半沢直樹ばりの逆転人生!
TBSの「半沢直樹」のこれまでのシリーズを観てからというもの、
人事の力をものすごく意識するようになった。
もし自分が降格や左遷されたら、
これまでどおりのモチベーションで働き続けることはできるだろうか?
難しいだろうな。。。
そんなことを考えていた時、
カネボウ薬品の元会長・三谷康人さんのことを思い出した。
3度の降格と左遷を経験した後、
カネボウ薬品の会長まで上りつめたという苦労人だ。
以前、三谷さんのセミナーに参加した時のメモを引っ張り出してみた。
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ビジネスに対する考え方〜クリスチャンの3つのタイプ
Type1:隠れクリスチャン
Type2:なんでもYESで、従順なクリスチャン
Type3:クリスチャンとしての正しいことを通し、NOと言えるクリスチャン
クリスチャンとして筋を通すことが大切
⇒その支えとなるのがBible・聖書
三谷氏の支えとなった本は「聖書とドラッカー」
Ⅰ)仕事に取り組む姿勢/仕事の意義
3人の石工の話
1人は「食べて行くため(経済的理由)」に仕事をし
1人は「1番になりたいため(立身出世)」に仕事をし
1人は「人の祝福のため(利他)」に仕事をした。
⇒一番喜ばれるのが人のために仕事をすること
★何のための仕事なのか?を神の前に結論をつかみなさい。
★神の喜ぶ道を選びなさい。
Ⅱ)企業が求める人材の3条件
条件1)人望: 愛、謙虚、誠実、公正、仕える人
⇒人望がない人は経営者になってはならない。
⇒人望は日々の生活で示される
日銀・元総裁 速水優氏の部屋に飾られていた2つの掛け軸
「平安は主にある」「恐れるな、わたしはあなたと共にいる」
条件2)使命感: 主の使命(ミッション)に従う、3人の石工
⇒神がその仕事でどうしろと言っているのか?
クリスチャンの理想系は・・・伝道。
⇒人が救われた時の感動。人が救われるという感動が生きがいになる。
⇒教会のミッションは?各信徒のミッションは? 話し合おう!
条件3)実力: 失敗(チャレンジ)、強み、オンリーワン
⇒実力を知るには「外」を知り、交わること。
⇒内々だけでは成長できない。
⇒失敗したものに与えられる実力。
⇒失敗を知らない者はチャレンジしない。
Ⅲ)3つの視点と目線
★救われたクリスチャンが、
救われていないノンクリスチャンを見下げていないか?
1)顧客(未信者)の視点:顧客にとって何が一番良いことか?
⇒ブライアン看護婦の問い「それは患者にとって最善か?」
⇒ある教会につかわされた牧師の目線「街の牧師になる」
市庁、教育長などにあい街のニーズを探り、それに応える
⇒ある自動車販売店・社長は販売店に足を運ぶ「ストアチェック」を行う
現場の声を聞くことが重要
★教会の顧客は「未信者」
★社会のニーズを知って伝道する
2)社長(牧師)の視点: 経営理念、ビジョン、経営戦略、責任
⇒どんなビジョンのもと進もうとしているのか?
⇒平社員にどう動いてほしいのか?それをどうサポートするのか?
★組織の中から外に出て客観的に内側を見ることが大切
3)神の視点:愛、accountability責任、赦し
⇒神は私に何を求めているのか?
Ⅳ)P・ドラッカーの考え方
1)事業の目的は顧客の創造・・・マーケティング⇒イノベーション
★教会の目的は、信徒の創造=伝道
2)重要な3つの質問
①ミッションは何か?
⇒ベース(土台)は人に対する愛
⇒会社の従業員が幸せになること
⇒客が幸せになること。
⇒関連するすべての人が幸せになること。
②顧客は誰か?
⇒教会のメイン顧客は未信者(外にいる人たち)
⇒教会のサポート顧客は信者
③顧客は何を求めているか?
⇒何に価値を置いているか?ニーズは?
例)伝道における未信者のリアクション
⇒「聖書」はすんなり受け入れる
⇒「キリスト教」という言葉には抵抗感がある
⇒キリスト教という言葉をださずに、
「聖書の言葉とビジネス・セミナー」を未信者向けに開催
3)優先順位・・・重点集中化。
⇒最も重要な者に1番力を注ぐ
4)強みを生かせ・・・自分、上司、部下、会社の強みを理解し、引き出す
⇒自分の強みは?相手の強みは?そのための戦略は?
5)内(問題)よりも外(機会)へ
⇒組織内の問題よりも、外へ出てチャンスを生かせ
⇒外にしか未信者はいない
6)リーダーシップ・・・ミッション、責任、信頼
⇒使命を明確にし、部下の強みを生かし、責任を持ち、信頼に置ける人物
三谷さんの「逆転人生」、一読の価値ありです!