…そのぶん新成人もめっちゃいる。だから会場をわけざるを得ない。そういう話でございます。 つまりどんなに仲のいい、同い年の友達がいたとしても、区が違えば成人式の会場は別になってしまうんです。 ……ここまで堂々と言っておいて実はそんなことなかったりして。 実は(成人式のシステム等が)色々違ってたらごめんなさい…( でですね、佐原さんは東京に来てからは高校に通ったわけですが、その高校は電車を使ってそこそこの距離にある学校でした。 つまり区を跨いだ高校に通っていたんですね。ですからそこでできる友達は、自然と皆違う区に住んでいる。 というか高校というものがそういうものであるそう。小学校中学校は区内の学校に通うものだが、高校からはそういうのは関係ないから、自然と区外の高校に通うのだそう。 つまり区とかを跨いで通うのがどうやら普通みたいですから、ひとつの高校に、自然と色々な区から人が集まってくる事になるわけですね。 その結果、高校でできた友達は皆自分とは違う区に住んでいる人ばかりでありました、と。 また、高校に通いながら同時にアルバイトもしていたのですけど、バイト先も電車で通う距離の、住んでる区とは違う区にある職場でした。つまりそこでできる友達も、皆違う区に住んでいる。 まぁそもそもバイト先には同い年自体ほとんどいませんでしたけどもね…( そんなこんなで佐原さん。東京に来てからは同じ区の友達ができなかったんですね。 いやいやいや、近所の人いるじゃん。 家の周りに同い年おらんの??探したら数人くらいいるでしょ!! そう思われた方。それはきっと正論。だがひとつ大事な事を忘れている。それは、佐原さんがコミュ障だってことです。 そんな芸当ができるなら、今頃佐原さん、友達100人おりますわ。 (友達の数が多くない事の)言い訳として昔から言っているのは、「佐原さんは狭く深い人付き合いをするタイプなんです。」と。 「悪そうなヤツは大体友達」なんてね、とある人は言いましたけど、そんな風にアグレッシブに「友活」はできない性格なんです。 そんなわけですから、基本的には自分から友達になりに行くんじゃなくて、友達になりに来てくれた人を捕獲するスタイル。「よく来てくれました」と、ワシッとつかんで離さない。 そんなヤツ(完全受け身)なのに友達になってくれる人というのはいるもの。ありがたいですね。友達ってありがたい。 それはさておき、そもそも東京って、近所づきあいとかまったくない土地でありますので、近所にどんな人が住んでるかわからない。近所どころか隣の家にどんな人が住んでるのかもわかりません。したがって近所に同い年くらいの人が存在するかどうかもわからない。 東京というのはそういう場所なんです。人の数は多いが、つながりは希薄である、そういうわけでございます。 佐原さんは10歳頃まで岐阜の団地に住んでおりました。 その団地には子供がめっちゃおりまして、年上も同い年も年下も、うじゃうじゃいたんです。ですから遊び仲間には事欠かない。 おまけに当時はどのご家庭も家の鍵をかけないのがデフォルトでしたから、家の中に勝手に入り放題。自分の家もそんな感じで、自分家のお手洗いの扉をガチャっとあけたら友達が入ってた、なんてこともあったくらいの無法地帯。 勝手に上がり込んでお手洗い使うな( まぁ僕はシャイだったので、勝手に家に上がり込む事はしたことなかったですけど…( まぁそんなわけで、岐阜にいた頃は人と人との距離感も違いましたし、友達作りには困らない環境におりましたから、その結果、友達を作る技術が育たなかったと。そしてそのまま東京に放り出されたわけでして。 友達の作り方がわからないから(自尊心を守るために)「無理に友達作る必要もないよね」などと言い訳をして、ご近所づきあいを頑張らなかったんです。 そういう流れがありまして、その結果、成人式に参加する年齢になったその時「知り合いいないから式に参加してもぼっちじゃん」という事になってしまいましたよと。 まわりの人たちが和気あいあいと再会を懐かしむ中、佐原さんはひとりで「すん」ってしてる様を想像したら、恐ろしくてもうね( 本来「いい思い出」になるはずの成人式が「黒歴史」になりかねない。佐原さんは昔からヲタク気質なものですからただでさえ黒歴史多いのに、これ以上増やしたくありませんぞと。 そんなわけで、佐原さんは成人式に出席する事を見送りました。 「見送りました」はおかしいな。「次はない」ですからね。 正しくは「出席をやめました」。 ここまで言っておいてなんですけど、実は佐原さん。そもそも人混みがあまり好きじゃありません。その上イベントごとにあまり興味がありません。 人生の中で積極的に足を運んだイベントなんて、「東京ゲームショウ」くらいなもんです。アレは好きです。ゲーマーなので。 ですから結局のところ、中学卒業時に東京に行かずずっと岐阜で暮らしていたとしても、成人式は行かなかったかもしれないなぁなんて思ったりもして。 ここまでの話はなんだったんだっていう( なので、一応成人式に行かなかった理由としては「知り合いがいない成人式に参加しても無駄」という建付けになっているのですけども、実際は「シンプルにイベントごとが面倒くさいから行かなかった」である、そういう話なわけです。 でも世の中の人には「面倒だから成人式行きませんでした」というより「地方から出てきたので、知り合いがいないから参加しませんでした」と言った方が、 なんか印象が良い感じするじゃないですか。 佐原さんビビりなので人から嫌われたくないんですね。 ですから今まではそのような建前をずっと言い続けてきたんです。が、一応「嘘は言っていない」よと。だって知り合いいないのは本当の事だし( そんな、佐原さんの成人式話でした。 というわけで、「新成人、おめでとうございます!!」いかがでしたでしょうか。最後になりましたが、新成人の方にメッセージを述べて、終わりにしたいと思います。 新成人のあなた、成人おめでとうございます!! 成人したということは、法律上大人としてみなされました、という事。 つまり今後は何をするにもあなたの自由。そして自由と一緒に、何かにつけて「責任」がついてまわります。が、まずは与えられた「自由」というものを喜び、色々とチャレンジしてみると良いと思います。 犯罪さえしなければ、大抵の失敗は挽回できますから( 頑張ってくださいね!!お互い、いい大人ライフを送りましょう!! というわけで、今回も最後まで聴いて下さってありがとうございました。 それでは、またね! 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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木っ端声優佐原誠の、2022年の抱負
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! 2022年一発目のサハラジオ…さっそく始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「木っ端声優佐原誠の、2022年の抱負」 というわけでですね、2022年1回目のサハラジオは新年らしく、佐原さんの抱負について語りたいと思うのですが…それにあたり、「そもそも抱負ってどういう意味なんだろう?」と気になって調べました。 そうしたら、抱負とは「心のなかで温めている計画や決意」の事である、という事がわかりました。 それを知った佐原さん。 「なるほど、心の中でねぇ…ん?ということはつまり、口に出したらその瞬間、抱負は抱負でなくなるのではないか?」 と思いました。 だって抱負って「心の中で温めている」から抱負なんでしょ? それを公言しちゃったらそれはもはや抱負じゃなくて、「宣誓」とか「決意表明」とかいうやつじゃない?? よく「今年の抱負を語る」とかあるけど、それって理屈上は成立しない行為なんじゃないの??と。 いやそれとも。 「抱負を公言する事で決意表明へと進化させ、引っ込みがつかない状況を自ら作り出す事で、それをやらざるを得ない状態に自分を追い込む事までがワンセット」 とかそういう事なのだろうか?? これ、どう思います?? どう思いますって言われても困りますよね。知らんがなって話です( ……新年早々よくわからない事に思考を巡らせたわけなんですけどもね、まぁそんな細かい事はいいんですよ。とにかく今回佐原さんは2022年の抱負を語る。そういう事でございます。 でですね、のっけから不穏な滑り出しになってしまいましたけども、早速わたくしの、2022年の抱負を発表したいと思います。 それは 「噛みしめる」です。 「なに?スルメの話?噛みしめると美味しいよねスルメ」と思われた方、そうではないんですよ。「ひとつひとつの出来事にしっかり向き合って生きていこう」、そういう話でございます。 この抱負にした理由はですね、先日、2021年の事を振り返ってみた事がきっかけでした。 それがどんな内容かざっくりと言うと、「1年経つのがあっという間すぎました」というもの。あまりにあっという間に1年が経過してしまって「色々とやった1年のはずなのに実感が伴わない」とそういうお話ですね。 後で日記を読んで振り返ると「あったあった、大変だったなぁ!」なんて事いっぱい出てくるんですけど、日記のような外部記憶装置に頼らないとなんも思い出さない。なんとも頼りない佐原さんの内蔵ハードディスク。 せっかく色々な事やったのに覚えていないという事は、=吸収していないという事であり、=それらが私の血肉になっていない、とそういう事に気が付いたわけです。 何でこんなことになったかというと、色々と考えた結果「忙しさにテンパってあわあわしてばかりだったから」なのかなーと思いました。 忙しくなると、積みあがったタスクを「緊急かつ重要なものから順番にこなしていく」、という事に集中します。そうなるとどうしてもひとつひとつは作業チックになってしまい、また細かく頭を切り替えながら色々な事に当たりますから、ひとつひとつと向き合う時間も少ない。つまりひとつの物事に意識を向ける時間がどうしても少なくなってしまうという事です。 そうなるとやはり記憶の定着もよろしくないようで、その結果「なんかあっという間に時間だけがすぎたという感覚」だけが残ってしまうと。 まぁ、収録現場(声優の仕事)に行った時はがっつりそれと向き合う事になりますから、現場での記憶はちゃんと残ってるんですけどね。だがその収録現場に行くまでの準備時間、つまり「仕事以外の時間の記憶」がとても曖昧なんだ、とそういう事でございます。 またね、2020年と2021年はコロナで収録形態も随分かわりました。 アニメや吹き替えの収録は、本来ならばみんな集まって4~5時間かけて収録するものを、今はコロナ対策で分割収録でございますから、一度に集まる役者の数は1名~4名くらい。 そうなると、まとめて収録できないのでスタッフさんの仕事時間は増えてしまいますが、我々役者の収録時間は出番に比例する事になる。 その結果、佐原さんのような底辺木っ端声優の場合、「早いと収録が3分で終わる」とかあります。場合によっては、1時間とかかけてスタジオに行き、3分収録して1時間かけて帰る、とかそんな感じなのがコロナ禍では起こりえるのです。 まぁさすがに3分は異常に早い例ですけど、でも佐原さん何度かありましたよそういう時( あまりにあっさり収録が終わるから、スタッフさん一同「苦笑」。 とにかくそんな「収録時間めっちゃ短い」事が多々あるコロナ禍ですから、時間が短くなり、そして他の役者さんと会わない分だけ思い出も少なくなる。そんなわけで、仕事時間中も例年に比べて格段に思い出が少なくなっているように思います。 「でも佐原さん、収録時間が減った分時間に余裕できるんじゃないの?」そう思われた賢い方、するどい。話が矛盾しているように感じますよね! でもですね、それはそうなんですけど、実はそうとも言い切れないんですね。 何故ならば業界全体、この分割収録ありきでスケジュールを組むようにかわってきたからです。なのでコロナ禍以前では存在しなかったような過密スケジュールが作られる場合がある、そういう事でございます。 他にも、本をまるまる1冊朗読するお仕事のように、自宅での作業時間が異常に長いものが結構あったりするので、そういうのが間(あいだ)に入るとまぁ大変です。そうでないアニメやゲームのお仕事でも、VTR確認したり資料を読み込むのにも時間はかなりかかるものですから、意外と時間に余裕はない。 そもそも佐原さんビビりなので、「収録時間が短くなった分練習時間あるだろ?」と周囲に思われてるんじゃないかっていう勝手なプレッシャーを感じて、コロナ禍前よりむしろ台本とにらめっこする時間が確実に増えている。「むしろ以前よりミスれなくなったぞ」と。いや別にもともとミスしてるわけじゃないんですけども( とにもかくにも、それらが複合的に組み合わさる事で、場合によってはコロナ禍以前より忙しい、または心理的余裕がむしろ無い、そういう状況が作り出される事が非常に多くあるんですね。 そんなわけで、2021年は「なんでこんなに余裕ないの??」と疑問に思うくらいの時が何度もあったりしました。というか春頃から基本的にずっと。 まぁその反面、余裕があるときは「ニートかな?」と錯覚するくらいに何も無かったりもするんですけどね( で、そんなコロナさんはまだまだ世界中で猛威を振るっております。 アメリカやフランスやドイツなど、世界中で1日当たりの感染者数過去最高記録を更新していたりします。日本も減ったと思ったら増えたみたいな感じになっていて、まったく予断を許さない。 オーストラリアみたいに、しばらく長い期間「1日の感染者数20人くらい」を維持しても、そこから何故か増え始め1日6000人とかになる、みたいな事に日本もなる可能性は十分にあります。 ですから、コロナ対策をしながらの収録という形態はまだまだまだまだ続くでしょう、と予想します。そう考えると2022年いっぱいもこの収録形態の可能性がある、ということで、2021年と同じような感覚で生活すると「また1年があっという間にすぎる」可能性が高いなと。 それではなんだかとってももったいない!! なにがもったいないって、人生がもったいない!! 何の因果かこの世に生まれてきてしまったからには、それなりに楽しくそれなりに濃い人生を歩みたい!! そのためには思い出を作りたい!! でも正直、別に特別な思い出はいらない!!何の変哲もない日常を楽しみたい!! だって、特別な何かをしないと人生楽しめないよりかは、何の変哲もない日常を楽しめたほうがお得な感じするじゃないですか( なので、2022年は「噛みしめる」事によって、色々な事をちゃんと覚えていられたらいいな、とそういう風に考えたんです。 そんなわけでして、2022年の抱負は「噛みしめる」に決定いたしましたー--!!! ひとつひとつの事柄にきちんと集中をして、1個1個大切にする。 いやこれめっちゃ難しいですし、実際できるわけないよなって今既に思っているんですけど、でもこの抱負を常に頭の片隅に置いておくことで、少しでもいいから噛みしめられたらいいなぁーと思うわけでして。 そして2022年年末には「今年は色々あったぞー!」と「実感を伴って口にできる」、そんな風にしたいなと思っているんです。 というわけでさっそく、今日(1月6日)は東京で雪が降っているので、その雪を物理的に噛みしめようと口の中に入れ……ようとしてやめました。 東京の空気は汚いので、そこから生み出された雪も同じように汚いという話を思い出しましてね( そのかわり、1年に何度も振らない東京の雪をしっかり拝んで、目に焼き付けました。よきよき。 そんなわけで、「木っ端声優佐原誠の、2022年の抱負」いかがでしたでしょうか。 あなたはいったいどんな抱負にしましたか? お互い良い1年にしましょうね! 2022年もどうぞ、よろしくお願いいたします!! それでは、またね!! 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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木っ端声優佐原誠、2021年を振り返る。
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「2021年もありがとうございました!」 というわけで早いもので、もう2021年が終わろうとしておりますね…!! いやぁー…いくらなんでも早すぎやしないかと。 少し前に「2021年はじまったなぁ、今年こそ頑張ろう!」とか思っていたように思うのに、そのはずなのに、なんか今まさに終了しかけておりますよと…。 正直、この1年わたしはいったい何をしていたのだろう??と、今思っております。あれやこれやとやるつもりが、結局それら目的を達成する事ないまま今に至る。 あの時だらだらしてた自分に言ってやりたい。 そんなことしてるとあっという間に今年終わっちゃうぞと。 バイオハザードHDリマスターのクリアタイム縮めてる場合じゃないぞと。 無限ロケットランチャー出してゾンビ無双してる場合ちゃうぞと。 冗談はさておき、…いや冗談でもないんだけども、とにかく。 忙しい時は、とにかく目の前のタスクを重要なものから順番にこなしていく事に集中し、いつの間にか時間がたっている。 忙しくない時は「休むなら今のうちー!」とだらだらしていたら、いつの間にか時間がたっている。 つまるところ、忙しくてもそうでなくても結局時間はあっという間に過ぎていく、といった感じ。 もっと時間の使い方が上手くなりたいと思いますし、だらだらするにも集中するにも、もうちょっとこう、「噛みしめながら」生きたいなと思いました。 …あぁそうしよう。来年の抱負は「噛みしめる」これでいこう。 じゃないとあっという間にお爺ちゃんになっていそうだからね!! しかしながらそんな佐原さん、スケジュール帳をみてこの1年を振り返ってみると、意外と何もしていないわけでは無い様子。 ちなみにですね。 僕のスケジュール帳には仕事のスケジュールだけでなく「この時間家事した」とか「勉強した」とか「遊んだ」とか、すべてのタイムスケジュールが書いてあるんですね。そして毎日の日記と、1か月事の総評と、あと家計簿なんかも書いていたりします。 ので、「頭が悪いので自分の記憶には残っていないが、記録は残っている」わけで、スケジュール帳を見返してみると「あったあった、こんな事あったよ」というものがたくさん出てきます。 そんなわけで、こうやって1年を振り返る時にスケジュール帳は大変便利なのでございますよと。 で、なんでしたっけ……そう、1年を振り返ってみると、意外と「何もしていないわけではない」っていう話でしたね。 例えばお仕事で言うと。 テレビアニメならば ●ホリミヤ(宮村の叔父) ●2.43 清陰高校(にーてんよんさん せいいんこうこう)男子バレー部(福蜂部員) ●カードファイト!! ヴァンガード overDress(コイデ、ズワイマスク) - 2シリーズ ●セブンナイツ レボリューション -英雄の継承者-(町人) ●86-エイティシックス-(プレアデス、兵士、秘書官〈男〉) - 2シリーズ ●戦闘員、派遣します!(男性、オークA) ●不滅のあなたへ(男) ●EDENS ZERO(研究員) ●見える子ちゃん(実況アナ、本屋店員、ゴッドマザーの息子) ●無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜(獣族の戦士、長男) ●月とライカと吸血姫(警備兵) 劇場版アニメならば ●劇場版 Fate/Grand Order -神聖円卓領域キャメロット-(2020年 - 2021年、難民男、粛正騎士) - 前後編 ●アイの歌声を聴かせて(2021年、柔道部員) ゲームならば ●ジャックジャンヌ ●モンスターストライク(ザグマス) ●コール オブ デューティ ヴァンガード 吹き替えならば ●アルビン!&しまっピーズ(サイモン) ●レイダース・オブ・ムージン 失われた財宝(フー・バーイー・主役) ナレーションならば ●Audible「日本を前に進める」河野太郎 (著) といったところでしょうか。 「あ、この作品みたよ!」というもの、何かありました?あったら嬉しい( というかそもそも、タイトルのイントネーションはあっていたのかしら? たまに「え、そんなイントネーションなの!?」ってびっくりすることありますからね。 例えば、僕は出演はしておりませんが好きな作品として「干物妹!うまるちゃん」というのがあります。 この作品はですね、タイトルからわかります通り、「うまるちゃん」という女の子が主役のマンガなんですけど。 このうまるちゃんのイントネーション、佐原さんアニメみるまでずっと「う↓まる」だと思ってたんですね。「う↓まるちゃん」だと。 でもアニメをみたら「う↑まる」だったんです。つまり正しくは「う↑まるちゃん」。 ただオープニングムービーでは「UMR、UMR、ユーマじゃないよ、う↓ま↑る!」と言ってるんですけどもね。まぁ歌の中だからいいのかな…? とにかく、そういう意外すぎるイントネーションだったりすることがあるので油断できません。さっき羅列した作品、イントネーション間違ってたらごめんなさいね。 そして、この「干物妹!うまるちゃん」大変面白い作品なので、おすすめです。 マンガはもちろん、アニメも凄いので、ぜひ。 んでですね。 先ほど挙げた作品群は、Wikipediaだとかで既に表に出ている情報を探して羅列したものです。 ですので実は、「今年放送されたけど収録は去年以前だったりする」ものも含まれています。それとは逆に、「今年収録したけど情報解禁が来年以降なのでまだ言えない」といったものもたくさんあったりもします。 収録してから世に出るまでの間隔がどのくらい空くかというのは、もう正直、作品によって全く違います。 収録したその15分後にオンエアーされるものもありますし、2年くらい間があくものもあります。 ですから自分で挙げといてなんですが、上記の情報は「今年の成果」というには結構怪しいものだったりもします( もっというと、このようにWikipediaなどを通じて公になったものだけが成果物ではございません。つまり、「佐原さんの名前は出てないけど、関わってるものは実は他にもいっぱいあるよ」ということでございます。 こと「吹き替え作品」とか「ゲーム」「ナレーション」は、そのほとんどが公にされておりません。 不思議な事に、アニメ作品に関しては、大抵公開後すぐにWikipediaに記載されるのでわかりやすいのですが、それでもすべてではありません。「公開されたけど、Wikipediaに書かれていないから宣伝していない」というものがいくつもあったりするということです。 他にも、「いつ配信されたのかわからない」とか、「参加していると公表していいかわからない」とか、そういった事情があって宣伝していないものもあります。それが、佐原さんの場合ですと、吹き替え作品とゲームとナレーションになります。 ゲームは、モブだと名前がエンドロールにでないものもありますしね。スマホゲーだとなおさら。キャラを担当させていただいたのにCV表記がないとかざら。 ナレーションも「あるイベントにしか流れません」とか、「企業間の営業に使うVTR」とかだと、宣伝のしようがありません。 声優のお仕事をして思ったのは、そういった「日の目を見ない仕事」というものがこんなにも沢山あるのだなぁ、という事。 有名声優さんだとお仕事は表に出るものばかりだと思うのですけど、佐原さんのような木っ端声優は、実はそうでないお仕事いっぱいやってるんですね。 もし、あなたの勤めている会社が何かしらのVTRを作ろうとしていて、それのナレーターを誰にするか迷ったなら、是非佐原さんを指名してあげてください。 佐原さん意外と、誠実さや上品さが必要なナレーションが得意でございますので…( まぁ半分本気の営業トークは置いといて、大半のお仕事は、情報解禁後は公表していいものばかりなので、そこまで気にする必要もないのでしょうが…佐原さんはめっちゃビビりなので、誰かがWikipediaに書いてくれたものか、自分で自分の名前が確認できたもの以外は宣伝していなかったりします。 そんなわけでして、スケジュール帳に書いてある仕事履歴の数の割に、全然宣伝できないなぁーなんて思っている昨今。 もっと有名になれるように頑張ります。どう頑張ればいいのかわからんけども( お仕事のお話はそんな感じ。 私生活面でいうと、ずっと引きこもってましたね( こんなに家から出ない年あったか?ってくらい外に出ませんでした。理由はもうシンプルに、covid-19(コロナ)が怖いから! 2020年は、最初の非常事態宣言までは活発に外に出てましたからよかったですけど、今年はほんとでなかったですねぇー…。 家の中で何をしていたかというと、マンガ読んだりゲームしたりアニメみたり映画みたり。そして夜には何か料理してお酒を飲むと。 家の中に居る様をみられると、完全に「ダメな人」でしかない。 外出する予定がなければ、ずっとパジャマ。おまけに部屋着のカラーが白と黒なので、「たれぱんだ」みたいになってます(部屋で転がってるし)。 一応かっこつけて「佐原さん家でビジネス書読みますよ?」とかよく外でほざいてるんですけど、いうて毎日何時間も読みませんよ。気が乗らなければ5分で本閉じます。集中してる時でも、1時間くらいです。佐原さん、現場以外の環境だと集中力が持続しません。現場だと5時間とかずっと集中してられるんですけどね…( そんなわけで、模範的なダメ人間生活を送っていた2021年ですが、でもダメな事ばかりではなくて、自分の価値観が変わるような新しい体験をした年にもなりました。 そのひとつが、このサハラジオですね! 中身の無い話をだらだらしゃべるだけ、というこのふざけ散らかしたラジオ的な何か。気が付いたら40回以上配信しているんですよ。週一配信とはいえ、まさかこれだけ続くとは。 それもこれも、聴いてくださるあなたのおかげ。 聴いてくれる人いないと、ぶっちゃけこんな面倒くさい事続かないっすよ( 毎回「今回どんな話しようかな?」と考えるところからはじまって、収録機材引っ張り出して、収録して編集して配信するって、実はけっこう面倒くさい。 佐原さん、世のユーチューバーの方々と比べると「何もしてないんじゃないかこれ」って思うくらい気合の入ってない動画に仕上がってるじゃないですか?実際、気合は入れずに編集してるんですけど、それでも地味に時間はかかるんですね。 だいたい、サハラジオ1本収録するのに、最近は…トータル4時間くらいかな? 「嘘だろおい、こんなの30分もあれば完成できるだろ!?」って思われるかもしれませんが、意外とそうでもないんですよ( まぁそんな裏側のお話は正直どうでもいいんですけど、とにかく、そんな地味に面倒な作業も、聴いて下さるあなたのおかげで続けられる!そういう事です。 あなたのおかげでモチベーションが維持されているのです。 そして、毎回話のネタを考えるたびに、過去の出来事を思い出したり、勉強した知識を引き出しから引っ張り出してきたりするわけで。それが頭のいい刺激になりますし、また「そんな事あったなぁー」なんてなつかしさに浸れたりもするので、楽しい作業だったりもするのです。 しかしながらですね、今年は忙しい時はちょっとやばいスケジュールになる事がけっこうありまして、その時のサハラジオはなかなかスリリングでした( 配信予定時間の30分前にアップロード完了したりも何度かあったりね!! まぁ今後もそんな感じで、できる限り頑張っていこうと思っていたりいなかったりする昨今です。引き続きよろしくお願いいたします( そして他にも今年体験した新体験は、プレゼントいただいたりお手紙いただいたりしたこと。 「ファンの方からお手紙いただいたー!」っていう話は職業柄、ほかの方から聞いたりはしていたのですが、最初は「へぇー」くらいのもんだったんですよ。 自分がもらうまでは。 お手紙とかプレゼントとか、そういうのとは無縁の人生だと思っていたものですから、そういう話を聞いても、別の世界線の話をされているようで現実味がなかった。 でもいざ自分がもらうとね、そういった物への考え方が180度かわりました。一度でももらうと、途端にそれをリアルに感じるというか、実感として感じるわけですね。とても嬉しい。 おまけにクリスマスプレゼントなんかも送ってくださった方がいらっしゃいまして。そのようなものはそれこそ小学生低学年以来?くらいなものですから、とても嬉しかったです。ありがとうございます。 そのような貴重な体験ができた事が、今年一番の収穫だったと思います。 応援してくれる方の存在って、ありがたいんだなぁと。 そのような素敵な体験を僕にくださったあなたに、仕事で恩返しができるといいなぁと思いつつ。しかしながらそのような仕事にありつけるかどうかは、僕にはどうしようもないという現実を歯がゆく思いつつ。だってキャスティング権なんてないんだもの( とにかく僕にできる事は、一生懸命仕事をすることと、スキルを磨く事。 そう思って、来年も頑張っていきたいと思います。 これを聴いて下さってるあなた。 あなたの2021年はどんな年でしたか? サハラジオのリスナーのあなたには、特にお世話になった2021年。 本当にありがとうございました。 2022年も引き続き、よろしくお願いいたします。 それでは、良いお年を。 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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元ヤングケアラー流クリスマス
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「佐原さん流クリスマス」 今年もクリスマスがやってまいりましたね! 佐原さんがよく通うあるスタジオまでの道中には、毎年この時期になるとおおきなクリスマスツリーやら、カップル御用達的な綺麗なオブジェ的なものが飾り付けられるところがあります。 11月末くらいにはもうそれの設置が始まってですね、組み立て中のその物体を横目に見ながら「もうクリスマスな時期かぁ」なんて思ってたら、そんな時期どころか2021年が終わりかけているじゃないか、と今そういう状態です。 でですね、今回時期も時期なのでクリスマスのお話をしようかなーと思ったんですね。 「今回クリスマスのお話をしよう」というのは11月末の時点で決めてまして、それから時間あるときに「何か面白いエピソードないかなぁ」と、うんうんと頭をひねって何か話すネタがないかずーーっと考えておりました。 その結果、何も思い出さなかったというね( 「え、そんなわけないだろう、さすがに何かあるだろう!?」と、頭の中から思い出をひねり出そうとしてみたんですけど、ほんとになかった。何も。 何故!?と記憶をたどってみたら…その理由がわかりました。 佐原さん9歳前後からヤングケアラー的なやつだったんです。 この話、他のところでもう何度もしてるので「またその話かよ!」と思われた方いらっしゃると思いますが、許してください。なぜなら、佐原さんとヤングケアラーはもうほぼ同居している状態というか、一心同体みたいな感じなのでね( マンガ「寄生獣」で言うところの、「主人公とミギー」の関係と言いますか。 主人公がヤングケアラーで、ミギーが佐原さんといった状態。 ですからもうそれ抜きでは自分を語れないんですよ…。 自分の話をしようとすると、ほぼ毎回絡んでくるのがヤングケアラーなんですね。なのでご容赦ください( で、例によってヤングケアラーって何?という方のために簡単に説明いたしますと。厚生労働省いわく「本来大人が担うとされている家事や家族の世話などを日常的に行っている子供」の事です。 2021年流行語大賞にノミネートもされ、いまや社会問題として注目されているヤツでございます。で、佐原さんもヤングケアラーでしたよ、というお話ですね。 で、その9歳前後までは、我が家も普通にクリスマス的な事してたように思うんです。ケーキ食べたり、プレゼントもらったりね。 けどそこから先、つまりケアラーになってからは、そもそも家族がそろわない。 母親は入退院繰り返してるし、父親とは別居してるし。高校生になってからは「親は岐阜でわたし東京」というよくわからんスタイル。そんな感じでしたから、我が家はそんなことしてる余裕はないわけですよ。 高校生になってからは佐原さん、地元の岐阜から東京に出てきましてアルバイトしながら生活してたのですが、クリスマスみたいなイベント時ほど人手不足ですから、そこから先は今に至るまで毎年ずーっとクリスマス時期は働いておりました。 まぁクリスマスに限らず、ゴールデンウィークとか年末年始とか、そういう人手不足が深刻化するタイミングでは全部積極的に働いておりましたね。 学生の時は「稼ぎ時じゃーーー!!」とか思ってましたし、社会人になってからは「帰省する学生のかわりにシフトに入るのも大人の務めだろう。日頃お世話になってるし」とか思って働いてました。 そんなわけで、佐原さん、クリスマスはクリスマスらしい何かをしたこと、ほぼ無い事に気が付きました!!! やったね!!! ただですね、それでも12月24日も25日も毎年両方うまっている、というわけでは無いんですね。どちらかがあいてる時も、そこそこありました。 そういう時はどうしてるかというと、「行きつけの居酒屋さんに行って飲む」ってことをしてましたね。 佐原さん、行きつけの居酒屋さんというのが何軒かあるのですが、とくにその中の1軒は本当にお気に入りで、コロナ以前は夜に時間があけばしょっちゅうそこに行ったりしてました。 コロナになってからは、そのお店はコロナが落ち着くまで営業をお休みする事にしたので、それにあわせてまったく行っておりませんが。 でもその前はよくそのお店に行っておりました。 クリスマスも同様で、スケジュールがあいていれば基本的にそのお店に行っていたのですが……こんな年もありました。 「飲み物と食べ物を注文した直後仕事が入り、結局何も食べず飲まずでお金だけ払ってスタジオに直行した」という事が。 お店に行った事も、注文した事も、すべてが無駄。 「クリスマスの日に、僕は一体なにをしているんだろう?」そう思いながらスタジオに向かった事を鮮明に覚えています。 しいて言うならばそれが過去一番のクリスマスイベントだったでしょうか? どんな思い出だ( まぁこれは例外中の例外のクリスマスですが、結局のところ、クリスマスも基本的には日頃頻繁に通ってる居酒屋にいってるだけなので特別感なんてものはありません。 そんなわけでしてね、クリスマスの思い出はとくにないんですよ。 まぁ、それでもその気になれば思い出を作る事は出来たんだと思うんです。 でもわたしはしなかった! 何故ならば、面倒くさいから!! 結局のところ、クリスマスの思い出が無い一番の原因は「佐原さんにあんまその気がなかったこと」なのかもしれません( ただなんでしょうね。 ヤングケアラーなんてやってた人間からすると、何気ない日常が送れるって事が一番幸せだったりするんですね。何気ない日常が送れるという事は、悪い事件が起きない、悪いイベントの無い日常が送れているということですから。ケアラーしてた人からすると「悪い事や辛い事が無いことが最高のご褒美だ」とそういうお話です。 ですから佐原さん、実は日常に刺激をまったく求めない人間なんですね。 平穏無事に暮らせたらそれでいいのです。 まぁ声優というお仕事が刺激的ですから、そこで十分刺激をいただいていてお腹いっぱいになってる、というのもあるかもしれませんが( ですから「思い出の無いクリスマス」というのも、佐原さん的には悪くないなぁなんて、過去を振り返ってみて思いました。 しかしながら今年のクリスマスはどう過ごそうかしら…。 何も決まってませんが、まぁいつも通りの一日を過ごすように思います。 これを聴いて下さってるあなたは、どのようなクリスマスを過ごす予定ですか? 良いクリスマスにしてくださいね。 それではまたね!! メリークリスマス!! 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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やっぱり地元の夜空がいちばんです。
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「忘れられない景色」 いったい何のことか。もうさっそく結論を言っちゃいます。 それは「岐阜で観た、満天の星空」ですね。 今回はそのお話をしようと思うのですが… そもそもなぜこのお話をしようと思ったかと言うと 「実業家の前澤友作(まえざわゆうさく)氏が宇宙に行った」 というニュースをみたから! 実はもともと「星空とか宇宙とか、そこらへんの話をいつかしよう」とは思ってはいたんですよ。 佐原さん、実はそこらへんの話がそこそこ好きでございましてね。 ただ、話すのに良いタイミングがなかったので先延ばしにしていたのですが、今回、前澤氏が宇宙に行って国際宇宙ステーション(ISS)に滞在するという事で、 「いまだ!」と思い、テーマといたしました。 まぁ、宇宙に行った話と星空の話って「似てるようで違うよね」と思わなくもないんですけども。だが宇宙繋がりという事でどうかひとつ( で、僕は前澤氏についてはまったく知らなくてですね、なんか「ZOZOっていう洋服の通販業を当てて、凄いお金持ちになった人」っていう事くらいしか知りません。 あとは最近でいうと、お金配りをしてる人?詳細はわかんないんですけど、なんかそういう慈善事業なのかな?をしてる人、というイメージです。 僕が知ってるのはそんくらいなもので、昔から特に、前澤氏の情報を追いかけたりとかしていなかったのですが、先日ネットニュースをみていたら、「前澤氏が国際宇宙ステーション(ISS)に到着したときのVTR」を発見いたしまして。 「前澤さん、そんなことしてたんだ!?」とひとしきり驚いたんですが…それはそれとして。そのVTRで、前澤氏が言った言葉がとても印象的だったんです。 それが何かというと 「本当にあったよ、宇宙が。ステーションがあったよ」。 そう仰っていたんですね。一見何の変哲もない言葉なんですけど、これって凄い言葉だなーと思うんですよ。 僕らは義務教育で、「地球の外側には宇宙という空間がひろがっているらしい」という事を習いましたので、宇宙の存在を知っているわけですね。 他にもね、 「宇宙から地球をみると、地球の形は球体らしい」とか 「その宇宙というのは重力が無い。だから宇宙にいくと、人も物もぷかぷか浮くらしい」 「そんな宇宙には、人間がつくった国際宇宙ステーション等の人の住める建物などの、人工物が漂っているらしい」 そんな事を習いましたから、僕らは「そうらしい」という事を「知ってはいる」んですね。 でも、実際、地球が丸い事をその目で確認した人とか、宇宙空間というものがどういうものか体験した人とか、宇宙に浮かぶ人工物の中に入った人って、世界で数えるくらいしかいないんですよね。数えるくらいしかいないということはつまり、ほぼ居ないということです。 でも「地球の周りには宇宙がひろがっていて、そこは無重力で、そこから地球を見ると丸い」と、「教科書に書いてあるからどうやらそうらしい」だとか「みんなが信じているからどうやら真実らしい」ということで、僕らは「見たことも行った事もない宇宙空間というものが存在する事」を「当たり前に感じている」。 まぁ世の中は広いですし、人間は多様性をもって生まれてくるようできてますから、その中には「地球平面説」というものを信じている人がいたりもするんですけども。 地球平面説というのは言葉の通り、「地球は丸くなくて平(たいら)である」という説の事です。 ある記事では、アメリカ人のおよそ4%くらいは地球平面説を信じてるとかそうでないとかっていう情報があったりもします。 彼らはなぜ地球が平(たいら)だと信じているのかというと、「丸い地球をこの目で見たことがないから」だと。 なるほど。 それって一見正しいような気もする…けど、でもそれって同時に「地球が平(たいら)だという証明にもならなくない?」なんて思ったりもしますけどね( そもそもね。「実際この目で見たことあるもの」って、どれだけあるのでしょうかと。 例えば、今地球上で最も高さが高い建造物。これって何か。 答えは「ブルジュ・ハリファ」 ドバイにある建造物で、高さ約830m。スカイツリーが634mですから、それより200mも高いことになります。 しかも、スカイツリーは塔なのに対して、このブルジュハリファは中にホテルが入っていたり住居エリアがあったり、オフィスエリアがあったりする、「ビルとしての機能を備えた建造物」なんですね。そんなものが高さ830mもあるとかどうかしてるよと。 佐原さん高所恐怖症ですから絶対無理。入りたくありません。 ちなみにね、ドバイでは今後、1000mをこえる建造物や、最高だと2400mある建造物を建設予定らしいので、ブルジュハリファが持つ数々のギネス記録が塗り替えられるのも、時間の問題だろうと言われております。 興味あったら調べてみてください。 で何が言いたいかと言うと、僕、このブルジュハリファみたいな高い建造物が存在する事、正直信じられないんですよ。 だって意味わかんないじゃないですか。どうやってバランス保ってんの?って。 建物の片側に人々が寄ったら、重心崩れてぽきって折れそうじゃないですか。 というかそもそも、なんで自重で崩壊しないの??と。 ちょっと意味が分からな過ぎて、にわかにその存在を信じられない。 そして実際問題、僕はこの目でブルジュハリファを見たことないし、なんならドバイに行った事すらない。 でも、ブルジュハリファという高さ830mもあるという信じがたい建造物が存在する事を、疑ってはいないんですね。 何故なら、インターネット上に写真とかあるし、動画もあるし、なんか「存在することになってる」から。 もっというと、この世の中にはフランスとかイギリスとか中国とかっていう国があるらしいのですが、僕は行った事ありません。ハワイという楽園があるらしいのですが行った事はありません。が、(存在を)信じてます。 「ブガッティ・ヴェイロン」という時速400㎞出る超高級車がこの世の中には存在するらしいですが、生で見たことありません。 しかもなんか、運転席にあるボタンでウィングを出したりしまったりできるという「サイバーフォーミュラーかな?」っていう変形をするらしいのですが、僕はその様を「生で」見たことはありません。でもブガッティヴェイロンの存在は信じております。 実際問題、少なくとも僕は、行った事のない場所の存在を信じ、見たことのない物の存在を信じながら生きているわけです。 信じる理由は「存在するらしい」という情報サイトの情報と、「みんながそうだと信じているから」。 そもそも例え実はそれらが現実に存在しなかったとしても、ぶっちゃけ問題ありません。 僕の生活に影響を及ぼさないから。 どうせ影響を及ぼさないなら、みんなが信じている事を一緒になって信じよう、そういうわけでございます。 そして宇宙というものも、そんな感じで、佐原さん行った事も生で見たことも、体験した事もないのだけど、教科書に書いてあるし、なんか実在する事になってるから僕もそう信じているよ、といった感じ。前澤氏も、宇宙への認識は僕と同じだったはず。 「宇宙に飛び立つその瞬間まで」は。 でも宇宙に飛び立ち、国際宇宙ステーションに入ったその時、「そうらしい」という認識が「そうだった」に変わったわけです。 このふたつの認識のあいだには、こえられない壁がある。 その壁を、前澤氏はこえたわけですね。 そして出た言葉が「本当にあったよ、宇宙が。ステーションがあったよ」だったわけです。 何気ない言葉なんですけどね、その言葉にひそむ意味の大きさに、佐原さんワクワクしちゃいましたね。 「あぁ、前澤氏は一生ものの、とてつもなく貴重で、凄い体験をしてるんだなぁ」と。 その飾らない言葉の中にある色々な意味を想像しちゃって、佐原さんのブレインが色々な刺激を受けて、大変喜んでました( まぁ佐原さんはビビりなので、宇宙とか怖すぎて行けないなぁーと思ってたんですけども。 でもね、「無料で連れて行ってあげるよ」とか言われたら行きたいな。体験してみたい。 怖いもんは怖いんですけどね。でもその恐怖に勝る魅力が、宇宙にはある。 まぁ悩んだところで、佐原ごときにゃ行けやしませんけどもね( でもですね、実はその昔、どうやったら宇宙飛行士になれるんだろうとか調べたことあります。 それにまつわるお話も別の機会にしたいと思いますが、今回は割愛します。 まぁ佐原さん性格がビビりですから、宇宙に行くことはないと思うんですけども、宇宙について考えたり、星を眺めるのは昔から好きでした。 佐原さんは中学卒業まで、岐阜県岐阜市にいたんです。 岐阜県岐阜市というのは、おそらく岐阜でもっとも栄えた場所だと、佐原さん勝手に思っております。異論は認めます( もうかなり前の話なので今は状況が変わっているかもしれませんが、そんな岐阜県イチ栄えてたはずの当時の岐阜市。 めちゃくちゃ田んぼが多いんですよ。栄えてるはずなのに。 住宅街っぽいところでも、住宅面積より田んぼの面積のほうが多いんじゃない?ってくらい田んぼが多い。 スーパーとか薬局のとなりに田んぼがあって、その、向こう側に民家、そしてその隣も民家だけど、その隣は田んぼ、みたいな感じ。 人間のために田んぼがあるはずなのに、田んぼのために人がそこで暮らしてる、みたいな感じになっている岐阜県岐阜市。 場合によっては、民家のまわりに、カタカナのコの字のかたちで田んぼが展開していたりする。 そしてそのコの字の田んぼは、何故かその家に住んでる人の所有物ではない。 そんな感じで「誰が所有しているのかわからんけども稼働はしてる田んぼ」というのが、街のあちこちにあるんですね。 だけども田んぼの間には、近代的な建築のお家やマンションが立ち並ぶ、なんだか不思議な感じになっているんですけども、その田んぼの多さに反比例して、街灯がめっちゃ少ないんですね。 あくまで佐原さんが住んでいた当時の話なんですけども、田んぼのまわりはもちろん街灯はないし、家が立ち並ぶ住宅街すらも街灯がなく、じゃあどこに街灯があるのといえば、大きな道路のまわりには薄暗い街灯がある、そんな感じなのです。 おまけにお店も、20時で閉店するお店が非常に多いので、わりと早い時間に町全体が明かりを落としちゃうんですね。 ですからね、佐原さんが昔暮らしていた岐阜県岐阜市は、家やマンションやお店はけっこうあるくせに、夜はめっちゃ暗いんですよ。 22時とかに外を移動するならば、道によっては懐中電灯ないと移動困難なくらい。 東京だったらどこもめちゃくちゃ明るいからそんなもの持つ必要ないんですけど、岐阜は無理。 自転車についてる照明なんて命綱。強く光るヤツじゃないと危なくて夜は自転車乗れない。 そんくらい町全体が暗かったんですね。 少なくとも僕のまわりは。 なので夜行性な人にとってはなかなか辛い環境ではあるのですが…でも逆に、とてもいいこともありました。 それは、「夜空がめっちゃ綺麗」な事。 家のベランダからでも、満天の星空をみることができるんですね。 なので佐原さん、よく夜はベランダに出て、あるいは近くの、田んぼに囲まれた広い場所に行って、星空を眺めたりしてました。 あとは近所の公園にいって、鉄棒で逆上がり的な事をして空を見たり。 そうするとね、足元に星空が広がってるような感じがして、とても気持ち良かったんですよ。 まぁ小中の子供がその時間に外出ていいの?って言われると、ダメなんですけどね( 佐原さんヤングケアラーだったのでまわりに大人もいないし、別に良いかと。いやよくないんだけど。 これを聴いてる良い子の君、夜に外出る時はご両親に付き添ってもらってね!! 佐原さんのマネしちゃだめだよ!! でですね、高校から東京に出てきた事は特に後悔していないのですが、それでもたまに岐阜に未練を感じる事があるとすれば、それは「きれいな星空がみれなくなったこと」ですねぇ。 そう素直に思えるくらい、岐阜の星空はきれいでございました。 おまけにね、岐阜ってめっちゃ空気も綺麗なんですよ。 東京から新幹線にのって岐阜羽島駅まで行き、電車からホームに降りたら深呼吸してごらんなさい。空気がおいしすぎてビビりますので。 すっと肺に空気が入ってくるんですよ。すっと。 日頃どんだけ汚い空気吸ってんだって事、実感しますので。 そのくらい空気がきれいな事も、星空がきれいに見える理由のひとつだと思います。 東京の繁華街の高層ビルにのぼって、夜景を見るのも綺麗だと思います。 でもね、きれいな星空って、その夜景の美しさとまったく別次元で、圧倒的に美しいんですね。 この凄さは、実際にみてみないとわからない。 田舎の星空をみたことがない方、ぜひ一度見てみてくださいね! 絶対、一生忘れられない思い出になりますので!! そんなわけで、「忘れられない景色」いかがでしたでしょうか。 冒頭の前澤氏の話、まったく関係ないやないかいって声が聞こえてきそうな話になってしまいましたけども。 サハラジオを聴いてくださっているあなたも、「忘れられない景色」あるでしょうか。 てなわけで、今回も最後まで聴いて下さって、ありがとうございました。 それでは、またね! 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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数百冊本を読んだ私の本の薦め方。
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「ジレンマ」 「え、何?Nelly(ネリー)の楽曲の話?」そう思われた方がもしいらっしゃったら、相当な「通」ですね(笑 ほぼ知らない方ばかりだと思うので説明いたしますと、海外のHipHopアーティストにネリーという方がおりましてね。 その方の代表曲に「ジレンマ」というものがあるんです。 デスティニーズ・チャイルドのケリー・ローランドとデュエットした曲で、全米シングルチャート連続1位にもなった名曲なんですね。 このネリー、佐原さんは「(ネリーの)日本公演に足を運ぶくらいには好き」ですよ、とそういうお話でした。 まぁそんなことはいいんです。 何のジレンマかというと「本を他人におススメすることについて」のジレンマです。 佐原さんは以前、別の機会に、脳科学者の「中野信子さん」が書かれた、「人は、なぜ他人を許せないのか?」という本をおススメしました。 そのお話の中ではそのまんま、「その本がなぜおススメなのか」を意気揚々と語っているのですが、さんざんススメ散らかした後に突然 「実はわたくし、他人に本をおススメするという行為に乗り気ではない」という、謎の発言をしたんですね。 「ちょっと何言ってるかわかんないです」でしかない。 (ちなみに僕は、サンドウィッチマンさんのライブDVDを10本以上持ってるくらいには「サンドチッチマン」さんが好きです) そしてその時は「話が長くなりそうなので別の機会に話します」と言って、理由を説明いたしませんでした。 今回はそのお話をする回となっております!!! というわけで本題に入りますね!! この「サハラジオという珍妙な何か」、かれこれ半年以上続けており、これまで30以上ものテーマでトークをしてきたのですが…実は「人は、なぜ他人を許せないのか?」の話をするより前は、一度も「本のおススメをしたことがない」んですよ。 いや、佐原さんが忘れてるだけで、実はしたことあるかもしれませんけど( 佐原さん記憶力やばいのでその可能性もありますので、もししてたらごめんなさい。 でですね、これだけ日頃しゃべり散らかしておいて、おまけに「わたし本読むの趣味です」とか何度も口走っておいて、実はその話を掘り下げたこと、ほぼない。 それは何故かと言うと、先ほども申しましたが「本をおススメする事にあまり乗り気でない派」だからということなんです。 「佐原さんは本を読んでるヤツ」という認識を周りの人からされているので、たまに「何かおすすめないですか?」と質問をされる事があります。 それ自体はとても嬉しい事。もうめっちゃ嬉しい。「よくぞ聞いてくれましたああああああ」って内心思ってる。 その方はどれほどの熱量でその話を僕にされたのかは伺い知れませんが、自分が好きな事、あるいは興味がある事について質問されるのは嬉しいものです。 で実際、僕の中には、過去読んだ数百冊の中から「おすすめの本」というのがいくつかあります。 あるんですが…それをおススメするかと言われたら、うーん、と考えてしまいます。 というのもね、そのお勧めの本は「僕に刺さった本」だからなんです。 刺さったと言うのは「僕がそれに問題意識を持っていて、その本はまさに、その問題について書かれている物」という事。 しかしながら、「僕が持っている問題意識と同じ問題意識をその人が抱えているか」は別の話なんですね。 例えば「なぜヤングケアラーはなくならないのか」という本があったとして(たぶんないですけど)、それはヤングケアラーだった佐原さんには刺さりますが……ヤングケアラーの経験のない方にはまず刺さりません。 「ヤングケアラーとはなんぞや」という方に簡単に説明いたしますと、厚生労働省いわく。 「本来大人が担うとされている家事や家族の世話を日常的に行っている子供」の事です。2021年の流行語大賞にノミネートもされたりしましたね。 2021年に厚生労働省が発表した情報によると「中学生の5.7%がヤングケアラーである」らしいのですが、つまり94.3%は「そうでない」わけです。 ですから大半の人には関係がないので、そのような本があっても、そしてその本がどんなに重要な内容の本であっても、94.3%の確率で、おススメしても相手は興味が引かれないでしょう。 まぁ、約95%の人には無関係な話なわけですから、それも無理ありません。 ただ、今「95%の人には無関係」と申しましたが、実際はそんな事はありません。何故なら。「自分はヤングケアラーでなくても、自分の子供をケアラーにしてしまう可能性があるから」です。 しかし「可能性がある」というだけで人のモチベーションは上がりません。 何故なら「可能性があるだけ」ならば、世の大半の事柄が「そう」だからです。 平和の国日本でも、テロに巻き込まれる事に関して言うと、「可能性はある」わけです。テロだと現実味を感じづらいかもしれないのでもっと身近な例で言うと……たとえば地震でしょうか。 一説によると「マグニチュード8以上の巨大地震の、今後30年以内の発生確率は70%以上」と言われております。ものによっては「80%」とも。 ですが、現実に「その時」に備えて「水や食料や毛布等の備蓄を行っております!!」なんて人、どれだけいるのでしょうか。 70%や80%といったら「ほぼ確定じゃん」くらいの数字。それでも行動を起こすほどのモチベーションは喚起されないんですね。 まぁ(僕の大好きな)ゲーム「スパロボ」だと、作品によっては「この数字じゃ攻撃はほぼ当たらない」ので、そうした例外はありますけども。 すみません急にゲームの話をして( ………で、なんでしたっけ? そう。 「可能性がある」だけではいかに人は動かないか、ここからも見て取れると思うんですね。「可能性がある」よりも「もっともっとリアルに感じられないとモチベーションにつながらない」以上、そのような本をススメても絶対読まないと思うんです。 つまり僕は、この「モチベーション」というものを、本を読む上で非常に重要視しているということです。 何故モチベーションが大事なのかというと、シンプルに「ビジネス書を一冊読むための原動力は、モチベーションしかない」からです。 マンガや小説などの娯楽は「この先どんな展開が待ってるんだろう、わくわく!」みたいな「引き」を常に意識して作られています。 ので、読者はその「引き」に上手に誘導されて、最後まで読むことができます。 エンターテイメントは基本的にそういう風につくられているんですね。 映画のCMで「衝撃のラストを見逃すな!!」とか「ラスト10分の大どんでん返しを君は予想できるか!?」みたいな文言がありますが、まさにそれです( しかしながらビジネス書はそうではありません。 話はまず「結論」から入ります。そしてその後に「なぜそうだと言えるのか」の説明が入ります。最初から物語の結末を語っているわけですから、「大どんでん返し」だとか、「この先どんな展開が!?」とかないんですね。 「なぜそうだと言えるのかの説明も【引きの一種】だと思います」という意見もあるでしょう。それは全くその通り。 しかし、その好奇心の根幹には「そもそもそれに対する問題意識を持っているからこの本を読んでる」がある事を忘れてはなりません。 つまりその興味は「本に誘導されたから隆起したものではない」んです。最初から読む動機が自分の中にあるから、「説明」が引きになるんです。 要するに、マンガや小説などのエンターテイメントが「作品そのものや演出が、好奇心を喚起・誘導してくれる仕組み」なのに対して、ビジネス書はそのような好奇心を喚起・誘導する仕組みは搭載しておらず「自分がそもそも持っている問題意識のみが好奇心を掻き立てるものである」という事です。 もちろん例外はありますけど、少なくとも僕が読んできた3桁に及ぶビジネス書は、ほぼそうでした。 ですから、僕が「この本面白いよ!」とおススメしたところで、その人がその本のテーマにピンと来なかったら、例え買って読んだとしても、ほぼ確実に読破までたどりつかないのです。 そして仮にぴんとこないながらも頑張って最後まで読んでくれたとしても、内容が頭と心に入ってこないばかりか「やっぱりこの手の本は面白くないなぁ」といったネガティブなイメージばかりが脳裏に残ってしまい、それ以降ビジネス書を読まなくなるという展開になる可能性が非常に高い。 つまり、下手に本をおススメすると「せっかくの成長機会を奪いかねない」という事です。 それは大変好ましくありません。 「成長機会を活かすも殺すもその人の自己責任っしょ」という意見もあるかと思いますが、でもせっかくおススメを聞いてくれたんだから、いい結果にしたいじゃないですか!! ただでさえ佐原さんは社会的に役立たずなんですから、このように求められた時くらい少しは人の役に立ちたい!! しかし、これまでつらつら述べましたように「おすすめのビジネス書を教える」というのはとても難しい現実があります。ですので佐原さんは、他人から「お勧めの本無いですか?」と質問されたらこう答えます。 「書店に足を運んで、ビジネス書や自己啓発本のコーナーに行き、並んでる本のタイトルをざっとみてみてください。ピンときたタイトルがあったら、その本があなたへのおススメの本です」と。 なんかこう説明すると、佐原さんめっちゃ「気難しい人」な感じしますね! 素直に「この本が面白いの!」ってニコニコしながらプレゼンしてくれよと( それが「ピンときたものが君におススメの本だよ」とかいったいなんなんだ。 佐原さんはいったい何様なんだ。 ゲームやマンガによく居るなぁ、そういう思わせぶりな発言してばっかの人。 「その問いに答える前に、少し昔話をしよう」とか言って回想に入るやつね。「いいからまず答えろや」と佐原さんは思ってしまいがち。 そう!質問に答えず逸らしてばっかといえば、ゲーム「ウィッチャーシリーズ」の「イェネファー」! あの人はもうほんまにね!!!思わせぶりな事しか言わないんだ!!!事情や状況を説明しないくせに命令ばっかしてくるんだ!!!!なんなんだと。 わからない方、ごめんなさい( そんなわけで佐原さん、「本をおススメ」する事にあまり乗り気ではありません。 でもね、同時にこんなジレンマも感じたりします。 ようやく出てきましたね「ジレンマ」これが今回のテーマです。 何のジレンマか。 それは「とりあえずプレゼンしてみない事には、ピンとくるもこないもないだろう」というジレンマです。 どういうことかって。 自分がお勧めするタイトルを羅列してみたら、その中にその人が「これならば!」と思えるものがあるかもしれないじゃないですか。 こんな感じの話で、面白い実験があります。 シーナ・アイエンガーさんの「人々の選択」に関する研究です。 この方のお名前をはじめてみたとき「シーナさんはヘビースモーカーなのかな?」と思いました。なぜなら「アイエン(愛煙)ガー」だから。 そんなわけないですね。 佐原さんはこのように、ダジャレで物事を覚えようとする癖があります。 そんな話はどうでもいいんですよ。大変失礼いたしました( で、どんな実験かざっくり説明しますね。 ジャムを店頭で販売する時「たくさんの種類を置いた方が売れる」のか「種類を厳選したほうが売れる」のか、という実験なんです。具体的には、「ジャムを24種類店頭に並べるパターン」と「ジャムを6種類店頭に並べるパターン」、どちらがより売れるか調べたんですね。 で、結論としては「6種類に厳選したほうが売れた」んです。 これって実はかなり衝撃的な結論でございましてね、 「より多くの選択肢がある方が自分の好みが見つかり購入につながる」というのが、選択の自由を基礎とした経営戦略であるはずなのに、実際には「少ない選択肢である方が、消費者はジャムを買って行った」わけです。 この実験から、「人は多すぎる選択肢を前にすると選択する事を放棄する」ものだという事がわかりました、というお話。 これを今回の「本をおススメする」行為にあてはめるとどうなるか。 「書店で大量のタイトルの中から探させる」より「ある程度佐原さんが厳選したものの中から選んでもらった方が読んでくれる可能性が高まる」と言えるのです。 そんなわけで佐原さんは「おすすめの本は何ですか?」と聞かれた時は、 先ほどのように「書店でタイトルをあさる事をおススメするよ」と前置きしたうえで、いくつかタイトルをお伝えするようにしています。 というお話でした!! というわけで「ジレンマ」いかがでしたでしょうか? 話をまとめますと。 「ビジネス書は、自身の内側から湧いてくる問題意識という名のモチベーションでしか読破できないので、本をおススメするのは無意味」 という事実と、 「書店で膨大な数の中から本を選ばせるより、厳選した中から選んでもらう方が、読書のハードルは下がる」 という事実。 この2つのジレンマをわたしは抱えておりますよ、とそういうお話でした。 なんとなく、ご理解いただけたでしょうか? こうして胸中を吐露してみるとですね…「何でこんなことにいちいち悩んでいるの?」と自分でも思いますね。 でもわたし、こういう事考えるのが大好きなんですよね。 なのでこうやって悩むことも「趣味」何だと思います( まぁとにかくそんなわけで、佐原さん的には「本をおススメする事」が良い事なのかそうでない事なのか、いまだに答えが出ておりません。 が、「それでもほんとにこれおススメなんだよ!」という本があれば、またおススメさせていただくかもしれません。 そしておススメしたときは、胸中にこのようなジレンマを抱えているんだなぁと思っていただければ幸いです(笑 そんなわけで、今回も最後まで聴いて下さってありがとうございました! それでは、またね! 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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「人は、なぜ他人を許せないのか?」について理解したい方へ【本】
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「人は、なぜ他人を許せないのか?」 「佐原さん突然どうしたの?」と思われた方、いらっしゃると思います。 「なに、嫌な事あったのぉ?」と。 実はそうではなくてですね、これ、本のタイトルなんです。 「紛らわしいよ」ってね(笑 脳科学者「中野信子」さんが書かれた本で、2020年年始に発売したのですが、あまりの人気ぶりにそのあと幾度となく重版(じゅうはん)された名著なんですね。 発売から2年近く経った今も、書店の店頭に平積みされているくらい、人気のある本となっております。 ただ気をつけねばならない事があります。 どうやら本のカバーが昔とかわってるようで、「正義中毒」という文字がでかでかと表紙に書かれてる感じになっているっぽいんですね。 ある日店頭でnewカバーのこの本を見かけたとき、一瞬「新刊発売したのか!?」と思ってキャッキャと喜んだんですけど、よくみたら違いました。 売れてるビジネス系の本って、たまーに「しれっとカバーをかえて販売」するってことするので注意が必要です。 でですね。なんで突然本の話をしたのかというと、シンプルに、とても面白い本だからです。 「ビジネス書」だとか「心理学」だとか「脳科学」とか言われるととても難しそうな感じがしますよね。実際、本当に内容が難しい本は珍しくありません。 あまりに専門用語だらけすぎて、その本を読む際には隣にパソコンをスタンバイするのが必須、なんてこともざらにあります。知らない言葉を調べてみたらまったく検索に引っかからず「なんでかな?」と思ったら「作者の造語だった」なんてことすらある。 そういう本に「素人」が当たってしまった場合、確実に「2冊目はもう無い」ですよね(笑 しかも、これ以上に難しい本というのが存在するからまた厄介。 こと外国の方が書かれた本は本当に難しい。 というのも、日本の方が書かれた本に比べてページ数が多いものが多いんです。 シンプルだけど、これだけで格段に読破するハードルが上がるんですね。 ものによっては「広辞苑かな?」と錯覚するほどです。 そんで、たまに「この外国の方が書かれた本、厚みは普通だなぁ」というものがあって、これなら苦なく読み切れそうだと思ってぺらりとページをめくってみると「めっちゃ文字小さい」とかあるんですよ。 「そういう事じゃないんだよ!」と言いたい。それならばもういっそ、文字の大きさ普通にして上下巻にわけてくれ。 いや、中には上下巻にわかれてるけど、その上でページ数も多くて文字も小さいなんて凶悪なものもあるんですけどね(笑 それに加えて、日本人にまったくなじみのないたとえ話や表現を使ってくるので、理解する以前に読み切るだけでも大変です。 実際佐原さん、外国の方が書かれた本、読み切れずに途中で放置してしまったものが何冊かあります。 しかしながら、この中野信子さんが書かれた本はまったくそうではない。 佐原さんのような無学歴男でも理解できるレベルの言葉で、じっくり丁寧に書かれていますので、とても読みやすいんですね。 おまけにページ数も多くないものも多いです。この手の本になじみのない方、読みやすいのでおすすめです。もちろん玄人の方にもおすすめ。言葉や表現は簡単だけど、内容は濃いから。 しかしながらですね、この「難しい事をわかりやすく説明する」って、本当にすごい事だと思うんですよね。(なぜなら)言語レベルを落とせるって事ですから。 中野信子さんを含む、非常に読みやすい本を書かれる方は、おそらく「義務教育終了レベル」にあわせていると僕は予想します。つまり中卒が理解できる言語レベルに落としているという事です。 それができるという事は、自分が普段使っている言語はどのくらいのレベルかを判断できるメタ認知、つまり「客観的な視点」を持っているということであり、 「義務教育終了レベルはどのくらいか」という事をきちんと理解しているということであり、「言葉とは相手に伝わらないと意味がない」という「言葉の存在意義を理解している」ということであり、そして「相手が理解できるように伝えようというサービス精神がある」という事なんですね。 もうめっちゃ優秀な人だなと思うわけですよ、「いい本を書かれる方」というのは。つまり中野信子さんはおそろしく優秀であり、サービス精神まである人ですよ、そういう事なわけですね。 そんなわけで、佐原さんは中野信子さんの本を好んで読んだりします。 「何冊持ってたっけ?」と先ほど本棚を確認したら5冊ありました。「著者で本を買わない佐原さん」にはとても珍しい現象です。そのくらいには中野信子さんの本が好きです。 で、今回はこの「人は、なぜ他人を許せないのか?」について少しだけお話しようと思うのですが。 内容としてはこのタイトルの通り「気に入らないと思った他人を、必要以上に攻撃する人」について書かれております。 ●何故そのような事をしてしまうのか。 ●何故やりすぎてしまうのか。 ●行き過ぎた攻撃の末、相手を死に追いやってしまうような悲惨な事件が現実に起きているにもかかわらず、何故それがいまだになくならないのか。 ●攻撃する人の頭の中、心の中ではどのような現象が起きているのか。 そうした事をじっくり解説した本となっております。 思うに、社会の中で生きていくという事は「理不尽に巻き込まれながら生きていく」という事でもあると思うんです。その理不尽というのは「災害に巻き込まれる」といったような、誰のせいでもないようなものもありますが、昨今世界的に問題となっている「差別とか、パワハラモラハラなどの各種ハラスメント」のような、「人災」のものがありますよと。 日本でも、2020年6月に「改正労働施策総合推進法」というものが法制化された事が話題になりました。これはいわゆる「パワハラ防止法」と呼ばれるもので、パワハラという行為が法律で禁止された、というそういう事です。 またこの法律で、各大手企業に対して「ハラスメント対策が義務化」されました。いま「大手企業」と申しましたが、中小企業に関しては「2022年4月1日からハラスメント対策義務化」だったと思います。中小企業でハラスメントにお悩みの方、もう少しの辛抱ですよ(笑 このような「ハラスメント等の人災とどう向き合うか」、これがこの「人は、なぜ他人を許せないのか?」のテーマの一つとなっているんですね。 このような「理不尽な攻撃をされた事いっさいありません!」という方、おそらく一人もいないと思うんです。なので今回この本を紹介してみよう、と思ったわけですね。 いや、勝手に「いないと思う」なんて断言しましたけど、いたらごめんなさい(笑 いやでもね、そういう人災経験のない方にもこの本はおススメですよ! 「世の中には、こういう事で悩んでいる人が一定数いるんだな」と学ぶことは、共感性を育む上で大切な事ですからね。それにそういう感覚と知識がないと、知らず知らずのうちに、他人に対してパワハラモラハラしてしまうかも…?(笑 だって、パワハラとモラハラの基準を理解していないということは、その境界線がわからないという事なわけですから。境界線がわからなければそうと知らずその線を踏み越える可能性、大いにあると思うのです。 真面目な話、未来永劫自分が「加害者にならない」なんて保証はどこにもないわけでしてね。この「加害者にならないために」というものも、佐原さんが本を読むモチベーションになっていたりもします。 それに人間は、「自分の知識と経験の中からしか物事を考えられない」わけですから、知識が多い事はそのまま思考力につながるわけでして。ですから、自分が興味あるなしに関わらず、ある程度は意識して能動的に、色々な知識を身に着けるといいと思うんです。なので、パワハラモラハラでお悩みじゃない方も、この本を読むことをおススメしたいわけでございます。 そしてもちろん、今まさにそういう事でお悩みの方は、是非この本を読んでみてほしい!理解を深める事で、対処法が見つかるかもしれませんからね!! まぁ理解を深める事で、よりパワハラモラハラに対して嫌悪が強まるかもしれませんが…(笑 とまぁこんな感じでざっと本をおススメしておいてなんですが… 実は佐原さん「人に本を薦めるという行為」について、本来あまり乗り気ではないんですね。 「嘘でしょ!?今までの話なんだったの!?」そう思われた方…この話、最初はこのまま続けようと思ったんですけど、別の機会に回そうと思います!なんだかとっても話が長くなりそうな予感がしているので(笑 そんなわけで、「なぜ本を薦める事に乗り気ではないか」の話はほかに回すとして…今回言いたい事は「中野信子」さんの「人は、なぜ他人を許せないのか」がお薦めですよというお話でした。 というか中野信子さんの本は全部おススメです。 どれを読んでも絶対面白いし、読みやすい。 ですから、この「人は、なぜ他人を許せないのか?」じゃなくてもよいので、是非一度、著書をチェックしてみてください!! 宜しくお願いいたします。 というわけで、「人は、なぜ他人を許せないのか?」いかがでしたでしょうか? 最後にこの本の、佐原さん的に興味がそそられた小見出しを読み上げて終わろうと思います。 ●多様性を狭めた集団は滅亡に向かう ●愚かさの基準は国によって異なる ●人格攻撃と議論の決定的な違い ●正義中毒の快楽と苦悩 ●正義中毒を乗り越えるカギはメタ認知 ●自分にも他人にも一貫性を求めない ●対立ではなく並列で考える 何か気になるテーマはありましたか? それでは、最後まで聴いて下さってありがとうございました! それでは、またね! 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg
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ひろゆきさんと●●さん、2人の論破王の共通点とその結末。
【声優 佐原誠って?】 ●アルビン!&しまっピーズ「サイモン」役 ●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役 ●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役 ●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役 ●CallofDuty:ModernWarfare:Warzone「アズール」役 ●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役 ●真心が届く「チェユンヒョク」役 等のボイスを担当しております。 宜しくお願いいたします! *この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。 *動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。 *あるいはテロップがわりとしてどうぞ。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ どうも、佐原です。 【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます! ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら 「ひろゆきさんは現代の●●?」 ひろゆきさんってどのひろゆきさん?って話なんですけど… 今回のひろゆきさんは、かの有名な「2ちゃんねる」の創設者で実業家の「西村博之(にしむら ひろゆき)」さんの事です。 「え、佐原さんひろゆきさんの事知ってるんだ!?」って思われた方いらっしゃると思いますが、佐原さんは元々ネット民なのでその関係で知っております(笑 今はもうまったく掲示板とかそういうの見ないんですけど、学生の時はゲーム系の掲示板やアニメ系の掲示板を活用している時期がありました。その中で「2ちゃんねる」というのは規模として最大だったと思うので、良くお世話になったんですね。 そんな西村博之さん、今完全にブームがきてますよね。 元々かなーり前からテレビ番組にちょこちょこ出演されていた印象はありますけども、特にここ1年、2年くらいでしょうか?ある時から一気にメディア露出が増えて、今や見ない日はないくらい、様々な番組やメディアに出演されてますね。 ですから、このサハラジオを聴いてくださってる方の多くも、ひろゆきさんの「名前くらいは知ってるよ」という方多いんじゃないでしょうか。 今回はそんな西村博之さんについて語る回となっております。 で、今回のテーマ「ひろゆきさんは現代の●●?」とあるわけですけども、この●●は何かというと…。 「ソクラテス」ですね。 「名前聞いた事あるけどどなたでしたっけ?」という方に簡単に説明いたしますと… 紀元前400年頃に活躍した、古代ギリシアの哲学者ですね。「西洋哲学の基礎を築いた人物の1人」とされている、とても偉大な人物です。 このソクラテスさんが残した有名な言葉のひとつに「無知の知」というものがあります。この「無知の知」という言葉、佐原さん大変好きでございまして、座右の銘のひとつにしております。座右の銘のひとつって何?え、複数持ってんの?って話なんですけど、はい、佐原さんは座右の銘が複数あります(笑 まぁそれは今回はいいんですよ。 この「無知の知」とはどういう意味かというと、ざっくり言えば「自分には知らない事がある、無知な部分があるという事を自覚している」という意味です。 こう客観的に聞けばね、「そりゃそうでしょ、この世の中のすべての事知ってる人なんているわけないじゃん」って思うんですけど、これが主観的になると、どうも人間はそうではないらしいんですよ。何故かと言うと、人間というのは、自分の知識の範囲内で生きているから。 つまり基本的に人間と言うのは、いつだって「井の中の蛙状態」であるということです。その井戸の大きさや深さに個体差はあれど、自分の知識の檻の中から抜け出せないというルールがある以上、井の中でしか生きられない、そういう事なわけですね。 ここらへん語りだすと、今回の主旨とかけ離れすぎるので割愛しますが、ともかく人は意外と「自分の事を無知だと思っていない」という事なんですよ。 特に自分の専門分野になると、何故か人はとたんに「私以上にこれについて詳しい人はいない」という「謎の誤解をしがちであるわけですよ」とソクラテスさんは申しております。 実際ソクラテスさんは、世の中の知識人が「いかに自分の無知に無自覚であるか」という事実を目の当たりにしたそうで、そうした「無知な事に無自覚な知識人と比べたら、己が無知な事を自覚している自分は、己の無知を自覚している分だけ彼らよりひとつ知識がある」という事で「無知の知」という言葉がうまれたと、そういうお話でございます。 多分こんな感じ。 そんな古代の偉人ソクラテスさんと、現代の偉人ひろゆきさん。 このお二人の共通点に、佐原さんふと気が付きまして。それを今回お話させていただこうかなと思いました。 一応先に断っておくと…佐原さん、芸能リポーターでもなければ歴史学者でもございませんので、ひろゆきさんに関してもソクラテスさんに関しても、特別詳しいわけではございません。 なんか変な間違いしていたらすみません(笑 「そんなヤツがこの偉人お二人の話をするのかよ」って話なんですけど…します。無謀にもします。 ただ、そのような半端者がするお話ですから、エンタメの一種として、「佐原さんがまーた変な事言い出したわー」くらいなラフな感じで聴いて戴けたらなと思います、よろしくお願いいたします(笑 で、前置きが長くなりましたが、ここから「ひろゆきさんとソクラテスさんの類似点」についてお話していきますね。 ひろゆきさんは「論破王」なる異名をお持ちだそう。 何故そのような異名がついたかというと、それはもうその名の通り、討論番組等で、相手を論破しまくったから。 今やひろゆきさんの「論破」はひとつのエンターテイメント化しているようで、彼の論破力をアテにした番組や企画がたくさんありますね。 実はソクラテスさんも、「論破王」という異名はついてないにしても、その実績は「論破王」といっても差し支えないものだったりします。 ソクラテスさんは諸事情により、「自分より賢い人を求めて討論を繰り返した」とされています。 「俺より強いやつに会いに行く」とか、どこのストリートファイターの主人公だよ、と言った感じですが(笑 とにかく、討論尽くめ日々を送り、そしてやたらめったら弁が立つ、そこらへんお二人ともとても似ていますね。 まぁ実際の所ソクラテスさんは「求められたらどんな相手でもお話をしにいくよ」というスタンスでもあったそうなので、討論ばかりをしていたわけではないみたいなんです。つまり市民の相談を受けたり、知識を分け与えたりしていた、という事でしょうかね。 ちなみにひろゆきさんも、基本的に「求められたら出る」というスタンスらしいですし、また、論破ばかりしているわけでもないと。実際、彼の行っているYouTubeの「自称録画放送」も、その内容の95%は「質問に答える」といったもの。 「論破」という刺激的な行為にばかり目がいきがちですが、実はそれ以上に「自分の知識を活用して人々に還元する」という行為をしているお二人。 そんなところも似ていますね。 で、ひろゆきさんはその巧みな論破術が話題となり、「今度はどんな風に相手を論破するのかな!?」と楽しみにしている視聴者、いわばファンが、かなりの数いるそうなんですね。 実際YouTubeのように再生回数が表示される媒体をみてみると、同じ番組内…チャンネル内といった方がいいかな?…の中でも、ひろゆきさんが出演した動画とそうでない動画では、文字通り再生回数のケタが違います。 それはそれだけ、ひろゆきさんの動向に注目しているファンの人がいるから。 またその中には、ひろゆきさんを真似て、よそで討論ふっかけて論破を試みる、という人も現れているのだとか。 うーん、凄い影響力ですね。 で、実はソクラテスさんも、まったくそれと同じ状況にあったそうです。 あまりに巧みに討論で相手を論破していくものだからそれが話題となり、時間とお金に余裕のある知的階級だか富裕層だかの若者がソクラテスさんの討論についてまわり、それを見学するのがブームになったのだとか。 そしてそのソクラテスさんの論調を真似して、自分で討論をふっかけて論破を試みる、そのような人達がでてきたそうです。 ここも両者似てますね!! で、ひろゆきさんはそれだけ見事な論破を繰り返していますから、中にはファンをも超えた、信者的な人が現れました。 例えば「メンタリストDaiGo」さんですね。 ひろゆきさんとYouTube上でコラボをしたり、ご自身の動画の中でひろゆきさんの名前を出したり、ひろゆきさんの「自称録画放送」のチャット欄に頻繁にあらわれては「またコラボしてください」などとコメントを残したりしております。 あれだけ短いスパンでひろゆきさんに公のコンタクトを取る人って珍しいなと思うので、よほど好きなんだろうなぁと佐原さんは思ったりしております。 で、ソクラテスさんも負けておりません。プラトン、クリティアス等、信者的な人が多くいたそうです。 彼らは自称「弟子」だったそうなのですが、ソクラテスさん本人的には弟子とは認識していなかったようなんですね。 先ほども申しましたように、ソクラテスさんは「求められれば誰にでもお話しにいきますよ」というスタンスだったので、特別に誰かに注力して授業をしました、とかそういう事はなかったそうなんです。 ですのでソクラテスさん的には、彼らは弟子ではなかったようだと、どうやら。 わかっている事は、そのように、ソクラテスさんもひろゆきさんと同じく、熱狂的な信者的な人たちがいたそうだということ。 そして、ひろゆきさんはメンタリストDaiGoさんを特別扱いしていないように、 ソクラテスさんもまたプラトンさん達の事を特別扱いしていなかったところも、似てるように思います。 そんなひろゆきさん、支持者だけでなくて、彼を恨んだりする人もどうやら多い様子。 何故ならば…論破って客観的に見てる分には関心したり面白かったりするんでしょうけど、された方はたまりませんよと。 それが専門分野が議題だったりすると、それについて論破されるという事は「自分が実は専門家として未熟である」事が露呈する形になってしまいます。 つまり、論破されるという事は「公で恥をかかされる形」となるわけで、論破するということは「相手に恥をかかせる」ということです。 「相手を言い負かす事は、相手の人格を否定しているんじゃなくて、文字通り論を破っているだけですよ」というような事を言う方がいるのですが、それは理屈上はそうだし、そうあるべきだとも思うんですけど、現実としては論破した側の言い訳にすぎません。 例えば議論が活発に行われるフランス。 フランスの方々はとても議論好きで有名だそうで、日常的に「これについて君はどう考える?」と議論を持ちかけてくるのだとか。 そんな議論慣れしているフランスの方々なら、先ほど申しました「議論は相手の人格攻撃をしているんじゃないんだよ」というものを体現していそう。 これについて実に興味深いお話があります。 フランスの研究所に勤めていた経験もある、脳科学者の中野信子さんいわく 「議論を日常的に行っている議論慣れしたフランス人でも、議論の末仲たがいする事も普通にある」 のだそう。 そりゃそうですよね。 だって論って、自分なりに一生懸命考えて出した答えの事ですから、そこまで一生懸命考えると、自分の人格とも半分同化しちゃうんですよね。そしてそれを論破された日には「一生懸命考えたあの時のあたしはなんだったの!?」ってなことになり、論と一緒に人格もやられちゃうのは自然な事です。 人間にとって「自尊心」というのは非常に重要な意味を持ちます。ですから、その自尊心を傷つけられるような辱めを受けた場合は、人は大きな不快感を抱きます。 「自尊心を傷つける行為ってなに?」というたらそれは色々ありますけど、現状を見渡してみると、「論破はどうやらその一種」のようなんですね。 あれだけ議論慣れしたフランスの方々ですら、論破されたら相手を恨むことがあるんです。 こと、先ほど例に出しました中野信子さんのお話は、フランスの研究所内のお話だそうなので、つまり「その方々は理数系で、非常に論理的な思考回路をお持ちの方々」という事です。 「論理?なにそれ新しいマンガのタイトル?」とか言い出しかねない脳筋の佐原さんならまだしもね、そのような知的階級の方々ですらそうなのですから、「議論は人格攻撃じゃないよ」という考え方は、「そうであってほしいけど現実はそうじゃないよ」という類のものであると言わざるを得ません。 特に、議論慣れしていないとされる日本人がそれをされたらどうなるか、想像する事はとても簡単です。 で、人間は、そのような大きな不快感を与えてくる人間を好きになるわけはありません。 というかむしろ嫌いになるのが自然なので、論破という行為をする人は「敵を作りやすい」と考えるのが自然だと思うんですね。 ひろゆきさんにとってのその(アンチ)代表例が………いや………個人名を出すのはやめておきましょうか(笑 とにかくですね、ひろゆきさんは熱狂的なファンを生み出すと同時に、彼を恨む人も作り出している様子です。 ソクラテスさんもそれとまったく同じ状況にあったようなんです。 彼はあらゆる知識人、政治家等と討論を重ねて、そのことごとくを論破したようで、それを重ねる事で大変多くの怨みを買ったのだそう。 哲学や数学が大変発達した古代ギリシア。 色々な本を読んでいくと、古代ギリシアの賢人たちの格言や知識が引用されている例を、非常に多く目にします。 2500年くらい前の知識が、いまだに強い影響力を持っているんですね。 それほどまでに、いっきに文明が発達した古代ギリシア。 ソクラテスさんだけでない他の方々も、討論を活発に行っていたであろう事は想像に難くありません。 そのような環境下にあっても、やはりソクラテスさんも、論破した方々から大変な怨みを買ってしまったんですね。 「2500年前と今、やってる事おなじかい!」って話なんですけど、まぁ生き物って進化するのに万の時間がかかりますからね。 一説によると、現代人のベースとされている新人類も、20万年とか40万年とか前に誕生しましたからね。(凄い前なのにあんまかわってないよね) もっというと、人間の構成要素の98%ってチンパンジーと同じらしいんですよ。 その2%の違いが脳を発達させて、これだけの違いを生んでいると。 まぁそれくらい、生き物の変化には時間がかかるわけですから、それと比較すると2500年なんて、あってないようなもんですね(笑 紀元前にうまれた哲学がいまだに通用するという背景には、そうした「人間はそんな簡単に進化しないのよ」という事実が関係している様子。 ですから、今も昔も「論破されると相手を恨む」という事にかわりはありませんよ、とそういうお話でした。 という感じでですね、ひろゆきさんとソクラテスさんを見比べてみると、大変似ているなぁなんて佐原さん思ったわけですね。 ざっくり説明でごめんなさい(笑 でもこうして説明すると、なんか似てる感じありませんか?僕だけですかね、そう思うの(笑 ちなみにソクラテスさんは討論と論破の先にどうなったのかというとね………処刑されました。 討論と論破を重ねた結果、最終的には「それでっちあげじゃないの!?」と思えるような罪をかぶせられ公開裁判にかけられることになります。 ちなみにその原告側の後ろ盾には政界の有力者がいたそう。ソクラテスさんは政治家にも嫌われてしまった様子。 討論には勝ち続けたソクラテスさんも、最終的には権力に敗れ、死刑となりましたよと。 じゃあひろゆきさんも同じように、いつか罪をでっちあげられて死刑になるのか、というとそれはないかなーと思います。 何故ならば「彼は既に、国外で生活をしているから」。安全な場所に既にいるんですね。 国外にいたのでは簡単には手を出せないでしょうからね、そういうやり方の上手さは、ソクラテスさんと違う所かもしれません。 またソクラテスさんは「単に生きるのではなく、善く生きる」というスローガンを持った方だったようです。 討論を重ねる事もその一環であったようですし、また、前にも申しましたが「呼ばれたら誰にでもお話するよ」というのも、そのスローガンからきた行いだったよう。 なので、でっちあげの罪で捕まった時も、逃亡したり亡命したりしなかったと。 「逃げる事は善い行いではない」として、真正面から正々堂々と裁きを受け、そして処刑されたと、そういう事なわけです。 でもこれがひろゆきさんだったら、裁判に出席しないとかなんか色々やりそうですよね(笑 というか実際過去そうしてたらしいですし。そんなところも、ソクラテスさんと違う所。 なので、今のところひろゆきさんが歩んできた道は、凄くソクラテスさんと似ている所があるのだけども、「思想や動機が全く違う」ので、結末もまた、全く違う物になるのだろうなーと佐原さんは予想しております。 そんな自分の予想が当たってるかどうが答え合わせをしたいなと思っているので、今後はひろゆきさんの動向をチェックしていきたいと思います。 というわけで「ひろゆきさんは現代の●●?」いかがでしたでしょうか? 佐原さんにしては珍しく、著名人について語ってみました。 日頃自分の話ばっかりしてて、あまり他人の話をしてきませんでしたからね…。 まぁたまにはこんな回があってもいいかなーなんて思っているのですが、誰に言い訳してるのやら。 そんなわけで、最後まで聴いて下さって、ありがとうございました! それでは、またね! 【了】 佐原誠のTwitter https://twitter.com/this_is_makotoS 佐原誠のYouTube https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg