西洋医学から見た「気滞」って何?
気が滞った状態を西洋医学から見てみると
こんにちは!「My Relief」(マイリリーフ)事務局です。
東洋医学では、健康であるためには「気」(生命エネルギー)が体の中をスムーズに流れていることが必須だと考えられています。
逆にいえば、気がうまく流れなくなると体に色々な不調が現れてしまうということ。
ではそのような不調が現れて、それが長引いたら、皆さんはどうされますか?
病院へ行くケースももちろん出てきますよね。
今回は、気がスムーズに流れない状態、すなわち「気滞」(きたい)を西洋医学から見るとどういうことなのか、考えてみたいと思います。最後までお読みいただけると嬉しいです!
「気滞」≒ 自律神経失調症 !?
なんとなく、だるい…。
「気滞」は、疲労感や不調を知らず知らずのうちに招いてしまっている状態。そして、一般の人にはなかなかその原因がわからないということがよく起こります。
なんとなく体調が悪いけど、理由がよくわからない…東洋医学では気が滞っているとされるこのような状態を、西洋医学では自律神経失調症と考えるケースが多いようです。
ストレスが蓄積したり生活習慣が乱れたりすることで、自律神経が乱れてしまうーーそして、その結果として「なんとなく、だるい」「わけもなく体調が悪い」といった症状が現れていると西洋医学では捉えるのです。
西洋医学と東洋医学との違いはどこに?
このように同じように体に現れる不調を、どう捉えるのかを見てみると、東洋医学では「気が滞っている」と考え、西洋医学では「自律神経の調子がよくない」と考える点に違いこそあるものの、決して互いに否定しあうものではないと感じられるのではないでしょうか。
もう少し、具体例を見てみましょう。
例えば、「気滞」の症状として挙げられる食欲不振は、西洋医学ではストレスや胃腸機能の低下が原因と考えられることが一般的です。一方で、食生活の乱れは東洋医学で「気滞」を悪化させる一因として捉えられます。
また、「気滞」による精神的な不調については、西洋医学ではストレス性障害として診断されるケースが多いようです。
薬を含め治療法については東洋医学と西洋医学とでもちろん異なりますが、セルフケアとして勧められるのは、定期的な運動やバランスの取れた食事、日常生活の見直しなど両者の間に大きな違いはありません。
まとめ
最近の日本の医療現場では、西洋医学と東洋医学、双方の利点を活かした統合医療が注目されており、実際に活用の場が増えてきています。
自分自身の健康のために、これまでの慣例にとらわれることなく自分に合った方法を取り入れる、そんな時代に突入しているのではないでしょうか。