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屋根の上の不思議な世界
「僕の昭和スケッチ」33枚目
<画/もりおゆう 原画/水彩 サイズF5>
子供の頃によそ子の家に遊びに行くと、その家の作りに驚くようなことがありませんでしたか?
幼なじみのKちゃんの家が、まさにそんな感じでした。
表通りから見ると商店街は整然と並んでいるのに、中に入って上に上がると全く違う世界が見えるのです。
二階へ上がって外にでると、上の絵のような感じ。
「どうして?」と訝(いぶか)るような場所に物干し場が伸びています。なんだか、遊園地みたいだと思いませんか?
それに、屋根の上から見る隣近所の家々の様子も、迷路のように不思議に入り組んでいて、それも楽しかったのです。
「裏はこんな風になっているんだ…」
いつもそんな風に思ったものです。
(*僕の住んでいた柳ケ瀬界隈は、借地に家を建てて商売をしているいる所が多く、大家に賃料を上げられまいと内緒で建て増しをしているうちに家屋がこういった不思議な形になったのかもしれません。)
noteからクラッカーを頂きました。有り難うございます。
2020.10.12.