繭田まゆこ

マユタです。文章を書いています。映画/ドラマ/マンガほか

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【ポートフォリオ】2024.4.16更新

繭田まゆこ|エンタメ分野を中心にコラムなどの執筆を行うライター。映画/ドラマ/マンガほか。 ◼️職歴 ◼️執筆実績 Real Soundさま(企画・構成・執筆) ◼️出来ること/強み

    • 『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』レビュー#3「アン子 大いに怒る」

      藤子・F・不二雄生誕90周年を迎え、実写化された『藤子・F・不二雄SF短編』。そのシーズン2が、NHKBSにてスタートする。『ドラえもん』『パーマン』『キテレツ大百科』の生みの親が紡ぐ、SF(すこし・不思議)な物語とはーー。 本稿では、4月21日に放送された「アン子 大いに怒る」を紐解いていく。  赤髪のボブヘアに青色の瞳。特徴的なチャーミングなビジュアルをした少女が本作の主人公、アン子(新井美羽)だ。どこか頼りない父(皆川猿時)と比べればしっかり者のように見えるが、パー

      • 映像美にうっとり『陰陽師0』

        4月19日より、映画『陰陽師0』が公開されている。 『陰陽師』の原作者である夢枕獏が全面協力、監督と脚本を「アンフェア」シリーズの佐藤嗣麻子が務める。生誕1100周年を迎え、完全オリジナルストーリーで安倍晴明が蘇る。 今回、舞台となるのは陰陽師の学校「陰陽寮」。平安京は身分が激しく、貴族のような権力を持つには官僚になるしかない。寮でも「学生」「博士」「得業生」「蔵人所」などと位が分けられ、出世が目指されていた。そんななか地位に興味がなく、変わり者の学生として知られていたの

        • 『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』レビュー#2「マイシェルター」

          藤子・F・不二雄生誕90周年を迎え、実写化された『藤子・F・不二雄SF短編』。そのシーズン2が、NHKBSにてスタートする。『ドラえもん』『パーマン』『キテレツ大百科』の生みの親が紡ぐ、SF(すこし・不思議)な物語とはーー。 本稿では、4月14日に放送された「マイシェルター」を紐解いていく。  男(浜野謙太)は、家族のためにマイホームを建てようとしていた。ある日、居酒屋で隣の席に座った客(田辺誠一)に核戦争の恐ろしさをまくしたてられ、核シェルターを買うよう勧められる。家に

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          『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ』レビュー#1「鉄人をひろったよ」

          藤子・F・不二雄生誕90周年を迎え、実写化された『藤子・F・不二雄SF短編』。そのシーズン2が、NHKBSにてスタートする。『ドラえもん』『パーマン』『キテレツ大百科』の生みの親が紡ぐ、SF(すこし・不思議)な物語とはーー。 本稿では、4月7日に放送された「鉄人をひろったよ」を紐解いていく。  主人公(風間杜夫)は、見知らぬケガ人からリモコンのようなものを渡される。リモコンに向かって話しかけると、目の前に現れたのは巨大な鉄製ロボット。家まで着いてきたロボットは妻(犬山イヌ

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          4月4日の再開に向けて『テラフォーマーズ』の面白さを振り返る

          ※少し本編の内容に触れております 漫画『テラフォーマーズ』の連載が、約5年半ぶりに再開されることが発表された。4月4日発売の「週刊ヤングジャンプ」18号にて、彼らが誌上に帰還する。 物語の舞台は火星。宇宙空間で巨大化したゴキブリと、彼らに対抗するため特殊手術を施した人間の闘いを描く。連載再開を記念して、「ヤンジャン!」アプリにて4月24日まで全話無料公開中。なんて太っ腹なんだ。 まんまと徹夜しながら読み進めているのだが、これが本当に面白い。そう思う理由が大きく分けて2つ

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          映画『ドラえもん のび太の地球交響楽』がやっぱり泣けた

          ※途中、物語に触れている部分があります 3月1日より、映画『ドラえもん のび太の地球交響楽』が公開されている。 ドラえもんの映画を観るのは十数年ぶり。実をいうと、泣きたくないから、という理由で避けていた。だが、今回は藤子・F・不二雄先生の生誕90周年記念作品ということもあり、観に行くことに。 結論からいうと、号泣してしまった。大人が泣いてしまうのは納得の内容だったのだが、子どもが泣くかと言われれば必ずしもそうではない気がする(どちらかといえばワクワクしそう)。子どもたち

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          『ブラック・ジャック』BJが莫大なお金を支払った回って?高額請求の意味とともにエピソード「助けあい」を考える

          連載50周年を迎え、今年スペシャルドラマ化が決定している漫画『ブラック・ジャック』。 ブラック・ジャックは名医ではあるものの、手術の代わりに富豪も怖気づくほどの莫大な金額を請求することで有名だ。 そんな彼が、多額のお金を支払った回をご存じだろうか? BJの義理堅さ、エピソード「助け合い」とは ブラック・ジャックが多額のお金を支払ったエピソードーーそれが「助けあい」である。 ある国で殺人の容疑をかけられたブラック・ジャックは、蟻谷という男の証言によって救われる。彼がブ

          『ブラック・ジャック』BJが莫大なお金を支払った回って?高額請求の意味とともにエピソード「助けあい」を考える

          映画『恋わずらいのエリー』で思い出した過去の恋愛

          ※途中、映画の内容に触れている部分があります 「俺に愛される覚悟ある?」 これは、3月15日に公開された『恋わずらいのエリー』に出てくるセリフだ。この言葉は私にとって盲点だった。「愛されるって覚悟が必要なことなんだ」ーーと。 何年か前、ある男性からの告白にイエスともノーとも取れないまどろんだ答えをしてしまったことがあった。そのときのことはとても後悔している。数年前の私は「私なんて」思考で、自己肯定感の低さから告白を受け取れなかったのだと思っていた。でもそれは、ただ単に覚

          映画『恋わずらいのエリー』で思い出した過去の恋愛

          映画『ゴールド・ボーイ』バッドガイたちによる攻防がスゴい

          ※少し本編に触れている部分があります。 3月8日より、映画『ゴールド・ボーイ』が公開されている。 まず、俳優陣が超豪華。岡田将生さんに始まり、黒木華さん、松井玲奈さん、北村一輝さん、江口洋介さんなどなど。物語のカギを握る三人の子どもを演じた羽村仁成さん、星乃あんなさん、前出燿志さんも卓絶した存在感を放っていた。鑑賞後は、息するのを忘れていたのかと思うほど心拍数が早くなっていた。それぐらい、ラストへ向かう展開のたたみかけが壮絶だったのだ。 この映画は、とにかく俳優陣が体現

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          映画『ARGYLLE/アーガイル』二つの存在から選ぶ"本当の自分"とは

          ※途中、映画の内容に触れている箇所があります。 3月1日より、映画『ARGYLLE/アーガイル』が公開されている。 凄腕エージェントが活躍する人気小説「アーガイル」の作者エリー・コンウェイ。彼女の書く内容が実在するスパイ組織の活動とことごとく一致してしまったことから、危機を救ってくれたスパイのエイダンとともに逃亡する物語である。 列車アクションやガンアクションなど、鮮烈なパフォーマンスが目をひく本映画。戦闘シーンでは音楽やカラー、アクションに混じったコミカルな動きが巧み

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          映画『アラジン』願いを叶える"他力"と"自力"

          3月1日の金曜ロードショーで映画『アラジン』が放送された。 恥ずかしながらアニメ版も実写版も観たことがなく、完全なる初見である。むしろ、日本語吹き替え版の声優を務めた中村倫也さんと木下晴香さんが各歌番組で披露したデュエットの方が見ているし、なんなら曲もダウンロードしている。 今回の放送では、いたるところにカットが入っていたらしく、Xでも嘆きのポストが。たしかに、絶対この前なんかの話あったやろってシーンとか、CM明けで急にアラジンが捕まってたり。アラジン初心者の私でも察して

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          映画『マッチング』は2つの家族の物語である

          ※少し本編内容に触れている部分があります。 2月23日より、映画『マッチング』が公開されている。キャストに土屋太鳳、佐久間大介(Snow Man)、金子ノブアキらを迎え、恋愛マッチングアプリをめぐる恐怖を描く。 マッチングアプリ婚をしたカップルが次々と殺されていく事件が巷で噂になっていた。そんな中、恋愛に奥手な唯島輪花(土屋太鳳)はマッチングアプリ「Will Will」に登録し、不気味な青年・永山吐夢(佐久間大介)と出会うことに。その一方で、アプリのエンジニア影山剛(金子

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