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ミステリ解説集

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2016年9月の記事一覧

バラバラ

推理小説の世界には、コンパクトにして持ち運ぶためとか、何人の死体かわからなくするためなど、様々な理由をこさえたバラバラ死体が登場します。現実では大体が強烈な怨恨という見も蓋もない理由のようで、作家の想像力は凄いものです。

今では推理小説のバラバラ死体で理由:怨恨はNGとされてるのかと思うぐらい、怨恨を理由としたバラバラ死体は出てきません。確かにバラバラ死体という強烈なインパクトを持った物で普通の

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難しさと面白さ

ミステリ小説において、話の(トリックのと言い換えてもいいですが)難しさと本全体としての面白さは比例するものなのでしょうか?
結論から言うとノーです。私は大体において考察の余地を残す導入を心掛けてはいますが、その余地なくノーなのです。
本当に?と思うかもしれないので、パターンを例示してみましょう。

・簡単過ぎてつまらなかった
→これはよくあります。
・難し過ぎて意味がわからなかった
→これもよくあ

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消えた凶器

推理小説でよく登場する「消えた凶器問題」。
思考の穴を突くようなパズル的要素だったり、新たな技術を用いるようなものだったりと、トリック一発ネタであることが多く、短編でよく見るような気がします。トリックを見てほしくて短編にまとめる、という方向にするのが書きやすいのかもしれません。
また、背後関係などを考えたりすることなく純粋にトリックについて考えられる分、読む側も考えやすい設計になってることが多いよ

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動機

推理小説の世界では、殺人事件と動機は切っても切り離せない関係にあります。
それはそうです。犯人を捕まえてみたら動機無き快楽犯でした!では読んでる誰も納得しませんし、犯人を推測する材料としてどうなんだ?ということになってしまいます。
ところ変わって、現実世界ではまれに動機無き殺人事件もあるにはありますが、これはまれもまれ。やはり現実の殺人事件でも殺害動機はあり、動機のある者から容疑者を絞るというのは

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