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2024/10/7~2024/10/11 記録

2024/10/7(月)苦難の破片
昼食後の読書時間にミン・ジン・リーによる「パチンコ」を読んでいる。
このことについて、何度も自分なりにまとめようとしているが、全然上手く行かない。釜山南部の影島から大阪生野区(猪飼野)へ、地方疎開、再び大阪、鶴橋駅前、東京、アメリカ。私が知っている在日コリアンの歴史にどれもこれも当てはまる。だがこれはあくまで一部分に過ぎない。これが在日コリアンの苦難だ、とも言い切りたくない。言い切ることにどこか申し訳なさを感じる。「私は知っています」と言うことにも。個人的には、ページを進めるごとに胸にチクチクと何かが刺さって蓄積されていく感じだ。


2024/10/8(火)ラーメンのシンクロ
お昼ごろ、緊急のトラブルがあり上司が外出。上司が事前に段取りしていた仕事が控えていたので代打で対応。客先への変更連絡や次の担当部署への報告まで久しぶりに流動性のある仕事をした。転職をしてから外部とのやり取りをすることが少なくなっているが、これまで積み重ねて来た経験というのはその時が来ればサッと引き出して活用することが出来る。無駄じゃなかったな、あれもこれも。
一日を終えて帰宅する最中、ふとラーメンが食べたくなった。コンビニにより電子レンジで温める「喜多方ラーメン」を買う。少し肌寒い日だったから熱々のラーメンで体を温めようと帰宅すると焼干し出汁の醤油ラーメンが用意されていた。だからなんでこんなタイミングでシンクロが起きるのか…いつも不思議に思う。


2024/10/9(水)安心をお金で買う
ここ最近、出費が激しい。冬に向けての(雪が降る前に)準備に大忙しだ。暖房器具にスタッドレスタイヤ、どれも万単位の出費だ。必要経費。でも普段の生活を変えることなく必要なところへ必要なだけお金を出せることが嬉しい。当たり前のことだろうが、これが出来ない時期もあったから私にとっては嬉しい。安心して冬を迎えることが出来そうだ。


2024/10/10(木)自分の不幸は自分で決める
朝にラジオを聴いた。30歳を過ぎ、周りが結婚や出産を経験し、着々と生活を築いて行くなか「自分はそこに至っていない=何も成し遂げていない」という焦燥感を感じながら日々暮らしていると。分からなくもない。ただその人は、自分を不幸だとは思わないとのこと。もしも周りにそう見られたとしても。他人に自分の不幸を判断されたくないと強く言った。これにはもっと共感した。確かに私も正直なところ「幸せ」とは何なのかに対する明確な答えは未だにない。彼氏がいたら、結婚していたら、子供がいたら、それが今の自分には無いことは確かだが、それらを幸せの象徴のように扱い、それ以外を不幸とするのは違うなと思う。在り来たりな30代独身の悩みではあるが、多くの人がそう感じているんだな、と実感した。


2024/10/11(金)小さな事件を大きくするな
先週の水曜日に同僚の私語について書いたが、実は一向に良くならず、今日は大きな声で1時間以上もお喋りを続けるという事態が起きた。いつもは我慢をしていたのだが、今日は何かが外れた感じがして、上司に声を掛け、別室で今感じていることを素直に相談することが出来た。幸いにもすぐに担当部署に連絡をしてくれて、今は〇〇まで話が進んでいる、とその後も報告してくれた。本当に一安心。
後から落ち着いて振り返ると、だいぶ吹っ切れた行動だったと感じる。普段から愚痴のように「これがいやだ」と口にしているような人間であれば大した勇気は要らないだろう。ただ私の悪い性質とも言えるが、時々前触れも無しに爆発を起こしてしまう。本当は、爆発にも至らないような、小規模のボヤのような、そんなレベルから発していくほうが良い。

この一件で改めて考えたことだが、私は普段から軽い気持ちで愚痴を言い出せる人が羨ましいのかもしれない。自分がそれを自分に許可していないのだろう。だから過敏に拒否反応を起こしてしまうのかも。


今週読んだ書籍


今週のニュース

済州4・3事件や5.18民主化運動について、日本人が理解を深めるきっかけとなって欲しい。根底には、植民地支配という歴史があることも知って欲しい。いや、知らなければならないのだ。


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