秀逸な吸引力

【声優 佐原誠って?】

●カードファイト!! ヴァンガードoverDress「コイデ」役
●ぷよぷよテトリス2「スクエアス」役
●アサシンクリードヴァルハラ「オズワルド」役
●ロシャオヘイ戦記「冠萱」役
●真心が届く「チェユンヒョク」役
等のボイスを担当しております。
宜しくお願いいたします!

*この動画のトークを「だいたいの形」で書き起こしました。
*動画を観る時間取れないよー!という超絶お忙しい方向け。
*あるいはテロップがわりとしてどうぞ。

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どうも、佐原です。
【声優 佐原誠のサハラジ!!】にお越しくださいましてありがとうございます!
ではさっそくサハラジオ、始めて行きますよ、というわけで今回のテーマはこちら

「吸引力が半端ない」

突然何の話ですか?っていう声が聞こえてくる。
吸引力?某有名掃除機メーカーの話?

この話、引っ張っても面白くないと思うので、いったい何の話なのか、もう答えを言います。

「オリンピック」ですね!!

「まぁそうでしょうとも」と思われたかと思います。やっぱり今の時期に吸引力の話をするとなると、オリンピックしかないくらいの感じがありますよね!

いやぁー東京オリンピック、始まりましたね!
始まりましたねと言いつつ、このラジオが配信されてる時はもう1週間くらい経っていると思うんですけどもね。8月8日㈰が閉会式だったと思うので、もうだいたい半分くらいは終わった感じなのかな?

このラジオを収録している今現在ですと、金銀銅あわせて18個のメダルを取った、とのことなのですが…うーん、凄いですね!いくつもの「日本初」も生まれてるみたいで、凄すぎるとしか言いようがない。

でも、メダルを取らないと凄くないのかって言ったらもちろんそんなことはなくて、オリンピックに出てるだけでも凄すぎますし、なんならオリンピック前の、その出場をかけての大会に出てる時点でトップクラスアスリートなわけですから、もう凄すぎるわけなんですけども、でもやはり、メダル獲得というのは特別な感じがしますね。

まだ日程も半分以上残っているわけですから、今後の展開を期待しつつ引き続き見守っていきたいと思います。

しかしながらね。いやぁ、開会式、興奮しましたし感動しました。
とか言いつつ、佐原さん家に帰って、テレビつけた時には入場シーンの直前だったもので、そこからしか観てないんですけどもね。まだ観てない冒頭部分は、時間があるときにみてみる予定です。

でね、ゲーマーの佐原さんとしては、入場曲にゲーム音楽が採用されている事、ここが一番驚きましたし、嬉しかったですね。

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以下使用楽曲(順不同)
●ドラゴンクエスト「序曲:ロトのテーマ」
●ファイナルファンタジー「勝利のファンファーレ」「MAIN THEME」
●テイルズオブシリーズ「スレイのテーマ~導師~」
●モンスターハンター「英雄の証」「旅立ちの風」
●キングダムハーツ「Olympus Coliseum -The Shining Sun」「Hero’s Fanfare」
●クロノ・トリガー「カエルのテーマ」「ロボのテーマ」
●エースコンバット「First Flight」
●テイルズオブシリーズ「王都-威風堂々」
●ソニック・ザ・ヘッジホッグ「Star Light Zone」
●ウイニングイレブン「eFootballwalk-on theme」
●ファンタシースターユニバース「Guardians」
●グラディウス「01 ACT I-1」
●NieR「イニシエノウタ」
●SaGaシリーズ「魔界吟遊詩-サガシリーズメドレー2016 」
●ソウルキャリバー「The Brave New Stage of History」
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ドラゴンクエストやファイナルファンタジーはわかるとしても、他の選曲もすごい。モンスターハンターは、ワールドが世界で「1700万本」だったかな?確かそのくらい売れている化け物タイトルなので納得ですけど、クロノトリガーみたいな懐かしいタイトルや、対戦格闘ゲームからはソウルキャリバーが起用されたりして、大変、その選曲が興味深かったです。

クロノトリガーがくるならば、ゼノギアスやグランディア、ブレスオブファイアシリーズなども入れてほしかったなぁーーなんて思ったり思わなかったり。コロナ対策の関係で列が伸びて、入場時間も長かったせいか同じ曲が何度もリピートされてましたしね、つまり今の3倍くらいのレパートリーでも大丈夫だったんじゃないかと。ひたすら結果論ですけどね(笑
東京オリンピックが開催されただけでも奇跡だというのに、無茶を言ったらいけませんよね、ごめんなさい(笑

でね、今回はオーケストラ縛りでしたけども、他のジャンルも許されるならばリッジレーサーシリーズやペルソナシリーズとかね。ゲーム音楽は名曲多いですから、まだまだ世界中の方々に聴いてほしい曲あったなぁなんて思いました。それゆえに曲の選考も大変だったと思います。選考した方々、お疲れ様でした!

ちなみに佐原さん、今回曲が使われたゲームは、すべてプレイしたことありますね。どの作品も長くシリーズが続いているものなので、さすがにそれらすべてやったわけではないのですが、最低1作品はどれもプレイしました。特にファイナルファン!タジーやモンスターハンター。テイルズ、NieR、SaGa、ソウルキャリバーあたりはほぼ全シリーズやっているはずです。どんだけゲーム好きなんだよっていう話なんですけど、他の所でもたびたびゲームネタ出してるので、今更ですかね(笑

ゲーム音楽以外にも、歌舞伎とかジャズとかドローンとか花火とか色々凄かったんですけど……閉会式がどうなるのか、今からもう楽しみですね!「始まったばかりなのにもう終わりの事を考え始めるヤツ」佐原です。よろしくお願いいたします。閉会式の心配をする前に、今やってる競技を楽しみなさいよって話なんですけども。気が早い、せっかちだとよく言われます(笑

そんなわけで、今回「吸引力が半端ない」なんですけども。
結論を言いますと、オリンピック競技の結果が気になって、やらなきゃいけない事があるのに、それを後回しにしてしまいそう、とそういうお話ですね。オリンピックの吸引力が半端なさ過ぎて、他の事が手につかないぞと。そう、これは一種のクレーム(笑
自分の意志の弱さを棚に上げてクレームを入れるという「人として終わってるヤツ」佐原です(笑

何故この話をしようと思ったかというと、もうそのまんま、ただいま絶賛オリンピック中だからですね!今回は時事ネタというわけです。

実はですね。僕、過去にオリンピックって、1回もまともに見たことないんですよ。1回もです。1回もない。結果を後から知るとか、ダイジェストをみる、とかは多少あったんですけど、ちゃんと開会式みたり、競技をリアルタイムで観たりとかはした事ありませんでした。まぁK-1全盛期の時は、K-1だけは好んで見てましたけども。でもそのくらい。

何故かと言うとですね「スポーツ選手とその周りが、まぶしすぎて直視できないから」ですね。

まったく意味が分からん、そう思われた方いらっしゃると思うんですけどもね、
「まぶしくて直視できないなら、サングラスかけてみればいいじゃん」とかそういう事じゃないですからね?物理的な話じゃなくて、精神的なお話。

何かというとですね。
オリンピックに限らず、日頃スポーツをプロとしてやっている方々全般的に言える事なのですが、その選手と一緒に、活動を支えてくれるご家族とか、あとはチームとか、選手とコーチの関係とか。テレビ番組とかでクローズアップされたりするじゃないですか。あの一体感、あれがね、もうまぶしいんですよ。

スポーツというものは、早いと3歳とか4歳くらいから始めるものじゃないですか。その時からはじまって、小中高と部活や外部のスポーツチームを通じて頑張って、オリンピックに出場したり、プロとして活躍するその時に至るまで、ほぼ必ずご家族やまわりの厚い支援があると思うんですね。

あ、ちなみに「支援」。イントネーションは「し↑えん」です。「私の怨み」である「私怨」と同じイントネーションです。これね、ナレーションをする時にもたびたび議論になるところで、一応正しいアクセントとしては「し↑えん」なので、最初それで読むんですけど、9割くらい「し↓えん」にしてください、と言われますね。
正しさよりも、わかりやすさ。私の怨みの「私怨」との差別化、というところでそうなる事が非常に多いのですが…言葉ってそもそも「伝わらなきゃ意味がない」と思いますし、それはつまり「伝わればなんでもいいよね」という事であると思うんですね。
なので、正しさにこだわるよりも、伝わりやすさを重視して、そのように柔軟に変えていくのがいいなぁ、と個人的には思っております。でも一応、今回は「し↑えん」で行かせていただきますね。じゃあなんでその話したんだ(笑

で話を戻しますが………なんでしたっけね?

そう、スポーツをガチでやっている人には、それを支えるご家族の支援があるんじゃないかっていう話でしたね。

だって、ご家族の理解を得られないと、スポーツは続けられないじゃないですか。お金も時間も手間もかかるものですからね。だから、全力でスポーツに取り組めるという事は、周囲のサポートがあるという事。環境が整っているという事なんですね。
その、選手とその環境の関係性が、僕にはもうまぶしくてねぇ…「理想的だなぁ」とひたすらに憧れるんですね。その様が素敵すぎて直視できないので、スポーツもオリンピックも、今までみないようにしてきましたよ、とそういうお話ですね。

え、どゆこと?別にみればいいじゃん!
そう思われた方。いやもうまったくもってその通り(笑

他のところで少しお話させていただきましたけど、佐原さんヤングケアラーだったわけですよ。「それって何??」という方に、厚生労働省のホームページの言葉を引用して説明させていただきますと、「本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子ども」ですね。佐原さんは9歳前後からヤングケアラーだったようで、実際、中学二年生の時は、家族のケアをするべくバスケ部を辞めたりしました。

もともと佐原さん、体を動かすの好きなんですよ。ケアラーする前は基本的に外で遊んでましたし、学校の勉強も、実技の方が圧倒的に良い成績でしたしね。美術と技術と音楽あたりは基本的に5で…体育も4か5だったような。うろ覚え。佐原さんの事だから話を盛ってるかもしれませんね(笑
自分にとって都合のいいように記憶を改ざんするという能力がわたしにはあります。

でね、今も週に3回~4回程度ジョギングしたり筋トレしたりしてますし、2018年には東京フルマラソンに初参戦、完走したりもしましたね。

そんなヤツなんですけど、やっぱり環境が整わないとね、スポーツも満足にできないし、続ける事すら難しい。「好き」っていう気持ちは最大の原動力だと思うんですけど、その気持ちをもってしても、できないものはできないんですね。高校生の時も、最初は運動部に所属していたんですけど、家事とお金稼ぎするべく、早々に部活やめてバイトしてましたし。まぁ逆にその「好きな事ができない」経験が、20歳になってから「好きな事を仕事にしよう!」と決意する動機にはなったりもしたのですけど、それはまったく別のお話。

とにかく、スポーツをガチでしてる方々と、ご家族含むまわりのサポーターの方々、その方たちと自分を照らし合わせると、あまりに何もかもが違いすぎてね!

いやね「じゃあ自分が普通の家庭環境だったらオリンピックに出れたとでも言うつもりかい?」といった声が聞こえてきそうですが、それは100%無理でしょうね(笑
僕にはそんな才能はまったくありませんから(笑
ただそれでも、スポーツをやるためには「それをするに困らない環境下にある事は最低条件である」のは、世の中を見渡してみると、どうやらそうであるぞと。

もちろんその中にも例外というのは存在していて、とある海外の体操選手ですと、お母様がアルコールとドラッグ依存症という環境下で幼少期を過ごした、
という方もいたりしますね。でもその方の場合は、5歳の時に祖父に引き取られ6歳から体操を始める、といったように、その後はご家族からのサポートを受けられる状況にありました。ですから、人生のスタート時の環境は人それぞれあれど、その後はおおむね「家庭環境においては」順風満帆であれば、スポーツに集中ができるようであります。

僕には、助けてくれるような親戚もいませんでしたし、それ以上に、家族のケアするのに必死な小僧が片手間でスポーツやった所で勝てるわけありませんよと。
おまけにお金もありませんしね(笑
お金がないから子供がケアをするわけで、ケアをするという事は時間を使うというわけで、それに時間を使うと他の事はろくにできませんよ、とそういうお話です。

くれぐれもお伝えしておきたいのは、ケアラーの苦労話と、選手の皆様が体験した苦労話は、系統が違うという事です。
佐原さんが通っていた高校は当時、卓球部とバレーボールが強いっていう話だったんですけど、確かその部活に所属してる人たちは、休みの日が元旦しかないという話を聞いたことがあります。つまり365日のうち364日はスポーツ漬け。何それ(笑
また友達に、日体大で水泳のキャプテンしてたヤツがいるんですけど、練習が辛すぎて「毎日、今日死んでもいいと思ってました」と今もよく言ってます(笑
本当に、アスリートの日々のトレーニングは辛いそうです…。ちょっと佐原さんには想像が及ばない領域のお話。
いずれにせよ、そのくらい辛いトレーニングを、何年も毎日毎日ずーーーーーっと続けて、今、オリンピックの舞台に立っている選手たち。凄すぎますよね。尊敬せざるを得ない。でも佐原さんは、そんな彼らがまぶしすぎて、今までプロスポーツやオリンピックを観てこなかったわけなんです。

でもですね、今回のオリンピックは日本で行われるという事ですから、これはやはりみておかなきゃいけないな、とそう思いました。それに自分ももういい歳なので、さすがに今は、スポーツ選手まぶしー!っていう感じでもないので、一歩踏みだすべく、スポーツと向き合うのもいいんじゃないかなーと思ったりもしました。

ただそんな事情があって、どのスポーツに注目してるーとか、どの選手を応援してますーとか、そういうのはまったくないです。なぜなら知らないから。いや、唯一気になるのは、水泳かな?佐原さん実は小学生の頃、一時期水泳習ってたんですよ。泳ぐのは好きなので、社会人になってからもたびたび近くのプールにいって、2㎞くらい泳いで帰る、という遊びをしてたりしました。ただし、泳ぐのは下手です。
でもどの選手がどう、とかはまったく知らないんですよね。そんなわけでまったくスポーツの知識も選手の知識もないので、とりあえず、オリンピックの開会式を途中からですが見て、競技が開始してからは、とりあえずテレビをつけて、やってる競技をみてました。

そしたらね、まぁーーー面白いのなんのって。
何が面白いって、なんだろうな、リアルタイムで観る事による、テレビの向こう側にいる選手との一体感といいますか。だってリアルタイムなんだから、この競技がどういう結末をむかえることになるか、まだ誰もわからない状態なわけじゃないですか。なので「結末はわからない」という緊張感は、選手と同じであるよと。それが、はらはらドキドキを生み出すんだ、という事を知ったんですね。今ようやく。

おそいよ。

「どうか上手くいってくれーーー」という気持ちで、画面をみてる。「固唾をのんでみまもる」という言葉を、はじめて体感したように思いました。
その味をしめてからは、どの競技も気になっちゃって、全部観たいなーという欲が沸き起こってきましたね(笑

でもね…それはできません…。

チェックしなきゃいけない原稿や台本が、山のようにあるんですよ…。オリンピック観たくて仕方がないのですけど、それをしたら、社会的に死ぬ。

仕事は楽しいんですよ?山のようにチェックするものがあるなんて、この仕事してる人間からしたら夢のような状況なんだ。

だけどもね、オリンピックもね、今みないとダメなんだ。まだ誰も結末を知らないこの状況で観る事が大切なんだ。
そんな気持ちがね、まぁーーー台本チェックする集中力をかき乱すかき乱す!!
この邪念??誘惑??を振り切りながらこつこつ作業するわたし。誰か褒めてほしい。ほんとつらかった。というか、つらい、今。

いや台本チェックするのも楽しいから、なんだろう、よくわからない気持ちになっていますよ?
まぁ日頃から「あれもしたい、これもしたい、それもしたい」であふれかえってるヤツなので、ある意味平常運転なのですが、今はそのギアが2段くらい上がった状態といいますかね。とにかくですね、気持ちがめっちゃざわついてます。
なので今ざわついてないのは、競技をしていない深夜から早朝にかけての時間帯だけという。

まぁ現場に行けばそれに集中するので、オリンピックの事はまったく気にならなくなるんですけどね。
でもね、先日行ったとあるスタジオの待合室にあったテレビで、めっちゃオリンピックが放送されてましてね…カヌーが。「ちょ、おいいいいいいいいいいい」って思いましたね。マンガ「銀魂」みたいな突っ込みが頭の中で鳴り響いてました。なんつートラップをしかけおるんだと。佐原さん誘惑に弱いんだから勘弁していただきたい。ほんま。
いやいや「他人の事責める前にお前がメンタル強くなれよ」ってそういう話ですよね。精進します(笑

そんなわけで、「吸引力が半端ない」いかがでしたでしょうか。
もうほんと、オリンピックの吸引力がやばすぎる、という、嬉しい悲鳴の話でした。あなたも、オリンピック楽しんでるでしょうか?

願わくば、どの選手もケガせず、力を出し尽くしてほしいと思います。

んでは、今回も最後まで聴いて下さってありがとうございました。
誘惑に負けずに仕事がんばるぞー!
それでは、またね。



【了】



佐原誠のTwitter
https://twitter.com/this_is_makotoS

佐原誠のYouTube
https://www.youtube.com/channel/UCHa8f1Jojqwt_oPHP0V0Gvg

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