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偉大なる詩人 - 櫻井敦司さんへ

どうも!まいたくです。

なお、今回は、死を扱ったテーマとなります。

そのようなテーマに対して抵抗のある方は、ご覧頂くのは避ける方がよいかもしれません。

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本日、10/19日。

この日は、BUCK-TICKのボーカルであり、私にとって、世界最高峰の詩人のひとりである、

櫻井敦司さん、の命日

です。

もう、1年経ったんですね、、

櫻井さんが、旅立ってからちょうど1年が過ぎたこの日に、やはり、私としては、記事に残したいと思い、ここに記します。

ただ、非常に自己中心的な記事、ですので、

みなさまには、本当に申し訳ございませんが、少しだけお付き合い頂ければ、幸いです。




そうですね、私にとって櫻井敦司は、

「愛と死」
「人間の本質」
「生命の希望と苦悩」

そのような事柄を、常に聴き手に問いかけてくる、人生の探究者、

そんな方である、と捉えています。

BUCK-TICKファンの方であれば、恐らく皆が名盤と推す「狂った太陽」

この作品をリリースする前に、櫻井さんの最愛のお母様が、天国に旅立ってしまうのですが、

この出来事により、彼は深い悲しみと、大きな心の傷を負う事になったようです。

ただ、皮肉にも、その出来事を契機に、彼の詩人としての才能が開花し、

さらにボーカリストとしての、そして、バンドのフロントマンとしての、表現力の幅が、大きく広がる事になります。

そして「狂った太陽」以降、彼は数えきれない程の名作を、生み出していくのですが、

「愛と死」という彼が持つ、普遍的なテーマを中心に、人間の欲望と慈愛、醜さと美しさ、生きる苦しみと死の自由など、

唯一無二の感性によって生み出された詩を、圧倒的な表現力を武器に、歌や感情に込めて、

時には強く、時には優しく、、
また、
時には寄り添い、時には突き放す、、

そんな詩人であり、ボーカリストである、と私は感じています。


昨年の10月19日に、この訃報を眼にしたときは、本当に驚きました。

とにかく驚いた、というのが、素直な感情です。

年齢的にも、まだ57歳という若さでしたので。

あの櫻井敦司が、この世から姿を消す、、
という事に対して、全く、想像すらしていませんでした。

本当に、驚きました。

ただ、これはもしかすると、語弊のある表現かもしれませんが、

不思議と悲しみの感情は、あまり無かったように感じます。今でも。

それよりも、他の感情、、
恐らく、寂寥感、、ですね、多分。

その感情が、非常に強いです。やはり今でも。

この偉大なシンガーの存在が、この世から、少しづつ、消えてしまうかもしれない、という寂しさ。

この偉大な詩人が、これから、新たに紡ぎ出すはずであった詩が、今後、皆無になる、寂しさ。

そういった寂寥感が、今でも非常に強いです。


以前、どこかの記事でも、似たような事を書いたかもしれませんが、

人間は、どんな人も、いつか、確実に、終わりを迎えます。
私のような凡人であれ、名を残した著名人であれ、必ず。

死に関しては、もちろん私も、自身の死を想像すると、非常に恐怖を感じます。

ただそれ以上に、私がこの世に存在していた事が、人々の記憶から消えてしまう方が、肉体的な死よりも、さらに深い恐怖を覚えます。

もちろん、永遠に、忘れないで欲しい、、
なんて、そんな大それた事は思ってはおりません。

ただ、自分と関わった人々には、少しでも長く覚えていて欲しい。

そして、私のその死生観は、自分が残された側だとしても、一切、変わりません。

ですので、私はこの櫻井敦司さんが、心から愛している、BUCK-TICKの楽曲を、これからも、自分なりに紹介していきます。

私自身も、彼の存在を忘れてしまわないように。


以上、非常に暗い記事になってしまいましたが、
お読み頂き、誠にありがとうございました。

次回以降は、いつものトーンで、お送り致します😊

では。






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