見出し画像

土管のあったあの場所はどこ?(600文字)

こどもの頃に観ていたアニメにこんな場所がよく出てきてましたよね。


公園ではない

藤子不二雄ミュージアムにもそれっぽいものがありますが。

マンガに出てくるあの場所は『リサイタル場』ではなく『空き地』です。

持ち主がいるのですが、昔はとくに立ち入りを禁止することもなく。

こどもたちが勝手に入り込み遊んでいた場所でした。

あの土管は?

あの土管は何か?というと。

正しくは鉄筋コンクリート製の『ヒューム管』と言うそうです。

そのヒューム管の用途はというと『下水道管』だったそうです。

1970年代

ドラえもんの連載が始まった時代、都内では下水道が整備中でした。

高度経済成長期で人が増え、急ピッチでインフラを整備する必要があり。

地主に許可を得て、一時的に資材を置かせてもらっていたようです。

現在は事故の危険性を考えると、立ち入りは禁止しそうですね。

その後、1990年代に日本中の下水道の多くは建設されたそうです。

対応年数

ヒューム管の対応年数は50年程度。

安芸高田市で問題になりましたが、2040年あたりに更新時期が来ます。

では今後あんな風景がふたたび現れるかというと。

現在ではヒューム管は減少し、塩ビ管が増えているのだとか。

もう直せない

また、日本中に巡らせた下水道管を人口が減る日本で直すかというと。

直すのはあきらめ、インフラ整備が出来る中心地に人は集まるでしょうね。

過去と未来を繋ぎながらアニメを観ると感慨深いですね。

(参考)


いいなと思ったら応援しよう!