ベトナムの天才、マイクロソフトで活躍
ベトナムの優秀な人は欧米企業を目指すのですよ、JTCとか実技研修奴隷のわけないでしょ?っというのは以前にNOTEにも書かせていただきましたが、ごくわずかしかいないギフテッドな天才も、アメリカを目指すようです。
素粒子物理学者からマイクロソフトの機械学習科学者に成功したベトナムの科学者グエン クアン トンさん。 かつて、ハノイにある名門ハノイ アムステルダム ギフテッド ハイ スクールの生徒でいわゆる天才です。
芸術と科学の両方に惹かれ、ハノイ建築大学で建築を学びその後テキサス大学ダラス校 (UT Dallas) で全額支給の奨学金を受け、素粒子物理学の10 年間の研究で博士号を取得し、多くの名誉ある賞を受賞した後、2021年末に Microsoft に人工知能科学者として採用されました。
ハノイの高校を卒業した後、留学せず、ダラス大学でコンピューター エンジニアリングを学ぶという彼の決定は、家族の経済的制約の影響を受けました。
ベトナムも日本と似たトコロテン暗記学習がメインであり、彼は科学のコア原則に沿った分野を探求し、暗記学習に重点を置いていない分野を探求したいと切望していたそうです。
奨学金や様々な人の助けもあり、2021年9月、ついにカリフォルニア工科大学 (Caltech) で素粒子物理学の博士号を取得して卒業。
3回の転職後マイクロソフトの人工知能科学者になり、現在はAIサイエンティストとして、Microsoft Officeの開発に参加されているそうです。
と、AIへの素粒子物理学の応用へのドキワク感を語っています。
ダンスも好きでオースティンで開催されたタンゴ ダンス部門で1位に入賞とほんとうに多才で無限か?という情熱の持ち主です。
記事では詳しく紹介されていませんが、欧米特にフランスの営業を受けているベトナムではモンテッソーリ教育を知る方も意外と多く、教育熱心で有名です。
一方で圧倒的な貧国でもあり、教育の機会は平等ではありません。しかし海外の援助や手法を熱心に取り入れることで先進国に追いつき追い越そうと懸命です。
かつてはフランスロシア、現在は日本韓国やアメリカから様々な技術や知識を吸収して人材育成しています。
先進国も怠けているわけではなく、フランスは少子化対策の一環もあり、エコール・マテルネルという3歳から義務教育がはじまっています。
フランスを常に手本にしてついていく雰囲気のロシアはソビエト崩壊後から何回かわからないくらい教育改革をし才能発掘と適性にあった教育で,あっという間にEUのITオフショア開発では一定の地位となりました。ウクライナ戦争が始まるとウクライナとロシアに欧米企業が技術者集めに殺到したというのは有名な話で、知人のロシア人プログラマーいわく「1ヶ月で誰も居なくなった、自分も来週からニューヨークですぅ」でした。
日本に関して言えば、教育改革どころか学校教員のIT能力の低さが原因でコロナでもリモート教育が出来ないなど、国の根幹が危ぶまれる事態になっているので心配しています。
ちなみにベトナムは2020年5月の段階で学校はリモート教育へ移行、多くの塾は閉鎖となりましたが代わりにネット英語アプリが繁盛していました。
日本の場合、100年前には英独などから学び盗んだ方法を成熟させてアジア最先端国になる大成功をしましたが、その成功から地盤を作った人たちや関係団体(教員含む)が変わらない(楽をしたり、既得権を守りたい)ためだけに変化せず、今に至っているのが日本の教育ではないかと思います。
海外の成功例を見ると心配になりますね。
元記事)
サポートありがとうございます😊 ベトナムにお越しの際はお声がけくださいね🌻