№74【ほぼ３０秒で読めるアルアル話・うちのだんなは多分宇宙人？】『かばってくれるの？何で？』

うちのだんなは妙なタイミングでワタクシの味方をする。

先日、ポテトサラダを作ろうとしていた時。
ゆがいたジャガイモをつぶそうと、近くにあった娘のお気に入りのプラスチックのスプーンを手にとった。

グイっと力を入れた途端、スプーンが
「ボキッ！！」
スゴイ音を立てて、気持ちよ～く真っ二つになった。

『あ・・・』

それを、家族全員に気付かれた。

『ひどい！私のお気に入りなのに！』
と、娘の機嫌が悪くなってしまった。

いやな空気が流れる。
ゴメンと言いかけた時、だんながこうフォローしてくれた。
『あ～これ、ここにうっすら切れ目が入っていたのかも。ほら、ここ白くなってる』

と折れた部分を娘に見せた。

みんなで、スプーンを覗き込む。
『本当だ・・・』
娘の怒りがだんだん和らいできた。
『これは、寿命だったのかもね』
とだんなが、仕方ない感をかもし出してくれた・・・

よかった～ワタクシてっきり、ワタクシの全体重と、全力でグイグイした親指が犯人だと思ってたから。違うのか～。そっか～。って、

んなわけあるか！

結局はきちんと娘に謝りました。
『お母さん、そんな傷がなくてもスプーン折れます！』
って。なんの自慢？

でも、妙なところで変にかばってくれた　うちのだんなありがとう。

何故このタイミングでワタクシの味方になったのか・・・
何かをねだるつもり？　怪しすぎる。