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パウンドほろほろ

実は趣味がお菓子作りだ。(ただし得意ではない)
最近は編み物とお菓子作りが趣味で、イギリスのおばあちゃん街道をずんずんと突き進んでいる気がする。


この(ただし得意ではない)というところは重要で、noteの中では眼を見張るような素敵なお菓子を作る方々がたくさんいて、Xでも毎週末に美味しそうはパンを作るフォロワーさんがいたりするので、大きな声で「お菓子作りが好きです!!!」とは言えない。

わたしの作るお菓子は主に 混ぜて焼く だけのものばかりで、本当に雑なのだけども、それが楽しい。
主にパウンドケーキ、シフォンケーキ、カップケーキ、ケークサレ、スコーン、などを好んで作っている。
今までに凝ったケーキやクッキーなどいろいろ試してみたが、材料費がそこまでかからずに、神経質にならなくても大体ちゃんと美味しいものができるのがこのラインナップたちである。(そんな性格だから胸を張ってお菓子作りが好きだとは言えない)

お菓子を作りたくなる時は、大体気持ちがもやっとした時なのだけど、今日もその波がきて、えいやっとパウンドケーキを焼いた。

写真撮る前に端っこ味見しちゃいました。

今日は紅茶の茶葉を入れてみたのだけど、量に日和ってしまい、量を控えめにいれたら、ほとんど存在感がなかった。
これからはもう少し思い切ってみようと思う。


紅茶の存在感がないからか夫氏はコーヒーと共に食べていた


実は今日はいつもの作り方を変えてみて、、、というか変えざるを得なかったのだ。
というのも、生地が完成し、さああとはオーブンへ!!という段階で、外に出る用事があるのをすっかり忘れていて、生地を冷蔵庫にINして1時間半ほど出かけていた。

ちなみに生地を寝かせるパウンドケーキのレシピなんて聞いたことがない。

用事を終えてから、不安に震えながら生地をオーブンに入れると、ちゃんといつも通りの雰囲気で生地が焼けていく。少し膨らみが甘いのが不安だったけど、見た目はそれなりのものができた。

肝心の味はというと。

ほろほろしている!!!と少し感動するくらい口当たりがほろほろだった。
なんだか儚いくらい。
いつも食べているずっしりとしたパウンドケーキとはお菓子の種類が違うようなものが出来上がった。

きっとクッキーを寝かせるように生地を寝かせたことで、小麦粉のグルテンが弱くなってこうなったんだろう。

きっと正しいレシピではないし、もうパウンドケーキではないかもしれない。
でも、これはめっっちゃ好みの口当たりだった。

お菓子作りって化学だなぁと日々思っていたのだけど、ここまで変わるのかぁとにやにやした。

今回が奇跡だったのかもしれないから、もう一回試してみて、うまくいけば定番にしてみるのもありかなぁなどと思う。

失敗例1 なぜかハード系になったシナモンロール
美味しいバゲットの音がした。
失敗例2 ものすごく膨らんだけど底に大穴が空いていた
シフォンケーキ

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