自分のやり方を手放す
子どもの頃のつらい体験から、誰にも頼らず、一人で何とかしよう、乗り切ろうと決めた。
もうあのつらい思いをしたくないという一心で、幼いながらも自立した。
大人になると、幾度か、そのやり方はどうなんだろう、合っているのか、と疑問を抱く機会が訪れる。
もちろん、すぐに手放すなんてできない。
だって、また傷つく、あのつらさを感じるなんて、そんなの耐えられない。
めちゃくちゃ怖いから、自分のやり方をし続ける。
でも、手放さないと前に進めないときが来る。
必ず来る。
そして、それは、もう手放しでいいよ、というサインでもある。
決して、それまでの自分のやり方が間違っているという訳ではない。
だから、否定はしないこと。
手放すとは、それまで頑張ってきたやり方を承認すること、労うこと。
今まで、そうやって自分を守ってくれていて、ありがとうって、感謝すること。
自分のやり方を手放して、誰かに頼る、任せるということ。
もちろん、丸投げではない。
自分でできることはする。
あとは誰かに任せる、委ねる、助けてもらう。
今までのやり方、一人で頑張るの逆をする。
助けてくれる人がいるのに、自分からその手を振り払わない。
堂々と助けてもらうおう。
助けさせてあげよう。