東洋医学の「気」について考えてみました。
「気」とは一体なんでしょう?
こんにちは!「My Relief」(マイリリーフ)事務局です。
今回は、これまでとは異なり、私たちが手がける社会貢献プロジェクト「My Relief」の開発基盤となっている東洋医学について少し考えてみたいと思います。
まずは、「気」について。皆さんは「気」って聞いたことがありますか?
「ちょっと知っている」「聞いたことがない」ーーいずれにしても、肩肘張らずにリラックスして読んでいただけるとうれしいです!
「気」は ”元気” の「気」!?
日本で「医療」というと一般に西洋医学を指すもので、私たちが病院へ行けば、西洋医学に基づいた診断や治療を受けるのが普通です。しかし、それが医療の全てではもちろんありません。
実際に今の日本の医療現場を見ても、精神疾患の治療や、まず体質の改善を目的とするようなケースでは、漢方薬や鍼灸、気功といった「東洋医学」に基づく治療法が広く活用されています。
最近では、西洋医学では説明のしづらい症状や、難治性の症状に対し、東洋医学に基づく治療がチョイスされるケースも増えてきています。患者側が副作用の少ない治療を求めた結果、治療の一選択肢として選ぶ場面も多くなってきました。
さて、東洋医学には、西洋医学にはない独自の視点で体と心を捉える概念があります。
そのなかで最も重要なものの一つが「気血」。「気(き)」と「血(けつ)」それぞれが相互に補完しあう密な関係のことを指します。
ではまず「気」について、話を進めていきましょう。
「気」が健康に必須なのはどうして?
「気」は、わかりやすくいうと「生命エネルギー」のようなもの。日本語の”元気”の「気」も似たような概念だと言えるのではないでしょうか。
東洋医学では、「気が体の中をスムーズに流れている」ことによって、「健康に生きることができる」と考えられています。
それはなぜでしょうか。
「気」には、体を健やかに保つ重要な役割があるからです。
まず第一に、「体を動かす力」。手や足を動かしたり、歩いたり走ったり…目には見えませんし、普段意識することもありませんが、内臓を正常に機能させるのも「気」の働きです。
第二に、「体を防御する力」。外部からのウイルスやアレルゲン、ストレスに対して抗う力となります。一般に「免疫力」といわれる働きだと考えてよいでしょう。
第三に、「体を調整する力」。体温や感情など心身の両面について、体内のバランスを整える力です。
まとめ
「気」はこのように心身の健康にとって重要な働きを持っているだけに、うまく機能しなければ、疲れやすくなったり病気になったりと、さまざまな不調を招くことに…東洋医学ではそう考えられているのです。
逆にいうと、私たちが健康に生きるためには「気」が体の中をスムーズに流れていなければならないーーー。
そのためにできることを、これから皆さんと一緒に考えていきたいと思います。