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「森永エンゼルパイ」懐かしの昭和菓子

「僕の昭和スケッチ」イラストエッセイ186枚目

<「森永エンゼルパイ」 © 2023 画/もりおゆう 水彩/ガッシュ 禁無断転載>

1961年(昭和36年)に森永から全国発売された「森永エンゼルパイ」

このお菓子は、あっという間に僕らの心を掴んだ。
けれど、ちょっと高く、駄菓子屋に売っていた10円駄菓子とは格が違うというブランドメーカーから出た菓子だった。だから、発売当初では中々手が出ず、僕が最初に買ったのはずっと後のことだ。

とにかく当時はまだまだ日本は貧乏だった。小学一二年でお小遣いが一日五円十円くらいだったろうか。首都圏と地方都市では金額に差があり、一概には言えない。都市部と農村部でも違いは出る。お小遣いなんて、もらえない家庭の子供だっていた時代だ。子供達の殆どがパイなるものを口にしたことがなく、パイと言う名前だけで憧れたものだ。しかも、何と子供の大好きなチョコレートでコーティングされていたのだ。現在は8個入りでスーパーなどで普通に売られているが、登場した当初はそれまでのお菓子とは一線を画した超美味しい夢のお菓子だったのだ。

上の絵は1977年(昭和52年)に発売された2個パック100円のもの。
この頃、僕はもう社会人だったので百円はもちろん高いと言う値段ではなくなっていた。当時の子供たちにとって百円はどんな感じだったのだろう?

エンゼルパイは永く僕らを楽しませてくれた。
サンキュー、森永さん!
久しぶりに食べてみようかな、エンゼルパイ (o^^o)💦


<©2023もりおゆう この絵と文は著作権によって守られています>
(©2023 Yu Morio This picture and text are protected by copyright.)


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