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みんな集まれ、紙芝居がやって来た!
「僕の昭和スケッチ」44枚目
<画/もりおゆう 原画/水彩 サイズF5>
駄菓子を買って紙芝居を見る。
(紙芝居の箱の下に駄菓子を入れた引き出しがあり、そこに練り飴やソースせんべい、すこんぶなどが入っていた)
何か買わなければオジさんはやってくれない。
ただ見は徹頭徹尾許されない、それが紙芝居の厳しい掟。
お小遣いがなくて駄菓子を買えない子供は、哀れにもオジさんに追い払われてしまうのです。
けれど…!
どっこい、昭和の子ども達はたくましく…
いつの間にかこっそり近づいて来て、物陰からチャッカリ覗き見するのでした。
ぼっ…僕のことではありませんよ、、、、😅💦
😋あなたも、上の絵の中の子ども達の一人ではありませんでしたか。
*紙芝居はテレビの普及と共に無くなってしまった昭和の文化です。
貸本漫画と並んで低俗の誹りを受け、生産も全て手描きだったため次第に社会から取り残されてしまった文化です。しかし、この紙芝居から「黄金バット」という傑作が生まれ1967年にはアニメ化され高視聴率となりました。
*ちなみに、駄菓子の値段は昭和30年代中盤で5円か10円。まだまだ豊とはほど遠い時代の生活の1ページです。