話を聞いてもらう方法
1.「本当はもっと周りから信頼されたい、頼み事もお願いしたい!」
自分に自信が無くて声が小さくなりがちな、藤枝てるひ のノートです。
人が人に影響を与えるには、信頼の構築と話題の関係性が揃っていなければならない。
2.信頼構築ステップ
まずは、シュムージングで打ち解ける。シュムージングとは、本題を切り出す前に自分のことをネタにした、お金や健康に関する心配事・人生で幸福を感じる楽しいこと・恥ずかしかったり罪悪感を感じたりした体験から学んだこと、といった雑談を挟む。但し、自虐風自慢にならないように注意する。
2002年スタンフォード大学の研究チームが行った実験では、いきなり寄付を依頼するメールを送ったグループに比べて、自身についての雑談を書いたうえで寄付を依頼するメールを送ったグループや、相手に電話で自分の趣味等をテーマにした雑談をした後寄付を依頼するメールを送ったグループの方が、寄付を貰えた確率が20%高かった。更に、直接会って自分についての雑談をしてから寄付を依頼するメールを送ったグループは、寄付を貰える確率とともに金額も上昇する傾向が出た。
次に、ストレングスで聞き手に自信を与え。行動を起こしやすくさせる。人は誰かに認められ、求められていると感じた時、自ら行動を起こす。聞き手の自己重要感を満たすためには、過去と現在の自身を比較するきっかけとなる言葉が必要。結果より過程に注目し、自身で気づけないでいる成長と変化を指摘して認めること。対多数でも効果がある。
「あなたには力がある、できる」とメッセージを発し続けること。
最後に、類似と共通点により、気軽に話し掛けられる身近な仲間という立ち位置から、周囲に影響を与える。人は小さな共通点があるだけで相手の話に耳を傾け、受け入れる確率が2倍近く向上する。
カリフォルニア州サンタクララ大学の実験で、50種類の形容詞から好きな20個を選び、17個一致した類似グループ、10個一致したニュートラルグループ、3個一致した非類似グループに分け、グループ内で簡単な頼み事(自作エッセイの感想や、グループのために物を運んできてもらう等)をし合った。その結果、類似では77%、ニュートラルでは60%、非類似では43%が行動を起こした。
3.関係性を示す手段
まずは、この意見の支持率は高いと知らせること。人は未知の状況に陥ったとき、集団の大多数がとる行動に従うことが生存に有利に働くという本能から、周囲の人を観察して同じ行動をとろうとする。多くの人から認められ支持されていると知れば安心するため、そっと背中を押す一言になる。
次に、みんなと少し違う要素を足すこと。人はみんなと同じで安心したいが、みんなより優れていたいとも思っているため、さりげなく、みんなと全く同じではない要素が入っていれば喜ばれる。
実際に、有名ブランドのダブルネーム・期間限定・生産数限定の商品等に新たな価値が生じている。
最後に、一定のゴールを掲げてやるべきことを明確にし、安心して行動を起こせるようにする。所属社会の共有目的であるアフィリエーションゴール、正しさへの根源的な欲求であるアキュラシーゴール、一貫性の原理を満たすためのポジティブセルフコンセプトゴールがある。
メンタリストDaiGo「超影響力」
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