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公立保育士を2週間で退職した。

私は、今年の4月、新卒採用で公立保育士になりました。

しかし、二週間たったころ、通勤しようと準備をしていると、吐き気が催し、涙が止まらなくなりました。

心療内科にかかったところ、診断されたのは

鬱状態の「適応障害」

「しばらく休みましょう」

その一言で私はたった二週間で公立保育士を休職しました。

公務員は試用期間が存在し、6ヶ月働いて評価が得られれば初めて正式採用になります。

治療に時間が要することから、期限が決められた状態で急いで職場に戻る強さは私にはありませんでした。


私が勤めた保育園は規模は小さい物でしたが、「正規職員」と「パート」の派閥は計り知れない物でした。

それから、同期のいない状態で、仕事もまともに教えてもらえない状態がつづき、少しずつストレスがかかりました。

しかし、それだけではありません。

なぜこんなに早く症状が重くなったのか、それは、職場だけでなく自分に大きな問題があったからです。

小学校の色々なトラウマから、常に人と関わるときの緊張感が拭えませんでした。

人の感情を必要以上に察知し、(これはのちにHSPの気質だとわかりました)特に誰かに傷つけられたわけではないのに、夜に不安になって涙が止まらなくなる。

入職する前から、「自分はうつ病じゃないのか?」と思うようなことが何度もありました。

だけど、表では普通にできている、思い当たるような大きな理由がないことから病院にかかれませんでした。


元からあった不安と、社会人になったことが同時に重なり、簡単に溢れてしまった心を取り戻すのには時間がかかりました。

いまこうして自分のことを落ち着いてつづれるようになったのは、時間と、周りの人のサポートあってのことです。


適応障害になって良かった


私は思います。

職場を投げ出して、努力して公務員試験を受けたことも蔑ろにして、親にもたくさん迷惑をかけた私が

「よかった」

なんて言葉口にしていいのか分かりませんが、

いままで抱えていた見えないモヤモヤが、つまづいて、立ち止まったことで

少しずつ晴れていきました。


4月から、新しい職場で、新たに保育士として働きます。

自分のことをたくさん見つめなおす時間をもらったことに感謝して前に進んでいきたいです。

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