女性医師の働き方
いつも読んでくださっている方、ありがとうございます!
今回は、今までとは少し異なる、
女性医師としての働き方について、書きたいと思います。
私は卒後11年目まで独身でした。
その間、独身女医の立場で色々な思いを抱きました。
結婚前に無断欠勤していた間に妊娠していた同期。
そのフォローをしていたのにその事を本人からお礼を言われるどころか、
むしろ幸せオーラを浴びせられ、
できたもん勝ちなのかともやもやしていた日々。
自分は仕事に専念するため結婚は後回しという気持ちがあったにも関わらず、
子育てしながら頑張っているその同期の方が上司から評価されて、すねていた日々。
(今となっては、子育てとか独身とか関係なく、単に個人的に私が当時の仕事に向いていなく、努力もできていなかったためだと思います)
子育てしながら働いている女医の方が偉い、
とか、
結婚せず仕事に専念している女医の方が偉い、
とか、
そういう事はないはずです。
私が言いたいのは、
結婚していようがいまいが、
男性であろうが女性であろうが、
平等に働ける社会であって欲しい。
出産は、女性にしかできないから、
その間物理的に休まざるを得ない。
授乳も同様に、女性しかできない。
けれどもそれ以外、家事も育児も全部含めて、
男性ができないことってあるんですか?
もしあるなら私に教えてください。
もしないのなら、
何故こんなにも女性が家事育児を担っているんでしょうか?
私にはわかりません。
今手元にはないのですが、
医師の診療労働時間と家事労働時間を、男女別にまとめた文献があるので、
後ほどご紹介します。
何度見てもビックリなグラフです。
女性医師は、総労働時間をみると、完全に働きすぎです。
男性医師は、総労働時間が女性医師より少ないという事は、残りの時間は何をしているのでしょう?
睡眠?余暇?趣味の時間?
まあそれも大事ですけどね。
男女でこんなに違っていいのでしょうかね。
というのが、今回の記事で私が言いたいことです。
グラフが手元になく申し訳ないです。
とにかく、女性は働いています。
家にいたい奥さんならいいのですが、
もっと男性と対等に働きたいと思っている私のような妻を持つ男性は、
早く帰って家のことしてください、
と心から思います。
夫婦間の問題ではありません。
男性職員が早く帰れない職場。
男性職員が育休を取れない職場。
子育て中の女性には、負担を減らしてあげているよという上から目線の職場。
職場を作っているのは、そこの職員ですが、影響が大きいのはやはりその責任者です。
責任者クラスの人たちが、家の事は省みず、
妻に家事を任せきりだった男性ばかりだったら。
無理ですよね。
女性は子育てして家事をしているのが一番幸せだと思っているのでしょうから。
平等に働くなんて無理です。
2020年までに女性管理職を3割にするという目標が達成されなかったようですが。
諸外国のように、女性クオータ法を作って、
女性が管理職につける仕組みづくりをしなければ、
いつまでも今のままだと思います。
男性を昇進させるのが男性なのだから。
今私が所属している法人の理事も皆男性です。
私がもっと有能であれば昇進できるのかもしれないけれど。
子育て中だから、配慮してあげているという上から目線で扱われ続けるのであれば、
もうこの組織にい続けるのはやめようと思ったのが、
前回の記事で書いた、やめると決めた理由の1つです。
むしろ、こっちが家の事してあげているのですよ、
そのおかげであなた達は外の仕事に専念できているのですよ、
という上から目線で接してあげてもいいのが現実です。
いろいろ言って少しスッキリしました。
結局、今日は愚痴り記事となってしまいましたが‥
次回はもう少し前向きに行きたいと思います!
これからも、よろしくお願いします!!